合宿免許の延泊中に帰ることは可能? 条件・費用・リスクと3つの延長回避策

合宿免許の延泊中に帰ることは可能? 条件・費用・リスクと3つの延長回避策

合宿免許は、約2週間という短期間で運転免許の取得を目指せる一方で、試験の不合格や体調不良などを理由に、延泊が発生することもあります。

延泊が決まったとき、「このまま滞在するべきか、それとも途中で帰るべきか」と悩む方もいるのではないでしょうか。あわせて「途中で帰ることができるのか」と疑問に感じる方も少なくありません。

この記事では、合宿免許の延泊時に途中帰宅が可能かどうか、追加費用の有無や、延泊を避けるために知っておきたい対策などを解説します。

関連記事:合宿免許で一時帰宅するには? 認められるケースと注意点をチェック

合宿免許の延泊中でも帰れる? 途中帰宅が難しい理由と例外ケース

合宿免許の延泊中でも帰れる? 途中帰宅が難しい理由と例外ケース

合宿免許では入校時期にかかわらず、途中で帰ることは基本的に認められていません。ただし、すべてのケースで一律に不可となるわけではなく、事情によっては例外として認められる場合もあります。

ここでは、途中帰宅が難しいとされる理由と例外的に認められるケースについて解説します。

途中帰宅が原則NGの2つの理由

合宿免許では、原則として合宿期間中の途中帰宅は認められていません。その理由は、おもに次の2つです。

▼途中帰宅がNGとされる理由

  • 教習カリキュラムが事前に組まれている
  • 宿泊施設や教習車(枠)の確保が困難

合宿免許は、最短日数で卒業できるよう、入校日から卒業までの教習カリキュラムが組まれています。そのため、一度ブランクが生じると、その後の教習日程を組み直すことが難しく、再度合流するのは簡単ではありません。

また、教習所は入校日ごとに受け入れ人数を管理しており、一度帰宅した方のための宿泊施設や教習車の利用枠は確保していません。

このような理由から、合宿免許では途中帰宅は原則として不可とされています。

例外的に途中帰宅が認められるケース

特別な事情がある場合には、例外として途中帰宅が認められるケースもあります。代表的な例は、以下のとおりです。

▼途中帰宅が認められるケースの例

  • 冠婚葬祭といった家庭の事情がある
  • 学校行事や仕事の都合で事前に許可を得ている
  • 仮免学科試験で3回不合格となる
  • 年末年始といった教習所の休校期間に該当する
  • 体調不良や怪我により教習の継続が難しい

やむを得ない事情がある場合は、できるだけ早めに教習所へ相談することが重要です。事前に状況を伝えることで、対応を検討してもらえる可能性があります。

また、仮免学科試験で3回不合格となった場合は、いったん合宿所を離れ、住民票に記載された住所を管轄する運転免許試験場(運転免許センター)で再受験し、合格する必要があります。

体調不良や怪我により教習を続けることが難しい場合も、途中帰宅が認められることがあるため、無理をせず、早めに教習所へ相談しましょう。

途中で帰る場合の費用・スケジュール・リスク

途中で帰る場合の費用・スケジュール・リスク

合宿免許は、原則として卒業まで連続して滞在する決まりがあります。しかし、やむを得ない事情によって途中で帰らなければならない場合、どのような影響が出るのでしょうか。

ここでは、費用・スケジュール・リスクに分けて解説します。

【費用】交通費や未受講分の返金

途中で帰る場合の費用は、教習所の許可を得ているかどうかによって対応が異なります。

許可を得て途中で帰る場合

自宅に帰る際の費用は、基本的にすべて自己負担です。往復交通費の支給があるプランであっても、対象となるのは入校時の「行き」と卒業後の「帰り」のみです。そのため、途中帰宅にかかる交通費は支給されません。

許可を得られない場合

教習所の許可を得ずに帰宅する場合は、途中退校(合宿免許を途中で辞める)の手続きが必要となります。この場合、すでに支払った教習料金のうち、以下の費用が返金されるのが一般的です。

▼返金される費用の例

  • 未受講分の教習費
  • 宿泊代の一部

入学金や教材費などは返金対象外となることが多く、別途事務手数料が発生することもあります。

また、交通費支給プランは卒業が条件のため、中途退校の場合は支給されません。具体的な返金額や精算の手続き方法は、教習所ごとに異なります。必ず事前に確認しておきましょう。

【スケジュール】再開まで長引く可能性がある

「一度帰宅して、また落ち着いたら再開しよう」と考える方もいるかもしれません。しかし、合宿免許は教習スケジュールが緻密に組まれているため、すぐに再開できるとは限りません。

再開する際は、その時点での教習所の空き状況に合わせて、改めて教習日程を組み直す必要があります。特に、春休みや夏休みなどの繁忙期は予約が埋まりやすく、再開まで待たされる可能性もあります。

