「せっかく合宿免許に参加するなら楽しく過ごしたい!」「1人だと心細い……」といった場合におすすめなのが、友達と一緒に参加することです。
合宿免許では免許取得のみならず、参加期間中に観光やアクティビティ、イベントなど現地を満喫できる機会もあります。それが友達と一緒なら楽しさも倍増します。
そこで今回は、友達と一緒に参加するメリットや注意点について解説いたします。合宿免許に友達と参加しようか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
合宿免許に友達と参加するメリット
1人で合宿免許に参加するのも良いですが、友達と一緒に参加するのでは何が違うのでしょうか。3つのメリットをご紹介します。
- 不安や寂しさが和らぐ
- 一緒に教習・勉強を頑張れる
- 空き時間も楽しく過ごせる
1.不安や寂しさが和らぐ
1つ目のメリットは不安や寂しさが和らぐことが挙げられます。
自宅から遠く離れた場所に1人で参加する場合、周りは初めて会う人たちばかりです。また、どのような教習を受けるのか、どのように過ごしたら良いのか、教習所や宿泊施設で勝手が分からず、戸惑いや不安、ストレスが生じることもあります。ほかにも1人の寂しさからホームシックにかかってしまう可能性もあります。
そのようなときに気心知れた友達がそばにいると心強いです。仲の良い友達と一緒に参加すれば、たとえ見知らぬ土地で勝手が分からなかったとしても不安になりにくいです。教習や自由時間、食事の際も寂しい思いをすることもありません。
2.一緒に教習・勉強を頑張れる
2つ目のメリットは、一緒に教習・勉強を頑張り、卒業まで進めることです。
合宿免許はいつもと違う生活環境になるため、慣れるまでに時間がかかったり、自分のペースで進めなかったりします。1人で参加する場合、人見知りの方や内気な方は、なかなか初対面の人に話しかけにくいです。結果的に、自分1人で黙々と勉強することになるかもしれません。
しかし、友達と一緒に参加すれば、分からないところや内容が難しいところがあっても、お互いに質問し合って解決したり、教習や勉強が大変でも助け合いながら乗り越えたりできます。一緒に同じ目的に向かって頑張れば、お互いの絆もより強くなります。
3.空き時間も楽しく過ごせる
3つ目のメリットは、空き時間も楽しく過ごせて、思い出を残せることです。
短期集中型で免許取得を目指す合宿免許は、自由な時間があまりないと勘違いされる方もいます。しかし、教習生に配慮したスケジュールが組まれているため、空き時間もあります。
教習所によっては、近隣に観光スポットや地元の名産を味わえる食堂、娯楽施設などがあったり、観光ツアーや無料温泉施設利用券のプレゼントといった特典付きプランを提供していたりします。
1人でのんびり過ごすのも良いですが、友達と一緒に満喫すればより充実した日々を送れます。いろんな特典やオプションなどを活用して、合宿免許の思い出をたくさん作りましょう!
4.割引特典で安く利用できる
4つ目のメリットは、1人参加よりも安く利用できることです。
プランによっては、グループ割や団体割を利用できるものがあり、どちらも2人以上で申し込みすると割引が適用されます。早割や学割などと組み合わせて、最大2~3つの特典が併用できる場合もあります。グループ割・団体割は、友達と一緒に参加することで利用できる特典です。入校を検討している友達がいたら、声をかけてみるのもおすすめです。
ただし、特典を利用する際は、基本的に同日入校と同じ車種での申し込みが条件です。最少人数はプランによって異なりますので、事前に確認が必要です。例えば、グループ割は3人以上、団体割は5人以上という条件で各教習所のページに記載されています。
友達と参加できる部屋プラン
合宿免許プランは、参加人数やグループの状況によって利用できる部屋タイプが異なります。ここでは、それぞれどのような部屋に滞在できるのか、部屋プランを紹介します。
ツインルーム
友達と2人で参加する場合には、ツインルームが一般的です。
ツインルームはシングルベッドが2つあります。部屋の中にバスルームやトイレがあり、2人での共用です。
シングルルームを2部屋別々に利用するよりも、格安で利用できるメリットがあります。友達と同じ部屋で一緒に生活すれば、何かあった時にも安心です。
なお、友達同士であっても、基本的に男女同室はできません。恋人同士で参加する場合や男女の友達同士で同じ部屋に滞在したい場合には、カップルプランを用意している教習所を探してみましょう。
関連記事:合宿免許を快適に過ごすための宿泊施設と部屋タイプの選び方
トリプル・フォースルーム
3人で参加する場合にはトリプルルーム、4人の場合にはフォースルームの利用が一般的です。
ホテルタイプであれば大きめのワンルームに、人数分のベッドが設置されています。アパートタイプなら、2DKなどの部屋になる場合もあります。
ワイワイとにぎやかに過ごせそうですが、人数が多くなる分、バスルームやトイレの利用時には、ほかの友達への配慮も必要です。キッチン付きの部屋なら、みんなで一緒に料理もできるので、より楽しい思い出をつくれます。
関連記事:合宿免許をお得に利用できるキャンペーンの探し方と注意点
関連記事:免許合宿のトリプルプランとは? メリットやおすすめプランを紹介!
