合宿免許では、長期休暇にあたる春休みと夏休みの入校が人気ですが、プラン料金の高さや予約の混雑などが理由で申し込みを断念する方も少なくありません。一方、閑散期はスケジュールの確保が厳しく、入校を先延ばしにしてしまう方もいます。
そこで、祝日である年末年始や少し長めの休暇である冬休みに入校を検討している方もいるのではないでしょうか。
この記事では、年末年始に入校した場合のメリットや注意点などを解説します。おすすめの合宿免許プランも紹介します。ぜひ参考にしてください!
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目次
年末年始・冬休みに入校するメリット
年末年始・冬休みに入校するメリットは4つ挙げられます。
1.冬ならではの楽しみがある
合宿免許は全国で実施されているため、希望エリアを全国に広げるとどの季節でも楽しめます。そのなかでも、雪の中で過ごす合宿免許は冬限定の楽しみです。年末年始・冬休みを利用して、ウィンタースポーツや雪景色などを楽しみましょう。雪が降らない地域でも名産品やイベントなど楽しむ要素はたくさんあります。
▼冬の合宿免許の楽しみ方
- ウィンタースポーツ
- 雪景色の中での運転
- 雪景色を眺めながらの温泉
- 現地で迎える新年
- 冬のご当地料理 など
温泉は宿泊施設内や無料送迎バス付きの温泉施設などを利用できます。運転免許取得と同時に冬旅行もでき、1人・カップル・グループなど何人で参加しても思い出に残る合宿免許になるでしょう。
2.春休み・夏休みよりも安く入校できる
春休みと夏休みは大勢の学生が入校を希望するため、プラン料金が高騰しやすい繁忙期です。閑散期と比べて最大10万円ほど高くなる場合もあり、予算が決まっている場合、申し込みができないと諦めてしまう方も少なくありません。
一方、冬休みは春休み・夏休みよりもプラン料金が安い傾向にあります。また、割引やキャッシュバックなどの特典・キャンペーンを利用することで、よりお得に入校できます。
3.春休み・夏休みよりも予約が取りやすい
入校希望者が特に多い春休み・夏休みは、プラン料金が高いだけでなく予約が取りにくい時期でもあります。
一方、閑散にあたる冬休みの予約は緩やかでプラン争奪戦のような状況にはなりません。比較的落ち着いた状況で申し込め、教習を受けられます。
春休みに入校する場合、入社・入学前のギリギリに卒業する可能性があるため、不合格で延長できない状況も考えられます。しかし、冬休みなら余裕をもって免許取得できます。
4.雪道運転を練習できる
冬にしかできない教習といえば、雪道運転が代表的です。雪道は路面が滑りやすく、事故につながりやすいため、適切な運転技術が必要です。正しい車の装備や運転技術、トラブル発生時の対処法など、実際に体験しなければ分からないこともあります。
冬休みの合宿免許では雪道に慣れた教官から教わりながら、実際に現地で運転教習を受けられます。冬の時期かつ雪の降る地域でしか教習を受けられないため、学びたい方は早めに教習所の候補を挙げて申し込みましょう。雪道運転を体験しておくと雪道での通勤・通学なども安心です。
年末年始・冬休みの予約方法
年末年始・冬休みの予約は、多くの教習所で9月中旬~下旬ごろから受付が開始されます。早ければ7月には予約を開始しているところもあります。10月に入ると問い合わせや予約が殺到し、10月末から11月中旬になるとほとんどのプランが完売するのが一般的です。
予約方法は、インターネット予約と電話予約があり、ほかの時期と同じ流れです。インターネット予約では、申し込みページから希望日などの必要情報を送信して、教習所から空き状況の連絡が来ます。空きがあれば予約手続きに進みます。電話予約の場合には、その場で空き状況を含む詳細情報の確認、相談などをリアルタイムでサポートしてもらえます。
よくある質問の一つにローンでの支払いがありますが、ローン払いを希望する場合には手続きに時間がかかるため、早めの予約がおすすめです。
※合宿免許さぽっとでは、銀行振込とローン払いから選択できます。クレジットカード払いには対応しておりません。ご注意ください。
年末年始を含むプランに参加する際の注意点
年末年始を含む合宿免許プランは、ほかのシーズンとは異なる注意点があります。
1.年末年始は教習所によって休校になる
プランによって、学校の休校により年末年始は教習がお休みになる場合があります。この場合、プランによって一時帰宅と継続滞在の選択ができます。
年末年始も教習が実施されるプランもありますが、仮免許試験で合格しても仮免許証は年末年始以降に交付されます。年末年始の合宿免許プランを希望する際は、事前に各教習所に確認しておきましょう。
一時帰宅
一時帰宅とは、休校期間中はいったん自宅へ帰宅し、指定期日に戻ってくる方法です。一時帰宅時の往復交通費は、教習所の全額負担または一部負担、自己負担のいずれかですが、合宿免許先で異なるため交通費支給の有無と範囲を必ずチェックしましょう。