そのため、免許取得までの期間が当初の予定よりも大幅に延びてしまう場合があることを理解しておきましょう。

【注意点】教習期限が切れるリスク

途中帰宅や退校の際に注意しなければならないのが、教習の有効期限です。教習は、最初に教習を開始した日から9ヶ月以内にすべてを修了させなければならないと定められています。

途中で帰宅し、再開を先延ばしにしていると、気づかないうちに期限が切れてしまい、すでに受講した教習が無効になる可能性もあります。その場合、改めて教習を受け直す必要が生じ、時間的・金銭的な負担が大きくなることも考えられます。

こうした事態を防ぐためにも、途中帰宅を選択する場合は、いつまでに教習を再開・修了する必要があるのかを事前に確認し、計画的に行動することが重要です。

出典元:道路交通法施行規則『第33条第5項第1号ラ

延泊が長引く場合の選択肢

延泊が長引く場合の選択肢

「延泊が長引きそうで、これ以上滞在を続けるのが難しい」という場合、最終的な選択肢として以下の方法があります。

 

▼延泊が長引く場合の選択肢

  • 途中解約(退校)
  • 地元の教習所(通学免許)への転校

先にも説明したとおり、合宿免許を途中でやめることは可能ですが、受講済みの教習は無効扱いになるため、別の教習所で一から受け直す必要があります。

転校の場合は、合宿免許で受講した教習内容を転校先で引き継げますが、転校にかかる事務手数料が発生するのが一般的です。

延泊のプレッシャーで卒業生が感じた不安と克服体験

延泊のプレッシャーで卒業生が感じた不安と克服体験

合宿免許に参加した卒業生の声からは、入校前に延泊に対する不安を抱いていたことや、入校後にその不安をどのように乗り越えたのかが見えてきます。

ここでは、合宿免許を経験した卒業生のアンケート(※)を基に、卒業生が感じた不安とそれを克服した体験を紹介します。

※アンケート概要
アンケート期間:2024/4/17〜5/22
対象:合宿さぽっとを利用して合宿教習所に入校した方

「一度も落ちられない」「帰れない」という状況への緊張感

合宿免許は短期間であるため、試験や教習に対するプレッシャーを感じやすいという声が多く聞かれます。

▼卒業生の声

  • 帰りの飛行機を事前に取っていたので、延泊できないため試験に落ちてはいけないプレッシャーがあった
  • 1個つまずくと延長になるという緊張感
  • 合宿後に予定があったのでできるだけ期間内に卒業したかったが運転が下手くそだったので間に合うかヒヤヒヤした
  • 短期のためテストに必ず一度で受からないとというプレッシャー

帰りの予定が決まっている、技能に不安を感じているなど、状況は違っていても「失敗できない」という気持ちを抱えながら、教習と試験に向き合っていたことが伝わってきます。

なかには、卒業予定日に合わせて帰りのチケットを手配していた方もいたようです。約14~16日間という限られた時間でスケジュールに余裕がないため、強い緊張感がプレッシャーにつながりやすい環境であるといえます。

メンタル崩壊の危機? 生活環境の変化や孤独との戦い

メンタル崩壊の危機?生活環境の変化や孤独との戦い

合宿生活では、環境の変化そのものが大きなストレスになることもあります。

▼卒業生の声

  • 2週間毎日朝から晩まで家に帰っても勉強。正直メンタル面でキツかった。指導員の方は優しい方ばかりでしたがそんなことない人もいて、それが心にきた
  • 1人だから、不安が大きかった

慣れない環境での生活に加え、試験勉強のプレッシャーや孤独感、人間関係のストレスが重なり、気持ちを安定して保つことが難しくなっていた様子がうかがえます。

真剣に試験勉強に取り組んでいた姿勢が見られますが、無理をしすぎる前に教習所のスタッフに相談することも大切です。

不安を消したのは“徹底した復習”だった

延泊への不安を抱えながらも、日々の教習と復習に向き合うことで、気持ちが前向きに変わっていったという声も見られました。

▼卒業生の声

  • もし延泊したらどうしよう、という不安がありました。しっかりと真面目に受けて、毎日復習をしていたらそんな心配も無くなりました
  • 期間内に卒業できなかったら怖いなぁと思っていたが、1日延泊だったのでセーフでした

不安を抱えたままでも、とにかくやるべき勉強を積み重ねることで、少しずつ「大丈夫かもしれない」という感覚を持てるようになっていった様子が分かります。

延泊を恐れるよりも目の前の教習や復習に集中することが、不安の軽減につながっていくといえます。

事前に知っておくべき延泊のおもな理由

事前に知っておくべき延泊のおもな理由

合宿免許で延泊になる理由は、以下のケースがあります。

▼延泊になるおもな理由

  • 技能試験(修了検定・卒業検定)の不合格
  • 仮免学科試験の不合格
  • 遅刻・欠席
  • 技能教習の補習

合宿免許では、第一段階・第二段階それぞれの検定や技能教習で不合格となった場合、補習を受けたうえで再受験する流れになります。

そのため、仮免学科試験や卒業検定に不合格となった当日中に試験が行われず、延泊が発生するのが一般的です。教習所によっては、再受験まで数日待つ必要がある場合もあります。