相部屋
複数の友達や仲間と一緒に参加する際、相部屋という選択肢もあります。相部屋は基本的に2人・8人・12人などの教習生が1つの部屋で滞在するプランです。必ずしも初対面の人たちだけとは限らず、友達やグループで一緒に相部屋を利用できます。
この場合、自分たち以外の教習生も同室になるため、友達以外の人たちとも交流できるうえ、ほかの部屋タイプよりも安い料金で利用できるメリットがあります。にぎやかに過ごしたい方や費用を抑えたい方は、相部屋の選択肢も視野に入れてみると良いでしょう。
友達と参加する際のプランの選び方
友達と一緒に参加する場合、滞在中の過ごし方が1人参加と異なるため、どのような基準でプランを選べば良いか悩んでしまうかもしれません。ここでは、プラン選び方を3つご紹介します。
1.プランの安さで選ぶ
同じ人数での参加でも部屋タイプの組み合わせで料金が変わります。プランによってはツインルームよりもトリプルルームが安い傾向にあります。例えば、6人グループなら、ツインルーム3部屋よりも、トリプルルーム2部屋で申し込むほうが安くなるケースです。あるいは6人定員の相部屋があれば、さらに安く利用できます。
費用を抑えたい方は、グループ割・団体割の割引特典を優先的に狙って選ぶのもおすすめです。
2.宿泊施設内の設備・サービスで選ぶ
宿泊施設にはさまざまなタイプがあり、特徴も異なります。
宿泊施設によっては、カラオケルームやスポーツジムなどの設備が充実しています。ゆったりと快適に過ごしたい場合は、大浴場やサウナ、岩盤浴などが利用できる宿舎がおすすめです。
毎日の教習は緊張感が伴います。約2週間、休日もなく教習ばかりではストレスがたまってしまいますので、空き時間ができたら気分転換に遊ぶことも大切です。
3.観光やアクティビティスポットで選ぶ
教習所の周辺環境によって楽しみ方の選択肢が増えます。合宿免許は、初めていく土地で観光や温泉巡り、ショッピングなどを堪能できることも一つの魅力です。
冬の場合はスキーやスノボ、夏なら海水浴やサーフィンなど、現地で行いたいアクティビティからエリアを選ぶ方法もあります。
観光地やアクティビティスポットなどに近く、立地の良い便利な場所であれば、時間をかけずに効率よく楽しめます。プランによっては、施設までの送迎サービス付きもありますので、立地やサービスなどのチェックも重要です。
友達と参加するときの注意点
合宿免許は1人でも、2人以上の友達やグループでも誰でも参加できますが、注意点がいくつかあります。ここからは3つの注意点を解説します。後になって「失敗した!」とならないように、あらかじめ注意しておきましょう。
1.予定を合わせて早めに予約する
1人参加と異なり、友達やグループでの参加は入校日をみんなと一緒に合わせなければならないことに注意します。
申し込み前に決めておくべきことは、入校希望日です。バイトや習い事、そのほかの予定が入っていると、お互いのスケジュールを合わせにくいです。合宿免許に一緒に参加すると決めたら、早めにスケジュール調整をしましょう。
また、春休みや夏休みは最も混雑する時期です。希望日が決まったとしても人気のあるプランはすぐに満室になっている可能性もあります。希望日は1日だけに限定せずに、第1希望日がダメなら第2希望日というようにいくつか候補を決めて、できる限り早めに予約を済ませることをおすすめします。
関連記事:合宿免許はいつまでに予約すればいい? 予約方法や注意点を解説
2.延長で同時に卒業できない場合もある
合宿免許では教習所ごとに入校日が設定されています。同じ日に入校した教習生はみんな同じスケジュールに沿って教習を受け、最短の卒業予定日も入校日から約2週間後と決められています。
しかし、全員が一緒に卒業できるわけではなく、検定試験や学科試験に落ちた方は、卒業できるまで日数を延長しなければなりません。友達やグループで一緒に入校し同室だったとしても、自分だけ延長になると、延長後は違う部屋タイプへの移動や別の人との相部屋など、それまでと同じ部屋や宿泊施設で延泊できない可能性があります。
また、自分が卒業できるまで、友達も一緒に延長はできません。せっかく一緒に入校してもどちらかが試験で不合格になると、気まずい思いをしたり、一緒に帰れなくなってしまったりするのは残念です。そうならないように、しっかりと勉強して一緒に卒業できるように頑張りましょう!
関連記事:合宿免許の期間延長について
3.生活習慣の違いによる友達とのトラブルもある
仲の良い友達と一緒に過ごせる合宿免許は、友情をさらに深めるよい機会ですが、約2週間ずっと楽しく過ごせるとは限りません。四六時中一緒にいると、今まで知らなかった友達の性格や生活習慣などに気づくことがあります。ささいな意見の違いで喧嘩に発展したり、共用部分の使い方で相手に不満を持ったりすることも考えられます。
友達と楽しむために一緒に参加したのに、その後の関係が気まずくなってしまわないように、滞在中は相手への配慮を心がけて生活することが大切です。
1人参加でも友達をつくる機会はある!
