合宿免許に持っていく物のなかで、特にかさばるものが洋服です。できれば荷物は減らしたいものの、「洋服が足りなくなったらどうしよう…」「現地で洗濯はできるの?」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
あるいは、運転免許の取得や合宿免許プランの料金などに意識を向けすぎて、現地での生活面を想像していない方もいるかもしれません。普通車免許の場合は約2週間です。わずかな期間とはいえ、洗濯は持ち物の量を適切に準備できるかどうかに影響します。あとで困らないように、そして快適に過ごせるように洗濯についても準備を怠らないようにしましょう。
そこで、この記事では合宿免許期間中の洗濯事情を解説します。
関連記事:合宿免許の服装選びのポイントと入校前に押さえておきたい注意点
目次
合宿免許の宿泊施設で洗濯できる?
合宿免許の滞在期間中に洗濯することは可能です。ただし、教習所の宿泊施設によって洗濯方法が異なります。教習所が提供する宿泊施設は、学校寮のほかホテルや旅館、民宿やペンションなどタイプはさまざまです。宿泊施設別の洗濯事情について解説します。
1.学生寮
学校寮の場合は、宿舎の共用スペースに設置されていることが多いです。アパート・マンションタイプであれば、ワンルームは部屋に設置されており、2DK・3LDKなどのタイプは共用スペースにあります。多くの場合、無料で利用できます。
男性用と女性用は別々の場合も多く、女性の方でも安心です。宿舎によっては、洗濯洗剤も無料で用意されています。
2.ホテル・旅館・民宿
ホテルや旅館などに備え付けられている洗濯スペースの場合は、コインランドリーが多く、利用料金がかかります。料金の目安は、100~300円程度で設定されていますが、洗濯・乾燥の回数・時間によってもっとかかる場合もあります。
宿泊施設に洗濯機が設置されていない場合でも、コインランドリーが近くにあり徒歩圏内やレンタサイクルで行けるくらいの距離で洗濯できる環境は整っています。心配な方は事前に問い合わせておくことをおすすめします。
合宿免許の着替えは何日分必要?
洗濯して洋服を着まわす場合、4~5日分の着替えが目安です。
冬の時期は重ね着をするため、Tシャツや下着をまとめて洗濯すると回数を抑えられます。寒さ対策が必要な冬の時期は、長袖や厚手のものが多くスーツケースに入れる工夫も必要です。地域性も考えて、服装選びは慎重にしましょう。
合宿免許で持参すると便利な洗濯用品
合宿免許さぽっとが卒業生に実施したアンケート結果で、持っていけばよかったと思う持ち物として、洗濯関連のアイテムが上位に挙げられました。その4つを紹介します。
1.小分けの洗濯洗剤
宿泊施設によって洗濯洗剤が用意されているところもありますが、基本的には自分で用意します。コンビニでも購入できますが、数回使用する分の割には量が多く現地での費用もかかります。なにか洗剤にこだわりがある方も、自宅から必要分を小分けにして持っていくのがおすすめです。
2.ランドリーバッグ
宿舎では洗濯かごが常備していないため、自分用にランドリーバッグやビニール袋を持参するのがおすすめです。数日分を洗濯する際に、ランドリーバッグなら洗濯物を入れてまとめられます。そのうえ、そのまま部屋から洗濯機まで持っていけるため便利です。
3.洗濯ネット
デリケートな下着や型くずれしやすいおしゃれ着、シャツなどは、洗濯用ネットのなかに入れて洗濯するとシワにならないため安心です。
4.折り畳みハンガー
宿泊施設では、部屋のなかにハンガーが用意されていることがありますが、室内で洗濯物を干す場合には数が不十分なため、いくつか持参するのもおすすめです。一般的なハンガーはかさばりやすく、折り畳みできるものがよいでしょう。
荷物がかさばらないためのコツ
合宿免許は約2週間とはいえ、数日分の衣類だけでもかさばりやすく、さらにそのほかの必要な持ち物もバッグに入れなければなりません。そのため、持ち物の選別に苦労することがあります。出発ギリギリまで荷物の整理で悩まないように、うまく荷物をまとめるコツを知ることも重要です。
現地調達と持参のものを分ける
以下の荷物は、自分のこだわりに応じて現地調達するのがおすすめです。
項目 | 説明 |
洗濯関連アイテム | 洗濯洗剤、柔軟剤など
コンビニなどで販売されており、比較的調達しやすい |
日用品・化粧品 | メイク落とし、化粧水、シャンプーなど
特別なこだわりがなければ現地で入手可能 |
液体の消耗品 | 重くなりやすく、持参は面倒
現地調達により荷物の軽量化が可能 |
ただし、現地調達が多くなりすぎると、余計な費用がかかってしまいます。さらに、余った分を捨てるのももったいないため、どちらを優先するかを決めて選別するようにしましょう。なお、友達と一緒に参加する場合にはシェアすることで無駄にせずに済みます。
バスタオルよりもフェイスタオルを持参する
タオル類も荷物がかさばりやすいアイテムの一つです。ホテルや旅館ではタオル類が用意されているのが一般的ですが、すべての宿泊施設で毎日交換してくれるとは限りません。ほとんどの学生寮では自分で用意します。
