合宿免許は男女同室になれる？部屋割りやおすすめポイントについて解説

合宿免許は自宅から離れた地域に滞在しながら、運転免許の取得を目指す方法です。期間は約2週間のため、カップルの方のなかには「離ればなれになって寂しい」「恋人と一緒に免許を取得しながら旅行気分も味わいたい！」という方が多いのではないでしょうか。

また、合宿免許期間中、知らない土地で初めて会う人たちと一緒に生活をすることに不安を感じる方にとって、卒業までの日数が長期間に感じるかもしれません。「1人参加は不安なので男兄弟・友達と一緒に参加したい」と思う女性もいることでしょう。気心が知れた人と一緒なら、楽しく安心して過ごせます。

今回は、カップルや友達、家族など男女で合宿免許に参加できるプランや利用できる部屋タイプ、男女一緒での参加だからこそ楽しめるポイントなどについて解説します！

合宿免許の男女参加はOK？

合宿免許では基本的に男女が同室になることはありませんが、特別に『カップルプラン』として男女同室が認められる場合があります。
合宿免許参加者の比率は、1人参加や男性同士、女性同士でのグループが多く占めます。しかし、男女一緒の参加がまったくゼロということはありません。合宿免許さぽっとで集計したデータによると、男性参加と女性参加の比率や男女ペアでの参加比率は以下のとおりです。

▼男女比率（2022年1-12月データ）

男女で参加できるプラン自体が少ないため、参加率も高くありませんが、2022年は23組が男女で参加されています。男女同室が可能なのは、 恋人や夫婦、男女の友達、兄と妹、姉と弟などのペアです。『カップルプラン』と書かれていても、兄妹や友達でも申し込めます。
気心知れた身近な人たちで一緒に参加できるのはとても心強いでしょう。

男女で参加する場合の部屋プラン

合宿免許にはさまざまなプランがありますが、誰でも同じ条件で参加できるとは限りません。カップルやペア、グループによって利用できる部屋タイプや宿泊施設も変わってきますので、申し込みをする際は細かな条件のチェックが重要です。

ツインルーム

合宿免許で男女同室になれるのは、『ツインルームプラン』『カップルプラン』などが挙げられます。ただし、ツインルームプランの場合は「カップルも可能」といった注意書きがあるか確認しましょう。

カップルプランとは、男女同じ部屋に滞在できるプランです。男性1名と女性1名が同じ入校日で申し込みすると利用できます。男女2名であれば2人がどのような関係性なのかは問われず、制限がありません。恋人同士や男女の友達同士、兄妹や夫婦など、どのような組み合わせでも利用可能です。

一般的には、ホテルのツインルームを利用することが多いですが、プランによってはアパートタイプの宿舎もあります。アパートタイプの多くはキッチンが使えるため、2人で一緒に食材を買いに行ったり、教習所から一緒に同じ部屋に帰ったりなど、同棲生活のような体験ができます。

カップルプランはどの教習所でも用意しているものではなく、部屋数も少ないため、男女同室を検討している方はカップルプランの情報をまとめている以下の記事をご覧ください。

関連記事：【格安】合宿免許のカップルプランとは？ メリット・デメリットや申し込む際の注意点を解説

相部屋

異性の友人同士で一緒に参加する場合、男性1人と女性2人や男女2名ずつのグループで同室を希望したいこともあるでしょう。こういった場合に、「カップルプラン以外での申し込みや3人以上のグループで滞在できる男女相部屋プランはないの？」と疑問に思うかもしれませんが、通常の申し込みでは男女が同じ部屋に滞在する男女相部屋プランはありません。

教習所によっては男女混合のグループで申し込める場合もありますが、宿泊施設・部屋は男女で分けられます。

男女参加でも楽しめる4つのポイント

カップルや友達と一緒に充実した合宿免許にしたいなら、周辺環境にも着目します。

男女での参加だからこそ、楽しめる場所やアクティビティがあります。ここでは、合宿免許でのフリータイムの楽しみ方を4つ紹介します。

1.観光地でデートを楽しむ

せっかくカップルで参加するなら、「免許取得に励みながら楽しい思い出もつくりたい」という方は多いはずです。プランには、近隣に歴史的な建造物や名所などの観光地や関連施設がある地域もありますので、観光も兼ねて旅行気分を満喫することも検討してみてはいかがでしょうか。

教習所や宿泊施設によっては無料レンタサイクルを提供していますので、2人でゆっくり景色を眺めながら観光地をめぐるのも楽しい時間を過ごせます。また、現地の観光地や観光施設のツアー付きの合宿免許プランもあります。教習所が実施しているイベントに参加すれば、2人きりでは行けないような場所や体験ができるでしょう。