「合宿免許に参加したいけど、友達がいない」「友達ができるか不安」と悩んでいる方も少なくありません。1人参加でも新たな出会いを期待できる場所です。
「合宿免許で友達をつくりたい!」という思いが強ければ、多くの教習生と生活を共にする相部屋プランを申し込むのも一つの方法です。初対面であっても、毎日顔を合わせて生活していると、あいさつや声をかけやすい環境が生まれます。気が合えば友達になれる可能性もあります。
合宿免許での友達のつくり方については、「合宿免許は出会いの宝庫! 友達づくりのポイントとは」をご覧ください!
合宿免許に関するよくある質問
合宿免許に参加するにあたって生まれるさまざまな疑問から、よくある質問について回答します。
男女一緒に泊まれるプランはある?
合宿免許には、男女が同じ部屋に泊まれる”カップルプラン”があります。基本的にツインルームが用意され、男性と女性1名ずつの宿泊が可能です。恋人同士だけでなく、仲の良い男女の友達同士や兄妹、夫婦なども利用できます。
カップルプランは、自動車学校の周辺や駅近くのホテル・旅館などが多く、プランによってアットホームなタイプから大型タイプの宿舎まで選べます。
ただし、年齢制限や保護者からの承諾などの条件には注意が必要です。
関連記事:男女で合宿免許に参加! 部屋割りやおすすめポイントについて解説
関連記事:格安で利用できる合宿免許のカップルプランとは? メリット・デメリットや申し込む際の注意点を解説
合宿免許で友達をつくるコツは?
1人参加で友達ができるか心配な方でも、コツをつかめば友達をつくりやすい状況が生まれます。以下の方法を試してみてください。
- イベントやツアーに参加する
- 参加者の多いオンシーズンを狙う
- 空き時間や食事時間などに話しかけてみる
- カラオケやマンガコーナーなどの娯楽施設を利用する
1と2はより多くの人たちとの交流の機会をつくるコツです。参加者が多ければ気の合う人と出会える確率が高まります。3と4では自分から打ち解けやすい場をつくるコツです。
教習内容や食事のメニューなど、簡単な会話から始めてみるのがおすすめです。娯楽施設を利用すれば、マンガやカラオケなどの会話も弾みます。コミュニケーションが苦手な方は焦らないことが肝心です。何度も顔を合わせていれば、ふとしたタイミングで挨拶を交わせます。徐々に慣れてきて和気あいあいと話せるようになるはずです!
合宿免許で出会いはある?
合宿免許では、通学免許と比べて出会いのチャンスがあります。
通学免許では自分が教習を受ける日時にだけ教習所にいるため、日によって出会う人が変わりますが、合宿免許では約2週間同じ日に入校した教習生と行動を共にします。教習や食事、宿泊施設などで顔を合わせたり、会話をしたりする機会がたくさんあります。
プランによっては、歓迎会などのイベントや観光ツアーなどが開催されることもありますので、友達をつくりやすい環境です。
同年代の人たちが多い合宿免許は?
春休みや夏休みの繁忙期は、全国のどの合宿免許でも大学生や専門学校生、高校生が多く参加する傾向にあります。20歳前後の方であれば、この時期に参加すると同年代の人たちと一緒に教習を受けられます。
参加人数が少ない閑散期は、比較的落ち着いた環境で過ごせます。そのうえ料金が安くなりやすいため、繁忙期の入校を避けて参加する社会人が多いといえます。
社会人の方でも年齢層には幅があります。年齢制限のあるプランや保証内容がありますので、自身の年齢範囲のプランに参加すれば同年代と一緒になる可能性があります。
異なる車種での申し込みで友達と一緒に参加できる?
普通車免許を取得するには、オートマ(AT)車とマニュアル(MT)車のどちらかを選択します。
合宿免許では車種によって教習日数が異なるため、友達と一緒に参加する場合は全員が同じ車種で申し込まなければならないプランがほとんどです。ただし、別々の部屋に滞在する場合は、異なる車種でも申し込めます。
関連記事:MT車とAT車、結局どっちがいいの??
合宿免許なら1人でも友達とでも楽しめる!
今回は、合宿免許に友達と参加するメリットやプランについて解説しました!
- 合宿免許に友達と参加するメリット
- 友達と参加できる部屋プラン
- 友達と参加するときの注意点
運転免許取得という目標だけよりも、観光や現地を満喫する目的を持つことで、合宿免許もより有意義に過ごせます。それが友達と一緒なら充実度も増します。気の合う仲間と一緒に過ごせば、楽しいだけでなく試験勉強へのモチベーションアップにもつながります。
また、友達と一緒に参加できなくても、たくさんの教習生がいろんな地域から参加しているため、友達ができないと悩んでいる方は合宿免許で友達をつくるチャンスです!友達と一緒に参加する方も、1人参加の方も、ぜひ合宿免許で楽しい思い出をつくってください。