【春休み編】合宿免許・教習所の予約はいつからできる？狙い目の時期と料金相場

春休みは、普通車やバイクの運転免許を取得しようする方が集中するため、教習所が一番混み追う時期といっても過言ではありません。

いわゆる繁忙期と呼ばれる時期ですが、「いつごろから予約をすればよいのか」「埋まってしまう時期はいつなのか」といった疑問を持つ方も多いでしょう。

そこで今回は、春休みに合宿免許への参加を検討している方に向けて、予約の開始時期や予約のタイミング、スムーズに予約するための事前準備や注意点などを解説します。狙い目の予約時期についても紹介します。ぜひ参考にしてください。

関連記事：合宿免許の予約状況は？ おすすめの予約時期や流れ、注意点

春休みはどんな人が入校するの？

春休みは、進学や就職などの新生活に向けて運転免許の取得を目指す方が増えます。特に、春休みシーズンの長期休暇を利用して教習を受けたいと考えている学生の方がほとんどです。

夏の繁忙期（8～ 9月）とは違い、高校を卒業した高校生の入校が多いのもこの時期の特徴です。1年で特に教習所が賑やかな時期でもあります。

春休みの合宿免許プランの料金相場

春休みの料金相場は、以下のとおりで夏休みと並んで最も高い時期です。

車種	2月	3月
AT車	37万	36万
MT車	39万	38万

2～3月中旬が高い傾向にありますが、春休みが終わるギリギリの3月下旬であれば5～10万円ほど安くなります。

また、教習所のエリアやプランによって2～3万円安くなる場合もあります。

春休みプランを予約するためのタイミング

春休みの合宿免許では、予約のタイミングを考慮したうえで行動することが重要です。

予約のタイミングを逃してしまうと、予定していた計画を変更しなければならなかったり、行きたいエリアや教習所に行けなかったりします。スケジュールが決まったら、できるだけ早く予約することをおすすめします。

予約が埋まるタイミング

ではいつごろから予約が埋まり始めるのでしょうか？この時期は非常に人気の時期のため、予約が埋まり始めるのも非常に早いです。人気のある教習所では、入校の3ヶ月前にはすべて埋まってしまっていることも珍しくありません。

2～3月上旬の入校は、予約が始まるとすぐに空きがなくなり受付が終了することがあります。3月下旬は比較的空いていますが、春休み中に卒業ができないため希望のスケジュールで教習を受けるのは難しいでしょう。

部屋は定員数が決められており、予約のタイミングで埋まるスピードが異なります。

一般的な月別の予約状況は、以下のとおりです。

時期	予約状況
10～11月	比較的予約が取りやすいが、シングルルームやツインルームなどの人気の部屋タイプは埋まりやすい
12月	希望通りの部屋を確保するのが難しい
1月	2月入校の予約はほぼ満員
2～3月	すでに定員数に達しておりキャンセルも出にくい

2月・3月に参加する予定の方は、できるだけ早めに探し始めることをおすすめします。

予約開始のタイミング

早ければ6ヶ月前にプランが発表され、予約が開始されます。3月に入校したい場合は、教習所の予約開始が9～10月ごろです。

プランによっては、予約の受付開始時期が前後する場合があります。教習所のホームページや合宿免許の予約サイトで確認したり、気になるプランがあれば教習所に直接問い合わせをしたりするとよいでしょう。

また、人気の教習所は予約開始と同時に定員に達してしまうこともあるため、こまめに情報をチェックすることが大切です。

予約が混雑しやすいタイミング

例年11月下旬～1月上旬が最も混み合います。特に12月がピークで、希望のプランや条件で予約できない状況が多く見られます。春休み直前の1月の段階では、希望の日程を確保することは非常に困難です。

「希望のプランが満室でもキャンセル待ちができるのでは？」と思う方もいるかもしれませんが、春休み期間は非常に難しいと理解しておくとよいでしょう。

各教習所の公式サイトだけでなく予約サイトも活用して、より多くのプランから複数の候補を選んでおくことをおすすめします。

狙い目の予約時期

料金が高く設定されている春休みでも狙い目の時期があります。それは、3月中旬～下旬です。一年を通して一番料金が高い時期のなかでも、多少安めに料金を設定されている教習所が多いようです。

ただし、3月中旬の入校では、万が一延長になると3月中に卒業できないことを想定しておかなければなりません。卒業後すぐに予定がある方は、余裕を持ったスケジュールを立てることをおすすめします。

予約のタイミングは10～11月が狙い目です。この時期は、比較的希望に合ったプランを見つけやすい時期です。入校希望日の4ヵ月前を目安に予約を済ませておくと安心です。

