合宿免許のローン（分割払い）にしたい方必見！申し込み方法や流れ、注意点を解説

合宿免許プランの相場は、普通自動車免許の場合AT車で18～35万円、MT車で20～37万円が目安です。費用は、指定の期日までに支払う必要があります。

合宿免許への入校を検討している方のなかには、「合宿免許に参加したいけれど、高い教習料金を一括で支払うのは難しい」とお金の負担に悩んでいる方もいるのではないでしょうか。

そのような悩みを解決するのが、運転免許ローンの利用です。今回は、合宿免許のローン払いで利用できる運転免許ローンの特徴やメリット・デメリットを紹介します。

ローンの種類や審査基準などの基礎知識についてもまとめて解説しますので、ぜひ参考にしてください！

※合宿免許さぽっとはクレジットカード払いに対応していません

合宿免許のローンなら“運転免許ローン”

運転免許ローンとは、免許取得にかかる費用を毎月分割で支払うために組むローンです。合宿免許プランの費用を分割して月々支払うことによって、一括で支払うことが難しい方も入校できます。

合宿免許は通学免許に比べて安いのが特徴ですが、決して気軽に一括で支払える金額とはいえません。特に、合宿免許の教習生には学生の方も多いため、貯金やアルバイトの収入から費用を捻出しなければならない方もいます。

そのような場合にも、運転免許ローンを利用することで入校が可能になることもあります。一括払いが難しい方にとって、とても頼もしいサービスです。

運転免許ローンのメリット

具体的に運転免許ローンにどのようなメリットがあるかを見ていきましょう。ここでは、複数あるメリットのうち4つをピックアップして紹介します。

1.頭金が不要

一般的なローンでは月々の支払いが始まる前に、“頭金”と呼ばれるまとまった金額を支払う必要があります。

しかし、運転免許ローンでは、多くの場合で頭金が不要です。頭金が必要なケースでも安めに設定されていることが一般的です。そのため、手元にまとまった資金がない場合も、徐々に支払いながら免許取得に向けて行動できます。

2.学生・無職でも申し込める

18歳以上の方であれば、学生の方でも申し込みが可能です。ローン会社で定められた条件を満たすことができれば、卒業予定年度の高校生でも本人名義で申し込みができます。

また、学生以外で無職の方も、ローン会社が提示する条件を満たすことで運転免許ローンを受けられることがあります。

3.支払い回数を自由に選べる

支払方法に関して柔軟に対応してもらえる点もメリットの一つです。運転免許ローンでは、複数の選択肢から自分の状況に合わせて支払回数を選択できます。この場合、ボーナスの併用もOKです。

支払回数は3回・6回・10回・12回、36回などがあり、60回に分けて支払えるところもあります。毎月支払える金額から逆算して、無理なく完済できるような支払回数を選びましょう。

なお、原則として、入校の翌月または翌々月が初回支払いとなっています。

4.支払いの開始月を延期できる

運転免許ローンでは、最初に支払う時期を自分で決められることもメリットです。ローン会社によっては、ローンの支払い開始時期を1ヶ月や2ヶ月先などに遅らせる“スキップ払い”を適用できます。

多くの場合、最長で6ヶ月まで延期できますので、就職したばかりの方やアルバイト代が貯まった後に支払いたいという方は、スキップ払いが適用できるか確認したうえで運転免許ローンを組むと安心です。

運転免許ローンのデメリット

運転免許ローンを利用する際、デメリットについても理解しておくことが大切です。ここでは、2つのデメリットを紹介します。

1.利子によって支払総額が変わる

基本的にローンには利子が付きます。運転免許ローンも例外ではなく、利子を支払わなければなりません。

利子はローンの手数料のようなもので、借入額に対して加算されます。金利はローン会社や金融機関によって異なります。利子を含めた支払総額をシミュレーションできるサイトもあります。ぜひ利用してみてください。

支払期間が長くなるほど利子が増えるため、支払総額も増えます。運転免許ローンを組む際は利子を含めて無理なく完済できる範囲でプランを立てることが大切です。

2.借入のリスクが伴う

借入の支払いが滞る状況が一定期間続いたり、支払うことができなくなってしまったりすると、ローン会社や金融機関などの個人信用情報機関に登録されます。このことを、“ブラックリスト入りする”といいます。

ローン会社規定の条件を満たしていれば、運転免許ローンへ申し込みすることができますが、支払いの見通しがないまま利用することでブラックリスト入りする可能性が高まります。

一度ブラックリスト入りしてしまうと、今後ローンの利用やクレジットカードの作成などが難しくなってしまいますので十分に注意しましょう。

運転免許ローンの種類

運転免許ローンにはいくつかの種類があり、大きく3つに分けられます。おもに利用されているのが銀行系や信販会社のローンです。ここでは、大学生協・銀行・信販会社の特徴を見ていきます。