タオル類も洗濯することを考えると、選び方に工夫が必要です。バスタオルはかさばるだけでなく、たくさん持っていけないため頻繁に洗濯しなければなりません。その点フェイスタオルであれば数枚持って行ってもかさばりにくく、数日分をまとめて洗えるため、おすすめです。
合宿免許での洗濯時の注意点
教習や試験に集中するためには、合宿生活を快適に過ごすことが大切です。なかでも、洗濯中のトラブルや問題はストレスの原因になりやすいため、十分に気を付けなければなりません。
ここでは、洗濯に関する注意点について説明します。
1.洗濯機が共同スペースにある場合
合宿免許さぽっとが卒業生に実施したアンケート結果では、洗濯に関連して以下の回答がありました。
Q:合宿免許で大変だったことを教えてください。
A:
「洗濯機が寮に2台しかなかったこと」
「乾きにくかったし、洗濯機の順番待ちなどがあった。」
「洗濯機の数です。」
このように宿泊先の洗濯機が共同スペースにある場合は、洗濯したい日にできないケースもあるため注意が必要ですタイミングで使えないことがあります。また、部屋のなかに洗濯機が設置されている場合でも、相部屋やツインルームなど、シングルルーム以外の部屋では同室者への配慮を忘れてはなりません。
特に混み合う繁忙期の時期は「洗濯するだけで大変…」と感じる可能性もあります。ホテルでもほかの宿泊客がいるため、独占は厳禁です。
2.繁忙期に洗濯機を使用する場合
春休みや夏休みなどの繁忙期は、同じ宿泊施設に多くの教習生が滞在するため、洗濯機を利用したい人の数が増えます。特に、教習が終わった夕方から夜にかけては混みやすく、順番待ちが長時間になることもあります。
洗濯物がたまってしまうのを防ぐためには、朝の早い時間や教習の合間など、人が少ない時間帯を狙うのがおすすめです。また連続して使用する場合は、ほかの利用者が待っていないかを必ず確認しましょう。
共同生活では、干すスペースが限られていることもあります。場所の確保や洗濯物の干し方も工夫することが大切です。
卒業生に聞きました! 洗濯にまつわるアレコレ
何をすべきか、何を考慮しておくべきかが思い浮かばなくても、卒業生の体験から得られることがたくさんあります。
ここでは、卒業生が実際に体験して思ったことを紹介します。予約する前に確認しておくと安心です。
着替えは何日分持っていった?
- アンケート期間:2024年4月17日~5月22日
- 対象:『合宿さぽっと』を利用して合宿教習所に入校した方
- 回答数:120名
合宿免許さぽっとが卒業生に実施したアンケート結果では、以下の日数分の着替えを持参していました。最も多かったのは、4~5日分で60%でした。次は3日分以下で35%。そのため、3~5日分を持参して、洗濯しながら上手くやりくりするとよいでしょう。
季節によって必要な着替えの枚数は変わりますが、夏の時期であれば汗をかきやすいため、1~2日分多めに持っていくと安心です。
洗濯機や乾燥機が完備されていない宿泊先では洗濯の間隔が空きやすく、服が足りなくなることも考えられます。ほかの教習生と洗濯機を共用する場合は、洗濯機の利用が思い通りにいかないこともあるため、多少余裕を持った枚数を持参すると不便を避けられます。
コインランドリー代はどれくらい?
なお、合宿免許さぽっとが卒業生に実施したアンケート結果では、以下の回答がありました。
「コインランドリーの費用は服洗濯代500円未満程度でした。」
洗濯の回数にもよりますが、滞在期間中の目安として参考にしてください。洗濯の回数や乾燥機の使用有無によって金額は変わります。季節によっても洗濯頻度が変わり、夏は汗や汚れで回数が増え、冬は乾燥時間が長くなる傾向があります。乾燥機を利用すると追加料金が発生する場合もあるため、滞在期間中に何回洗濯するかをあらかじめ想定して予算に組み込んでおくと安心です。
宿泊先に洗濯機・乾燥機が完備されていない場合は、近隣のコインランドリーを利用しますが、場所や営業時間を事前に調べておくとスムーズに利用できます。
洗濯機・乾燥機ともに完備されている施設では、移動の手間が少なく費用を抑えられる可能性があります。
洗濯に関して大変だったことは?
アンケートでは、次のような声がありました。
「洗濯機が寮に2台しかなかったこと」
「突っ張り棒などの洗濯物を干せる何かが欲しかった」
「洗濯物は乾きにくかった」
洗濯機の台数が少ない場合、順番待ちが発生しやすく、洗濯したいタイミングで利用できないことがあります。特に繁忙期は利用者が集中し、洗濯時間が夜遅くにずれ込むこともあります。乾燥機が完備されていない施設では洗濯物が乾きにくくなるため、室内に突っ張り棒を設置するなどの対策が必要です。
事前に、宿泊先の洗濯機・乾燥機の有無や台数を確認しておくと安心です。
洗濯の準備を万全にして合宿免許生活を快適に過ごそう!
合宿免許生活で必要なことの一つに洗濯が挙げられます。衣類をどの程度持っていけばよいのかは洗濯の頻度にかかります。滞在中に洗濯ができるかどうかが分からないまま荷物を持っていくのは賢明とはいえません。
持ち物が無駄になったり不足したりしないように、あらかじめ洗濯設備が滞在先でどのようになっているのかをチェックして、必要な分を準備しておきましょう。