また、夏の海辺や冬のイルミネーションでデートを楽しめるだけでなく、海水浴やサーフィン、スキーなどシーズンに最適なアクティビティスポットもあります。こだわりや目的に合ったプランを探して、楽しい思い出がたくさん残る体験をするのもおすすめです。

観光とデート、そして免許取得を目指せるのは、合宿免許ならではのメリットです。事前に行きたい観光スポットや名所などをチェックして、有意義な時間を過ごしましょう！

2.温泉で癒やされる

温泉地に近い教習所では、無料入湯券や無料スパチケットなどをプレゼントしている場合がありますので、特典を利用するのも気分転換になっておすすめです。

また、滞在先によっては温泉や露天風呂、大浴場が付いている宿泊施設もありますので、ゆっくりとお湯につかりながら、一日の疲れを癒やしたり、勉強のストレスを解消したりできます。リフレッシュした後は、清々しい気分で恋人や友達と過ごせます。

エリアによっては山間や川沿い、海の近くなどに立地する温泉地もありますので、大自然を満喫できます。

3.同棲生活のプチ体験を楽しめる

カップルプランの大きな特徴は、いつも一緒に2人でいられる点です。普段の生活では、一緒に住んでいない限り、朝起きてから夜寝るまでずっと一緒に過ごせる機会はありませんが、合宿免許に参加すれば実現できます！

アパートタイプの宿泊施設では、キッチン・バストイレ付きの一般的なアパートと同じ作りのため、普通の同棲生活と同じような環境で生活ができます。また、ほかの人が出入りするホテルタイプと異なり、2人きりの空間です。一緒に食材の買い出しや手作り料理をして、いつも以上に2人きりの時間をじっくりと過ごせます。

4.特典・キャンペーン利用でお得に楽しめる

合宿免許では、プランによって近隣の観光施設や温泉施設、カフェやレジャー施設などの割引券や無料利用券をプレゼントしてくれるところがあります。このような特典を利用すれば、よりお得に楽しめるだけでなく、割引券や無料利用券を使って遊びに出かけるプランを立てやすいメリットもあります。

また、カップルプランは2人で同日入校するため、２名以上のグループ割キャンペーンを行っているプランを申し込みすれば、１人当たり5,000円割引できるところもあります。お得に楽しくたくさんの思い出づくりができます！

男女同室（カップル）プランを申し込みする際の注意点

カップルプランは男女で参加できるプランですが、誰でも無条件に申し込みできるとは限りません。「確認不足で利用できなかった！」とならないように注意点を確認しましょう。ここでは、申し込みする際に特に注意が必要な”年齢制限”と”車種”、”延長”について説明します。

カップルプランには年齢制限がある

カップルプランは、基本的に年齢制限があります。18歳以上や20歳以上など教習所によって対応が異なります。高校生や未成年の場合には、申し込みの際に親権者の承諾書が必要になるケースもあります。高校生カップルはたとえ同学年であっても一方が17歳以下の場合には入校不可のため、”入校時の年齢確認”が必要です。

また、成人年齢の方でも利用できないケースがあります。これは教習所によって上限年齢が設けられていることが理由です。例えば、「宿舎Aは35歳まで」「カップルプランは20～49歳まで」など条件が異なります。事前に申し込み条件を必ず確認しましょう。

なお、予約を完了すると教習所や予約センターから入校案内書などの種類一式が送られてきます。承諾書も同封されていますので、親権者に記入してもらうのを忘れないようにしてください。さらに、書類の返送には期限日が設けられています。返送日までに書類が届かないと申し込みを取り消される場合もありますので、お互いの申込手続きの進捗状況を確かめ合いながら対応が遅れないように準備を進めましょう。

別々の車種では申し込みできない場合がある

普通車免許にはAT車とMT車があり、入校の際にはどちらかを選びます。AT車とMT車では教習日数が異なるため、男性と女性が別々の車種を選ぶとカップルプランを利用できない場合が多いです。大型免許や大型特殊免許を取得したい場合には、カップルプランを提供する合宿免許は少ないことが考えられます。

2人一緒に卒業できない場合もある

合宿免許では仮免許学科試験や技能検定などで一発合格できなければ、教習・試験を受け直す必要があるため、1人だけ延長することになるともう1人は一緒に延長できません。延長になるとその分日数が延びるため、最短日数では卒業できなくなります。

保証制度によっては、同室者も追加料金を支払って卒業まで滞在できるところもあります。一緒に帰宅したい場合には延長の可能性を考慮して、そのようなプランを選ぶとよいでしょう。1人だけ残る場合は相部屋かシングルルームに移動することになります。