大学生協

大学生のみが利用できる運転免許ローンです。学生向けのため金利は比較的低く、10%以下に設定されている傾向にあります。申し込みの際は、親権者や保護者などの連帯保証人が必要です。

また、指定教習所のみに限定されている場合もあるため、大学生協の運転免許ローンが利用できる合宿免許先を選ぶ必要があります。

銀行

銀行では、さまざまな目的に使われる“フリーローン”が一般的ですが、運転免許ローンを提供する銀行もあります。金利は銀行各社によって異なりますが、比較的低めに設定されていることが多く、なかには1%台に設定されているところも見られます。

銀行のローンは審査基準が厳しいといわれ、満18歳以上の年齢制限が申し込み条件として挙げられます。ただし、学生は対象外となる場合もあります。また、継続的に安定した収入のある方が対象です。

信販会社

信販会社とはクレジットカード会社を指します。運転免許ローンは、学生利用の多いクレジットカード会社が積極的に提供しています。一般的な金利は10～13％です。

信販会社と提携している教習所もあり、合宿免許プランによっては教習所の窓口で直接申し込めるケースもあります。

ローンを選ぶ際に重要な点

合宿免許さぽっと経由でローン申請を行う際は提携会社1件の紹介となりますが、複数のローンを比較して選択する場合には、ウェブサイトなどで利用できる月々の支払いシミュレーションを行ってみましょう。ローンを選ぶ際は、必ず支払いのイメージを持たせたうえで、「何分割にするのが良いのか」「金利はトータルでどれくらいかかるのか」などを具体的に把握してローンを組むことを強くおすすめします。

運転免許ローンの申し込みについて

運転免許ローンの申し込みに関して、手続き方法のポイントや流れを事前に確認しておくと安心です。

運転免許ローンの申し込みのポイント

年齢や職業の有無によって、運転免許ローンを申し込む際のポイントや内容が異なります。一般的には次のように申し込みできます。

■年齢別の申込条件

	高校3年生		大学・短大・専門学校生		アルバイト・社会人
年齢	17歳以下	18歳以上	18歳以上20歳未満	20歳以上	18歳以上20歳未満	20歳以上
名義	親権者	親権者	本人		本人
親権者の 同意	必要	必要	必要	不要	必要	不要

 

■職業別の申込条件

対象者	申し込みのポイント
未成年者	· 本人名義での申し込みは不可 · ローン申し込みの名義は親権者 · 引落口座は親権者
無職	· 成人なら本人名義での申し込みが可能 · 親権者の連帯保証人が必要 · 引落口座は本人名義
有職者（勤続1年未満）	· 本人名義での申し込みが可能 · 親権者の連帯保証人が必要 · 引落口座は本人名義
有職者（勤続1年以上）	· 本人名義での申し込みが可能 · 親権者の連帯保証人は不要 · 引落口座は本人名義

なお、申し込みに必要な書類には以下が挙げられます。

未成年者の場合は、親権者の同意書または親権者の連帯保証人書を用意する必要があります。申し込みのあとは、審査結果を待ち、承認されたらローン開始となります。

申し込みの流れ

運転免許ローンの申し込みは、電話またはWeb上で行うのが一般的です。ここでは、合宿免許サイトから申し込む場合の流れを紹介します。

ステップ	詳細
STEP1.運転免許ローンの利用を伝える	希望する合宿免許プランの予約をする際に、支払方法の項目で“運転免許ローン”を選択します。
STEP2.運転免許ローン申し込みの続き	信販会社から送られてくる案内メールに記載されたURLにアクセスして、必要事項を記入して申し込みます。
STEP3.本人確認と審査	信販会社からかかってくる電話で本人確認が行われ、審査が開始されます。
STEP4.審査完了の連絡	審査完了後、信販会社から申し込み完了の電話が来ます。

このように、運転免許ローンの申し込みは、スマホやパソコンから簡単に行うことが可能です。ただし、審査基準を満たさない場合には、利用できません。

申し込み時の注意点

STEP3からSTEP4までの間、本人確認と審査の際に必要に応じてローン会社とのやり取りが複数回発生する可能性があります。

審査書類の不備や審査に引っかかる内容などがなく、遅延することなく対応が進めば、即日から1週間程度で審査が完了し、審査結果が本人の手元に届きます。

合宿免許さぽっとの場合は、入校月の翌月にローン会社に請求を行い、翌月には着金、支払いは入校月の翌々月から各々の支払回数に応じてスタートする流れとなります。他社の着金や支払い開始月については各ローン会社へ確認してください。