遅くても2～3ヶ月前にはプランを決めておくとよいでしょう。人気のプランを希望する場合は、より早めの予約をおすすめします。

春休み中に卒業するためのスケジュール

春休みは、４月に進学や入社などの新生活を始める方が多い時期です。そのため、夏休みと比べてスケジュールをより入念に考えたうえで、申し込みをする必要があります。

合宿免許の最短期間は、普通車ATが約14日、普通車MTが約16日です。最短日数はプランによって異なり、日数がさらにかかるところもあるため、希望するプランの日程を確認しておきましょう。

３月中に卒業するためには、遅くとも3月中旬までに入校しなければなりません。期間中は以下の試験を受けます。

試験での不合格により延長が必要になった場合、卒業までの日程が遅れます。そのため、余裕を持って3月初旬～中旬の入校スケジュールを立てるとよいでしょう。

3月初旬～中旬入校の予約のタイミングは11月上旬までです。希望の日程やプランで予約できるように、最新の情報をこまめにチェックし早めの予約が肝心です。

予約サイトでは空き状況を確認でき、スムーズに予約を進められるためおすすめです。

スムーズに予約するための準備

春休みの合宿免許をスムーズに予約するためには、事前の準備が大切です。

おもな準備と流れは、以下のとおりです。

1. 希望の入校時期を明確にする
2. 希望の条件をリストアップする
3. 複数の教習所を比較検討する
4. 予約開始時期を確認する
5. 予約方法を確認する
6. 支払い方法を確認する
7. 必要書類を準備する

この流れに沿って具体的に見ていきましょう。

1.希望の入校時期を明確にする

はじめに、いつ入校したいのか、具体的な期間を決めましょう。

「2月に入校して春休み中に卒業したい」「3月上旬にスタートして新学期前に取得したい」といったように、明確なスケジュールを立てることで、予約をスムーズに進められます。

特に春休み・夏休みなどの繁忙期は人気が集中するため、希望時期が明確でないと空きが見つかりにくくなります。

また、進学・就職・旅行など、合宿免許卒業後の予定も考慮して、余裕を持った入校日を設定しておくと安心です。

2.希望の条件をリストアップする

次に、自分がどんな条件で参加したいのかを整理しましょう。希望する条件をリストアップしておくと、数あるプランの中から自分に合ったものを効率的に見つけられます。

3.複数のプランを比較検討する

気になる教習所をいくつか選び、それぞれのプランを丁寧に比較しましょう。教習所のホームページやパンフレット、予約サイトに掲載されている複数のプランを比較し、プラン料金や内容、宿泊施設や周辺環境などを確認します。

同じような条件でも、教習所によって料金や内容が異なる場合があります。また、口コミやSNSの投稿をチェックすると、実際の教習の雰囲気や食事内容など、公式情報では分からないリアルな情報が得られるのでおすすめです。

迷ったときは、口コミ評価の高い教習所やサポートの手厚いプランを優先すると失敗が少なくなります。

関連記事：卒業生に聞いた！ 合宿免許の体験談・感想と人気の理由

4.予約開始時期を確認する

多くの教習所では、入校希望日の約半年から予約を受け付けています。春休みに入校したい場合は、前年の秋ごろには予約を始める教習所が多いため、早めの情報収集が大切です。

また、人気のシーズンはすぐに満員になるため、「いつから予約が始まるのか」を公式サイトや資料で事前に確認しておきましょう。

早期予約キャンペーンを実施している場合もあり、早めに動くことで料金を抑えられることもあります。スケジュールが決まったら、迷わず予約準備に進むのがポイントです。

5.予約方法を確認する

予約方法は、おもに電話予約とオンライン予約の2種類があります。

電話予約はスタッフと直接やり取りできるため、空き状況や不明点をその場で確認できるのがメリットです。一方、オンライン予約は時間を気にせず申し込めるため、忙しい人や夜間に確認したい人に向いています。

また、オンライン限定の割引やキャンペーンが実施される場合もあるため、どちらの方法が自分に合うかを検討しましょう。

予約時には、希望プラン・入校日・交通手段などをあらかじめ整理しておくと、スムーズに手続きが進みます。

6.支払い方法を確認する

予約完了すると支払いに関する案内が送られてきます。多くのプランで銀行振込や運転免許ローン、クレジットカードなどがあります。

ローンは審査があるため、手続きに時間がかかります。ローンの申込条件をクリアすれば利用できますが、条件を満たしていない場合には別の支払方法を選択するか、予算が足りない場合にはキャンセルの可能性も考慮しておかなければなりません。