また、寝坊や遅刻、欠席があると、その後の教習スケジュールがすべて後ろ倒しになるため、結果として延泊につながる可能性があります。

延泊時にかかる追加費用と無料になる“保証制度”

延泊時にかかる追加費用と無料になる“保証制度”

合宿免許で延泊した場合、以下のような追加費用が発生する可能性があります。

▼延泊時にかかるおもな費用

  • 補習費
  • 仮免許学科試験の受験料
  • 技能検定(修了検定・卒業検定)の受験料
  • 宿泊代・食事代

合宿免許では、多くのプランに保証制度が用意されており、保証範囲内であれば宿舎での宿泊代や食事代、教習費などが追加費用なしとなるケースが一般的です。保証が適用されれば金銭的な負担を気にせず、安心して再挑戦できます。

ただし、保証日数を超過した場合や年齢制限などにより保証対象外の場合には、追加料金が発生します。宿泊代や食事代は延泊日数に比例して増えるため、事前に保証内容を確認しておくことが大切です。

延泊を回避するための3つの対策

延泊を回避するための3つの対策

合宿免許では、教習や試験でつまずくと、延泊につながる可能性があります。

ここでは、最短日数で卒業するために意識しておきたい対策を紹介します。

1.試験・教習でつまずきやすいポイントを重点的に復習する

延泊を避けるためには、試験に一発合格することがポイントといえます。

技能教習・技能試験

技能試験での不合格の原因には、焦りによる操作ミスや不十分な安全確認などがあります。坂道発進やクランクといった運転項目では、一度つまずくと苦手意識を持ってしまいがちです。

合宿免許では、同じ技能教習を何度も繰り返し受けられるとは限りません。そのため、失敗した項目があればそのままにせず、原因を振り返り、次の教習で重点的に意識して練習することが大切です。

また、技能試験に備えて、コースの形状や信号の位置、標識の意味などを事前に把握しておくことで、試験当日の焦りを軽減できます。

学科試験

学科試験では、交通規則の基礎知識に加え、ひっかけ問題の傾向を把握しておくことが重要です。過去問題集や教科書を繰り返し確認し、苦手分野を重点的に学習することで、問題への対応力が高まります。

また、学習アプリを活用すれば、空き時間に集中して効率よく勉強できます。移動時間や待ち時間をうまく使い、こまめに復習することが合格への近道です。

2.体調管理と生活リズムの維持を最優先する

体調管理と生活リズムの維持を最優先する

合宿免許では、車種によって卒業までに必要な日数が異なり、普通車のAT車は約14日、MT車は約16日が一般的です。こうした限られた日程のなかで、普段とは異なる環境で生活を送るため、睡眠不足が続くと体調を崩しやすくなります。

体調不良によって教習に遅刻したり欠席したりすると、その分スケジュールに遅れが生じ、延泊につながる可能性が高まります。合宿期間中は十分な睡眠を確保し、食事を欠かさず取るなど、生活リズムを意識することが大切です。

また、プランによって宿泊施設や部屋の環境は異なるため、事前に設備や条件を確認し、自分の生活スタイルに合った施設を選ぶこともポイントになります。

万が一、風邪やアレルギー症状が出た場合には、無理をせず早めに教習所へ連絡しましょう。早期に相談・対応することで、教習や試験への影響を抑えられる可能性があります。

3.指導員や友達に相談してストレスを解消する

合宿免許の期間中は、慣れない環境での教習や生活が続くため、気づかないうちにストレスを感じてしまうことがあります。特に、運転が思うようにいかないときや試験前は、不安や焦りが強くなり、一人で悩みを抱えてしまう方も少なくありません。

運転に不安を感じたときは、指導員にアドバイスをもらうことがおすすめです。つまずいている操作や苦手意識のあるポイントを具体的に伝えることで改善点が明確になり、次の教習に落ち着いて取り組めるようになります。

また、友達と悩みを共有したり、他愛のない話をしたりするだけでも気持ちが和らぎ、気分転換ができるはずです。

ストレスをため込んだ状態が続くと、集中力が下がり、教習の進み具合にも影響が出てしまいます。周りに相談しながら、早めに気持ちを切り替える意識を持つことが大切です。

途中で帰るのは原則NG! 延泊しても慌てないために対策を把握しておこう

合宿免許は、最短期間で卒業を目指せる点が大きなメリットです。一方で、体調や教習の進度によっては延泊が発生することもあり、その場合、途中で帰るのは基本的に難しいといえます。

多くの卒業生が感じているように、延泊への不安は誰もが抱くものです。しかし、今回紹介した延泊の回避策を参考にし、保証制度を活用すれば、延泊の可能性や追加の出費を最小限に抑えることが可能です。

また、あらかじめ延泊の可能性を考慮しておくことで、万が一延泊になっても慌てずに対応できます。無理に予定を変えようとせず、「あと数日の踏ん張り」と前向きに捉え、卒業まで落ち着いて取り組んでいきましょう。

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