教習所のなかには、窓口などで入校の予約と一緒にローンの申し込みを受け付けている学校もあります。その場合、予約から本契約が成立するまでにローン審査が通らなかった方は入校することができません。合宿料金の振込完了、ローン審査が通ったなど、教習所で本契約が成立のあと、それぞれが定めるキャンセルポリシーに該当するかたちでキャンセルとなった場合は規定に基づいたキャンセル料が発生します。

ローンの申し込みにかかる時間

ここまで一般的な流れを説明しましたが、実際に利用するローンの会社によって、かかる時間や手順が変わってきます。ローンの申し込みをしたあと、ローン会社あるいは斡旋業者からローンについての案内があります。

ローンの手続き申請が教習所の申し込みと同じタイミングで可能なのか、申し込みのあとになるかは入校予定日によって変動してきます。ローン会社からの指示に従い、案内があったタイミングですぐに申請をすれば、それほど時間がかかることはありません。

運転免許ローンの審査について

一般的なローンに比べて敷居が低いといわれる運転免許ローンですが、もちろん審査はしっかりと行われます。ここからは、借入先による審査に通らなかった場合の対処法について詳しく確認していきます。

審査の厳しさ・基準

審査の厳しさ、基準は借入先によって異なるため一概にはいえません。たとえば、銀行の場合、一般的なカードローンでも審査が厳しいことで知られています。一方、比較的審査に通りやすいといわれているのが信販会社のローンです。

ただし、比較的審査基準に通りやすい場合は、金利が高く設定されていることもあります。そのため、審査基準の厳しさのみを基準にして運転免許ローンの借入先を決めるのは賢明ではありません。

審査に通らない原因

クレジット代金や携帯料金の支払いなど、普段の生活での支払状況も審査の大切な判断基準となります。

たとえば、次のような場合は審査が通りにくいといえます。

また、失業して無職という方も、返済能力がないと判断され、審査が通りにくい状況といえます。

未成年はローンを組むことができないため、本人名義で申し込むことができたとしても、実際には親権者の承諾に基づき、親権者の債務状況などが審査されます。親権者に支払い能力がないと判断されると審査に落ちてしまいます。

学生や主婦でアルバイト・パートをしている方、フリーターで安定的な収入がない方、定職についていない方は、収入面での審査が不利になってしまうケースもあります。

運転免許ローンの申し込みを検討する際には、上記の状況に当てはまるかどうかを確認しておきましょう。

審査に落ちたときの対応

仮に審査に落ちてしまい、運転免許ローンが利用できなかった場合、すぐに再申し込みをするのは避けたほうがよいです。一度審査に落ちてしまったということは、審査項目のどこかに問題があったということです。

たとえば、勤務先や信用情報に問題があって審査に落ちた場合、それらの問題が数ヶ月で改善されているとは考えにくいです。そのため、審査に落ちてすぐに再申し込みを行っても、審査に通る可能性は低いといえます。

合宿免許さぽっとの提携するローン会社は1つのため、当社からローン支払いを利用した申し込みを行った方でローンの審査が通らなかった場合は、現金での振り込みに変更することで手続きを進められます。

ただし、18歳・19歳の学生による本人名義でローン審査が落ちてしまった場合、親権者の名義で再度申請が可能です。

本人から親権者へ名義を変更し再度申請を行い、親権者の名義で審査が通ることができれば、問題なく合宿免許の本契約の成立・入校へと進められます。親権者名義でも審査が通らない場合は現金での振り込みへ変更となります。

運転免許ローンを利用する前に押さえたい情報

条件に合ったローンを選ぶために、運転免許ローンの種類や特徴を押さえておくことが大切です。ここからは、ローンの支払いスケジュールと毎月の支払額、ローンの種類と事前準備について紹介します。

運転免許ローンの支払いスケジュール

支払いのスケジュールはローン会社によって異なり、基本的にクレジット払いやスキップ払いを利用します。クレジット払いは、一般的に入校日の翌月から1ヶ月目に支払いが開始します。スキップ払いであれば、高校生・大学生・専門学生を対象に、手数料無料で最長6ヶ月まで支払開始日を延ばせます。

▼クレジット払いとスキップ払いのスケジュール例

スケジュール	クレジット払い	スキップ払い
1ヶ月目 （入校日の翌月）	1回目の支払い	支払いなし （手数料無料）
2ヶ月目	2回目の支払い
3ヶ月目	3回目の支払い
4ヶ月目	4回目の支払い
5ヶ月目	5回目の支払い
6ヶ月目	6回目の支払い	1回目の支払い

月々の支払額の目安

ローン契約時の価格に利子が加算され、支払回数によって支払総額は変動します。たとえば、借入額 200,000円の場合、以下のように毎月の支払額が多いほど利子が少なく済みます。利子を含めた合計金額をいくら以内に収めるかを決めて、計画的にローンを組むことが重要です。