支払方法は教習所によって異なるため、希望する方法があるか事前に確認しましょう。

関連記事：合宿免許はローン（分割払い）の申し込みもOK！ 支払方法と審査に落ちたときの対処法

7.必要書類を準備する

申し込みや入校手続きの際には、いくつかの書類が必要になります。

おもなものとして、住民票や印鑑、本人確認書類、すでに免許を持っている場合は運転免許証が必要です。書類に不備があると手続きが遅れる場合があります。

また、視力条件を満たしていないと入校できない場合もあるため、心配な人は事前に眼鏡やコンタクトを準備しておくと安心です。入校当日に慌てないよう、書類はファイルなどにまとめて保管しておきましょう。

関連記事：合宿免許に必要な持ち物は？ 必須アイテム・季節別・チェックリスト付きで忘れ物ゼロ！

春休みに予約が集中する人気のプラン

春休みはハイシーズンのため、人気プランの予約が殺到します。具体的にどのようなプランが集中するのかを紹介します。

1.部屋タイプ

シングルルームは、プライベートな時間を重視したい方に人気です。グループで一緒に滞在できるツインルームやトリプルルームも早く満室になりやすいです。

合宿免許プランでは部屋の定員数が決まっており、先着順で受付します。希望の部屋タイプで参加できるように早めの予約が必要です。

2.参加人数

春休みは、友達と一緒に参加する方が多くグループプランが人気です。グループプランでは、一般的に2名ならツインルーム、3名ならトリプルルームでの滞在が可能です。

4人以上の場合、部屋割りは基本的に教習所で振り分けます。可能な限り同じ部屋になるよう配慮してくれますが、空き状況によって全員が同じ部屋になることは保証できないため、その点を理解しておくとよいでしょう。

3.特典付き

多くのプランで特典を用意しています。2月は料金が高くなる傾向にありますが、早割や学割などの割引特典と組み合わせれば費用を抑えられる可能性があることから、非常に人気です。

早めに予約することでよりお得なプランが見つかるかもしれません。各教習所の割引情報を事前にチェックし、自分に合ったプランを選びましょう。

高校生が春休みに入校する際の注意点

ここからは、高校生が春休みの合宿免許に入校する際の注意点を3つ紹介します。

1.3月生まれの人は年齢に注意

普通車免許を取得するためには、修了検定を受ける時点で満18歳になっていることが法律で定められています。そのため、3月生まれなど誕生日を迎えていない方は特に注意が必要です。

合宿免許のスケジュールは、一般的に入校から約1週間程度で修了検定が実施されるため、それまでに誕生日を迎えられるように入校日を決めましょう。

また、原則高校生は保護者の同意書が必要です。手続きと提出を忘れないようにしましょう。

2.学校によって免許取得ができない場合がある

学校によっては、一定の期間まで免許取得を禁止しているケースがあります。そのため、合宿免許を申し込む前に、必ず校則を確認するようにしましょう。もし、学校で免許取得が禁止されている場合は、卒業後の入校を検討する必要があります。

3.合宿免許期間中は学校行事に参加できない

春休みの合宿免許では、卒業式や学校行事が重なる可能性も考えられます。約2週間の参加期間中は、基本的に特別な理由以外の一時帰宅はできないため、事前に確認しておきましょう。

合宿免許のスケジュールを立てる際には、学校行事の日程を確認してどちらを優先するかを慎重に検討する必要があります。

春休みの予約・入校で知っておきたい基礎知識

春休みは多くの人が参加する人気シーズンのため、予約手続きをスムーズに進めるには、事前に基本的な仕組みを理解しておくことが大切です。

ここでは、春休みに合宿免許へ申し込む際に知っておきたい基礎知識を紹介します。

Web予約と電話予約の違い

合宿免許の申込方法には、Web予約と電話予約の2種類があります。各特徴とメリットは以下のとおりです。

予約方法	特徴	メリット
Web予約	・スマートフォンやパソコンを使用した予約システム ・入力操作が簡単	· 24時間いつでも申込可能 · 希望日時やプランを選べる
電話予約	・スタッフが直接対応し、説明を受けながら申し込む ・空き状況次第では当日中に予約を完了できる	· 不明点をその場で解消できる · 詳細な条件を確認しながら予約できる

