短期集中型で運転免許の取得を目指す合宿免許。約2週間の教習期間をどのように過ごすのかイメージがつかみにくいかもしれません。
入校を検討している、または入校の準備をしている教習生のなかには、「どれくらい自由な時間があるのか」「暇なとき何をして過ごすのか」といった疑問がある方もいるのではないでしょうか。空き時間の過ごし方を知ることができれば、持ち物の見直しにも役立ちます。
この記事では、約2週間のモデルスケジュールや1日のスケジュールを参考に、空き時間の目安と暇つぶし方法について解説します。
目次
合宿免許の空き時間は意外とある?
教習所にもよりますが、合宿免許では基本的に休日が設けられていません。「教習のない日に観光スポットに行こう」「日帰りで旅行したい」と考えている方は注意が必要です。
具体的には、以下のモデルスケジュールのような時間割で進められます。
▼AT車のモデルスケジュール
毎日時間割は異なりますが、1時限が50分とすると、目安として1日4~6時間の空き時間があります。
技能教習では1日に受けられる時限数が、第一段階では2時限まで、 第二段階では3時限までと定められており、学科教習も1日1~3時限の範囲になることが多いため、教習だけで1日が終わってしまうことはありません。
▼1日の時間割例(第3日)
1. 朝食
2. 空き時間(1時限)
3. 学科教習(2時限)
4. 空き時間(1時限)
5. 昼食
6. 技能教習(2時限)
7. 空き時間(4時限)
8. 夕食
9. 就寝
また、モデルスケジュールの3日目を参考にすると、6時限分の空き時間があるため、1日の教習時間内に5時間も自由に過ごせることが分かります。
なお、合宿免許の1日のスケジュールや約2週間のスケジュールなどについては、こちらの記事で詳しく解説しています。併せてご覧ください。
合宿免許はどんなスケジュール・日程・時間割で進む? 免許取得までの流れとよくある質問
合宿免許における暇つぶし方法
前述したように、1日4~6時間の空き時間があるため、ある程度過ごし方を決めておかないと何をしたらよいか分からず、寝て過ごしてしまうことも考えられます。せっかくの期間を無駄にしないよう、有意義な暇つぶし方法を知っておくことも大切です。
ここでは、おすすめの暇つぶし方法を5つピックアップして紹介します。ぜひ参考にしてくださいね!
1.学科試験の勉強をする
合宿免許を最短で卒業するためには、学科試験や技能試験などすべての試験・検定に一発で合格しなければなりません。
仮免試験では50問、本免試験では95問出題されます。解答は正誤式であるものの、設問ではちょっとした判断ミスにつながりやすい文章もあるため、素早く正確に読み解く必要があります。
時間配分を計算しながら、何度も反復して問題を解く練習をすることで、合格率アップにつながります。そのためには、勉強の積み重ねが必要です。少しずつでも暇な時間を有効に使って試験勉強を続ければ、一発合格へ近づきます。学科試験に不安のある方も、空き時間を使って勉強しておくと安心です!
コーディネーターからの
ひとこと
2.観光スポットに行く
まとまった空き時間があれば、少し遠出をして観光スポットへ足を運んでみるのもおすすめです。また、教習所や宿泊施設では、自転車を無料で貸し出している場合もあるため、気分転換にサイクリングしたり、観光スポットまで行ったりして過ごせます。さらに、マリンスポーツやスキーなどのアクティビティができる環境もあります。
プランによっては、観光ツアーや各種施設の利用券付き、観光スポットや温泉施設までの無料送迎付きなどの特典があります。行ってみたい観光スポットから合宿免許プランを探すのも一つの方法です。
3.カフェや商業施設に遊びに行く
繫華街に近い場所ではさまざまな商業施設があるため、息抜きに買い物に行って暇をつぶす方法もあります。SNSで有名なカフェや現地にしかない飲食店、ご当地グルメが食べられる店舗などを巡って楽しく過ごせば、思い出づくりにもなります。
気軽な方法で、毎日の教習とメリハリを持たせたいという方におすすめです。
4.部屋でゆっくり過ごす
部屋でゆっくり過ごすのも十分な暇つぶしの方法です。ベッドに横になったり、仮眠をとったりするだけでも、休養につながります。
教習の連続で気が張っていると、気づかないうちに疲れが溜まります。少しでも疲れを感じたら、身体を休めて体調を整えることが大切です。音楽を聴いたり、読書をしたり、好きなことをして過ごせば、十分にリフレッシュできます。また、Wi-Fi完備の宿泊施設であれば、ドラマや映画などを見るのもおすすめです。
なお、音楽を聴いたり、動画を見たりする方は、周囲に迷惑をかけないようにイヤホンの持参が必須です。部屋でスマートフォンを充電する際、コンセントの位置が利用する場所から離れていることがあるため、充電器や電源タップなどを持っていくのもお忘れなく!