▼支払い例 （実質年率：13.5％の場合）

借入額	毎月の支払額	支払回数	支払総額	（分割払手数料）
200,000円	5,000円	54回	267,166円	67,166円
	10,000円	23回	227,840円	27,840円
	15,000円	15回	217,923円	17,923円
	20,000円	11回	213,383円	13,383円

審査に通過するための準備

運転免許ローンを利用する際は、入校日に間に合うように審査を通過しなければなりません。期限があるため、以下の確認事項を踏まえて早めに手続きを済ませることが必要です。

1. 申し込み条件を確認
2. 審査のチェック項目を確認

運転免許ローンは一般的なローンと異なり、必要書類だけでなく免許取得要件（年齢・視力・聴力など）を満たすことも条件です。また、以下のような審査項目をクリアしていることも大切です。

会社員であれば、勤務先の住所・電話番号、学生・専業主婦の方であれば世帯主・親権者の税込年収などの情報が求められることがありますので、事前準備をしてスムーズに手続きを進めましょう。

申し込むサイトによって利用できる会社が異なる

合宿免許サイトで運転免許ローンを利用したい場合、提携先が決まっていることがあります。もし事前に自分が利用したいローン会社があっても、申し込みサイトで指定されていれば利用できないため注意が必要です。

ローン会社によって支払回数や親権者同意の有無など、利用条件が異なります。「60回払いにしたかったけど48回払いしかできなかった……」といったことにならないようにどのローン会社を利用できるか確認しておきましょう。

バイク免許ローンについて

バイク免許（普通自動二輪車免許）を取得したいけれど、「予算が足りない……」、「費用が高くて教習所に通えない……」という方におすすめなのがバイク免許ローンです。

バイク免許ローンとは、バイク免許（普通自動二輪車免許）の取得を目的にしたローンです。普通二輪免許または大型二輪免許の運転免許取得費や合宿免許にかかる費用全般を分割で支払えます。具体的には、入校料や技能教習料、各種検定料や免許証交付料など、免許取得にかかる費用が対象です。

普通自動車免許や大型自動車免許、第二種運転免許と同様に、運転免許ローンの一つとして申し込みが可能です。

バイク免許の取得費用は、普通自動車免許と比べて安いものの、バイクの購入も考えている方には出費が大きいため、初期費用を抑えたい方も多いでしょう。ローンを利用することで初期費用の負担を軽減できるため、経済的に無理なく免許取得を目指せるだけでなく、資金をバイク購入に充てられるメリットがあります。

バイク免許ローンの申込条件などは普通車免許の場合と同じで、所定の審査に通る必要があります。月々の支払額は、自分の収入やライフスタイルに合わせて調整することも可能です。

バイク免許ローンは、多くの教習所で取り扱っており、手続きもそれほど難しくありません。ただし、利用するローンの種類によって金利や返済期間などが異なるため、複数のローンを比較検討することが大切です。自分の状況に合った最適なローンを選んで、バイク免許の取得を目指しましょう。

合宿免許さぽっとで利用できる支払方法

『合宿免許さぽっと』では、プラン料金の支払方法として銀行振込とローン払いから選択できます。運転免許ローンを利用したい教習生に対しては、提携先であるオリエントコーポレーションのローンの紹介が可能です。

銀行振込であれば一括で現金を支払うため、分割払いの負担を減らせます。しかし、一括払いが難しい方は月々少額を返済するローン払いを選択してみてはどうでしょうか。

ローン払いについて詳しく知りたい方は合宿免許さぽっとまでお気軽にお問い合わせください。

合宿免許の支払方法についてはこちらの記事で詳しく解説しています。ぜひご覧ください。

関連記事：免許合宿の支払いはいつすればいい？ 支払い方法とタイミング

運転免許ローンは無理のない返済プランで賢く活用しよう！

18歳以上であれば老若男女問わず申し込みができて、支払回数や返済開始月を延期できる運転免許ローンは、合宿免許プランの費用を一括で支払うことが難しい方にとって、支払方法の選択肢を広げてくれる手段の一つです。

毎月の支払額の負担をなるべく減らしたい方は、支払回数を多めにして月々の負担を軽減できますが、金利など含めると総支払額は大きくなります。また総支払額をなるべく抑えたい場合は、支払回数を少なめにすることをおすすめしますが、その分月々の負担は大きくなりますので、そのバランスも考えつつ、賢くローンを検討してみるのも一つの方法です。

運転免許ローンを利用する際は、借入先によって異なる金利や借入日数など、支払総額に関わる点について十分に検討し、しっかりとシミュレーションしたうえでプランを組むことが大切です。

支払いに関して不安があり、合宿免許への入校を諦めかけている方は、運転免許ローンを上手に活用することも選択肢の一つとして考えてみてはいかがでしょうか。

※合宿免許さぽっとはクレジットカード払いに対応していません