自己負担の場合、自宅が遠方の方や一時帰宅が面倒な方は近隣のホテルなどに宿泊して年末年始を過ごす選択肢もあります。ただし、年末年始の宿泊費が高いホテルもあるため、予算を考慮した検討が必要です。
継続滞在
年末年始に一時帰宅せずに、そのまま宿泊施設に滞在する方法です。年末年始に教習が実施されないため、休校期間中は自由に過ごせます。年末年始を利用して遠出も可能です。旅行したり、教習がある日には遠くて行けないような人気店まで足を運んだりできます。
自炊プランの方はこの機会に自炊生活を休止して食事に出かけたり、部屋でのんびり過ごしたり、自由に過ごせます。滞在を満喫できる特別な時期のため、どのように過ごすか予定を組んでおくとよいでしょう。ただし、年末年始は多くのお店がお休みします。お店の営業情報は早めに調査しておくと安心です。
2.最短日数が長くなる
最短日数は車種によって異なり、普通車AT車が14日、MT車が16日です。年末年始をプランでは、通常よりも日数が長く20日前後に設定されています。
年末年始が休校の場合には、休校日数分が加算されます。入校から卒業までの最短日数がいつになるのかを把握しておくことが重要です。卒業後すぐに予定が入っている方や学校がある方は注意が必要です。
最短の卒業日を確認し延長した場合の数日分をプラスして、余裕をもったスケジュールの日程を組みましょう。
冬の合宿免許に必要な持ち物
冬の合宿免許で必須の持ち物と、あったら便利な持ち物を紹介します。状況に合わせて準備してください。
▼服装
- 防寒着(厚手の下着・レギンス・タイツ・厚手の靴下など)
- 防寒具(マフラー・手袋など)
裏起毛の生地だと暖まりやすいのでおすすめです。校舎や技能教習時の屋外、宿舎など場所によって調整するとよいでしょう。厚手のもの多くなるとカバンがかさばるため、衣類圧縮袋が役立ちます。また、期間に合わせて最低限必要な数に抑えておくことも大切です。
▼防寒アイテム
- カイロ(貼るタイプ)
着るものだけでは不十分な時にあると安心な持ち物がカイロです。手に持ったり、ポケットに入れて持ち歩いたりするタイプもありますが、両手を自由に使えて固定できる貼るタイプが便利です。
▼乾燥対策アイテム
- マスク
- のど飴
- 保湿クリーム
冬は乾燥と寒さで風邪をひきやすいため、マスクやのど飴があると安心です。肌が乾燥しやすい方は保湿クリームの持参もおすすめです。
持ち物の詳しい情報は、以下のページを参考にしてください。
関連ページ:【運転免許】合宿免許に持っていけばよかった持ち物・荷物まとめ! 男女別も掲載!
年末年始・冬休みのおすすめ合宿免許プラン一覧
年末年始や冬休みに楽しめるエリアのなかから、おすすめの合宿免許プラン実施校を紹介します。
■ウィンタースポーツや冬のレジャーを楽しみたい
継続滞在タイプでは、遠出してスキーやスノーボードの体験ができます。冬のアクティビティスポットが最寄りにあるプランが人気です。
エリア | 都道府県 | 教習所 | 最寄りのスキー場 |
東北 | 岩手県 | 盛岡南ドライビングスクール | 岩手高原スノーパーク(車31分) |
山形県 | マツキドライビングスクール山形校 | 蔵王スキー場(車26分) | |
北陸 | 新潟県 | 糸魚川自動車学校 | 白馬八方尾根スキー場(車52分) |
関東 | 群馬県 | 谷川ドライビングスクール | 奥利根スノーパーク(車30分) |
■温泉を楽しみたい
温泉設備付きの宿泊施設で滞在できるプランもあります。温泉地では日帰り温泉を実施している温泉旅館もあります。温泉街の街ブラやお土産の購入などで観光も楽しめます。
エリア | 都道府県 | 教習所 |
北海道 | 北海道 | 帯広第一自動車学校 |
東北 | 岩手県 | 平泉ドライビングスクール |
山形県 | マツキドライビングスクール米沢松岬校 | |
福島県 | 湯本自動車学校 | |
北陸・甲信越 | 長野県 | 飯田自動車学校 |
石川県 | 七尾自動車学校 | |
関東 | 栃木県 | 那須自動車学校(送迎バスにて乃木温泉利用可) |
千葉県 | 五井自動車教習所 | |
東海 | 静岡県 | スルガ自動車学校 |
四国 | 高知県 | 安芸自動車学校 |
九州 | 鹿児島県 | 指宿中央自動車学校 |
年末年始でも合宿免許を楽しめる!
年末年始・冬休みの合宿免許は、ほかのシーズンでは体験できないメリットがあります。この時期は閑散期に該当するため、春休みや夏休みに比べて格安で利用でき混雑度も高くありません。
教習所の休校や最短日数が長くなる点は注意が必要ですが、プランの選び方次第で充実した体験ができます。継続滞在タイプを選べば、じっくりと旅行ができたりウィンターアクティビティにチャレンジしたり、通常の合宿免許プランでは味わえない有意義な日々を送れるでしょう。
スケジュールを調整できる方は、ぜひ合宿免許での年末年始を楽しんでください。