5.食事の準備をする
食事なしプランの方は、毎日食事の準備が必要です。キッチン付きの部屋であれば、調理器具や食器なども用意されているため、自炊できる環境が整っています。
帰宅してすぐ料理ができるように、空き時間に買い物に行ったり、その日の晩御飯や翌日の食事などの作り置きをしたりして過ごす方法もあります。「暇すぎてつまらないな」と思ったら、いつもとは違ったメニューやご当地グルメのレシピを調べて作ってみると気晴らしにもなります。
食事なしプランの場合は、教習所や宿泊施設の近くにコンビニやスーパーなどがあるか確認しておくことも重要です。
合宿免許の過ごし方をより充実させるには?
合宿免許期間中、観光やレジャースポットなどに出かけて楽しもうと考えている方は、教習スケジュールをチェックし、まとまった空き時間のある日に合わせて、事前に下調べをしておく必要があります。
遠出をするには時間が足りないときは、勉強したり、部屋でゆっくり過ごしたりしますが、そのような空き時間をより充実させる方法を4つ紹介します。
1.暇つぶしアイテムを持参する
前もって暇つぶしアイテムの準備をしておけば、暇すぎて仕方ないときでも困ることがありません。暇つぶしにおすすめのアイテムは、以下のようなものがあります。
- カードゲーム
- 本・マンガ
- パソコン・タブレット
- 携帯用のゲーム機
- 音楽プレイヤー
カードゲームは、友達や現地で知り合った人たちと一緒に遊ぶときに重宝します。ゲーム機や音楽プレイヤーは、大型だと荷物がかさばったり重かったりするので、普段持ち歩く携帯用のサイズが適切です。本やマンガも何冊も持っていけませんので、タブレットやスマホで読める電子書籍がおすすめです。
2.ほかの教習生との交流の機会をつくる
全国から多くの方が合宿免許に参加しているため、教習所主催のイベントに参加したり、共用施設を利用したり、ほかの教習生との交流を深めると、より楽しい時間を過ごせるでしょう。
友達をつくって遊びに出かけることもできますし、一緒に試験勉強をするとやる気も出るのでおすすめです。
3.宿舎や教習所のレジャー施設を活用する
宿泊施設や教習所に備わっている設備を活用するのも一つの方法です。宿舎や教習所によっては、テニスコートやマンガコーナー、ジムや卓球台などが備わっているところがあります。
移動距離も少なく無料の場合が多いので、ちょっとした時間でも気軽に暇つぶしができます。少しの運動でも、日ごろ慣れない運転教習で緊張している体をほぐせます。また、ストレス発散にもなって充実した過ごし方ができるでしょう。
4.インターネット環境を整える
SNSやオンラインゲーム、動画視聴などはいつでも暇つぶしができるメリットがあります。ただし、利用時にはインターネット環境が必須です。
教習所や宿舎によってはWi-Fi環境のないところもありますので、事前にチェックしておきましょう。もしインターネット環境がない場合には、自分でポケットWi-Fiなどを用意する必要があります。
息抜きしながら最短での卒業を目指そう!
合宿免許では、自由に過ごせる時間が十分に組み込まれているため、フリータイムを活用してさまざまな過ごし方ができます。周辺環境に応じて現地を満喫したり、部屋でゆっくり過ごしたりすることも可能です。
現地に着いてから暇を持て余してしまわないように、出発前には周辺環境を調べて、期間中どのように過ごすかプランを立てると、充実した過ごし方ができるのではないでしょうか。同時に、暇つぶしに必要なアイテムを用意しておくことも大切です。
上手に息抜きをしながら、毎日の教習を頑張りましょう!