詳しい情報についてはこちらの記事をご覧ください。

関連記事： 【格安】合宿免許のカップルプランとは？ メリット・デメリットや申し込む際の注意点を解説

合宿免許さぽっとで申し込みできる男女同室（カップル）プラン

合宿免許さぽっとと提携する教習所は約90校以上にも及びます。そのなかで18校の教習所がカップルプランを提供しています。

▼男女同室（カップル）プラン実施校（2025年2月時点）

上記のとおり、北海道と関西以外は広いエリアでカップルプランを利用でき、選択肢も豊富です。都道府県別で見てみると、特に積極的に実施しているのは、静岡県と高知県で、続いて徳島県、秋田県です。

プランを探す際は、入校したい時期に合わせて探すとプラン数が限定されます。また、2人の希望に合う条件で絞ると選びやすいです。

カップルプランの宿舎はおもにホテルが多く、天然温泉やスパ施設、カラオケルームなど充実した設備完備のところもあります。プラン料金の高い高級ホテルを利用すれば、贅沢な気分を味わえます。また、ホテルは駅や繁華街まで徒歩圏内のところが多く、カフェやショッピング施設も豊富で便利です。恋人と一緒に夕食に出かけてデート気分で食事もできます。

夏休み や春休み期間は、全国から学生が集まる繁忙期で、人気のあるプランは空きがすぐになくなります。スケジュールを決めたら、早めの予約がおすすめです。

男女申し込みに関するよくある質問

男女同室のカップルプランは一般のプランとは条件が異なるため、申し込み時には注意が必要です。特に、事前に確認すべきポイントがいくつかあります。

よく寄せられる質問をピックアップしましたので、回答を紹介します。

<h3>同意書や承諾書とは何ですか？</h3>

同意書・承諾書とは、参加者の保護者または後見人がカップルでの入校を承諾し、教習所側の責任を免除することを確認する書類です。

おもに以下の内容が明記されています。

書類は、入校日の前日までに保護者の署名・捺印をしたうえで提出する必要があり、未提出や不備があると入校できない場合があります。

18歳の男女カップルですが申し込めますか？

いくつかの条件を満たせば、カップルプランでの申し込みが可能です。

カップルプランは男女が同じ部屋に滞在できる特別なプランのため、実施校が限定されています。各校ごとに年齢制限が設けられています。 一般的には18歳以上または20歳以上ですが、18歳の申し込み可否は教習所の条件によります。

また、20歳未満の未成年が参加する場合には、保護者の同意が必須です。

申し込みを検討されている方は、希望する教習所の条件を事前に確認することをおすすめします。

男女カップルでの申し込みはいつまでにすればよいですか？

特定の申し込み期限はありませんが、カップルプランの提供は少ないため、早めの予約をおすすめします。

繁忙期は予約がすぐに埋まることが多いため、目安として入校希望日の2ヶ月前までには申し込みを済ませるのが望ましいです。

閑散期であれば1週間前でも申し込み可能な場合がありますが、予約状況は常に変動するため、空き状況をこまめに確認しながら計画するようにしましょう。

男女カップルで費用を抑えられるおすすめの宿泊プランは？

価格を重視する方は、食事代が含まれない自炊プランがおすすめです。

自炊プランなら食費の調整ができるため、合宿免許の費用を最安値に近い形で抑えることが可能です。特に、キッチン付きのアパートタイプの部屋を選べば、同棲生活のような体験ができます。二人で買い出しに出かけるのも楽しく、よい思い出も作れるでしょう。

閑散期であれば人気の宿泊施設も比較的空きがあり、より安く快適に過ごせる可能性が高いです。ただし、自炊プランの宿舎は、近くにコンビニやスーパーがあるか確認することが重要です。

男女で参加するなら合宿免許さぽっとにおまかせ！

カップルプランを申し込む場合、ホテルタイプでは日常とは違った生活環境でより特別感を味わえます。アパートタイプでは同棲生活の体験もできます。一日中、一緒に過ごせるので、より2人の距離感も縮まります。

また、友達同士で参加する場合、身近な人がそばにいれば心強く、互いに励まし合いながら、試験勉強に取り組めます。運転免許を取得するという目的以外にも、観光やアクティビティも恋人や友達と一緒なら、より楽しく充実した合宿免許になるはずです！

合宿免許さぽっとでは、男女が一緒に参加できるプランをたくさんご用意しています。さらに、カップルプランのメリットやお役立ち情報なども掲載していますので、ぜひ参考にして、ご活用ください。