オンライン予約は時間帯を気にせず24時間いつでも申し込めるため、学校やアルバイトで忙しい学生にもおすすめです。

一方、電話予約はスタッフに直接相談できるため、サイトに載っていない細かな条件を確認したい人に適しています。

春休みは予約が集中するため、どちらの方法でも早めのスタートを心がけましょう。

必要書類と本人確認

合宿免許に入校する際は、本人確認に必要な書類の持参が必須です。提出書類は、以下のように運転免許証の所持の有無や取得する免許の種類によって異なります。

▼必要書類

状況	提出書類	補足・注意事項
すでに免許を持っている方	運転免許証（原付を含む）	· 有効期限内であること · 住所や氏名に変更がある場合は、入校前に更新・修正手続きが必要
免許を持っていない方	マイナンバーカードまたは健康保険証	· 健康保険証を使用する場合、有効期限（2025年12月1日まで）に注意 · 国民健康保険証の場合は、各自治体で異なる（最長2025年10月31日まで） · 健康保険証の廃止後は、『資格確認書』の使用が認められる場合がある
共通の必要書類	住民票（本籍地・住所が記載されたもの）	· コピーではなく原本 · マイナンバーの記載がないもの

入校日には、これらの書類を受付で確認します。必要書類がそろっていない場合、当日に入校できないこともあるため注意が必要です。

教習の流れと受講システム

合宿免許は、教習所が用意する宿泊施設に滞在しながら、集中的に技能・学科の教習を受講するシステムです。スケジュールに沿って連日教習が実施され、効率よく卒業を目指します。

入校日当日

入校当日は、教習所スタッフによるオリエンテーションが実施され、教習の流れや受講ルール、スケジュールの説明が行われます。2日目以降は、計画されたスケジュールに沿って技能教習と学科講習を並行して受講し、段階的に運転技術を習得します。

最終日に卒業検定を受け、合格すると「卒業証明書」が交付されます。

卒業後

合宿免許（指定自動車教習所）の卒業生は本免技能試験が免除されるため、各都道府県の運転免許センターでは本免学科試験のみを受験します。

卒業証明書の有効期限は最大1年以内ですが、時間が経つと学習内容を忘れてしまう可能性があるため、できるだけ早めの受験をおすすめします。

試験は原則平日に実施され、年末年始や祝日は休業となる場合もあるため、事前に試験日程を確認しておきましょう。

春休みに参加した卒業生の予約時期と体験談

春休みの合宿免許は申し込みが集中しやすく、時期や準備の進め方によって予約の状況が大きく変わります。

ここでは、春休み期間に合宿免許へ参加した卒業生の体験談を紹介します。

予約を行った時期や、申し込み・入校時に注意すべきポイントなど、実際の経験をもとにした声を参考に、今後の予約計画に役立ててください。

1.春休みを選んだ理由と予約した時期

アンケート結果によると、春休みに合宿免許へ参加した理由として最も多かったのは「長期休みだったから」という回答でした。

春休みの合宿免許は、大学生や高校生にとって時間が取りやすく、短期集中で免許取得を目指せる絶好のタイミングといえます。

• アンケート期間：2024/4/17～5/22
• 対象：合宿さぽっとを利用して合宿教習所に入校した方
• 回答数：120

▼春休みを選んだ理由

理由	回答率
長期休みだった	47.1%
都合が付く時期だった	14.3%
安かった	12.6%
暇だった	6.7%
18歳になったから	4.2%
その他	4.2%
就職のため	3.4%
空きがあった	3.4%
特になし	2.5%
人が少ないから	1.7%

また、予約時期のデータでは、3〜5ヶ月前に申し込んだ人が全体の約7割を占めています。

▼予約時期

多くの卒業生が11〜12月に申し込みを始めており、早いところでは半年前から満員になる傾向があります。春休み期間の合宿免許は競争率が高いため、希望条件を叶えるには早期予約を目指しましょう。

2.体験談から学ぶ注意点と対応策

春休みの合宿免許では、希望どおりの教習所やプランで入校できなかったという声が多く見られます。

実際のアンケートでも、次のような体験談が寄せられています。

このように、希望条件が通らないケースが多いことが分かります。

次のような対策を取ることで、このようなトラブルを避けやすくなります。

また、複数の教習所に同時に問い合わせを行うことで、希望条件に近いプランを見つけやすくなります。実際に「希望条件を伝えたら代わりの教習所を紹介してもらえた」という声もあり、直接の問い合わせは有効な方法です。

春休みの合宿免許は予約のタイミングが大事！

人気のプランや部屋タイプを希望する方は、早めの予約がおすすめです。特に、春休みは予約が集中するため、予約のタイミングに注意しながら希望する入校時期に合わせて計画的に進めましょう。

各教習所の予約開始時期は異なります。事前に確認しスムーズな申し込み手続きができるように準備を進めることが大切です。

なお、2～3月は真冬で体調を崩しやすいため、防寒対策も忘れないようにしてください。