合宿免許の最短日数はどれくらい? 日数の仕組みと最短で卒業するための対策を解説

合宿免許の最短日数はどれくらい? 日数の仕組みと最短で卒業するための対策を解説

合宿免許は、自宅から離れた地域の教習所で運転免許の取得を目指します。合宿免許の人気な理由は、費用の安さと期間の短さが挙げられます。教習費用以外にも宿泊代や食事代の支払いも含まれますが、これらの費用込みでも多くの格安プランが用意されています。

また、卒業まで数ヶ月かかる通学免許と比べ、短期間で卒業し、運転免許を取得するまでが早い点も魅力の一つです。しかし、取得する免許の種類や入校する教習所によって卒業までの最短日数が異なります。合宿免許を検討している方のなかには「何日間かかるか知りたい」「最短日数で卒業できるか不安」という方もいるでしょう。

この記事では合宿免許の最短日数や日数設定の仕組み、最短日数で卒業するための対策などを解説します。

合宿免許の最短日数とは?

合宿免許の最短日数とは?

合宿免許プランのパンフレットなどで表示されている最短日数とは、入校日から卒業日までの”最も短い”日数のことです。これは、学科教習と技能教習のほかに修了検定や卒業検定などすべての試験で一発合格することを条件に算出されます。

すべて同じ日数ではありませんが、平均日数としてAT車が14日間、MT車が16日間といわれることが一般的です。また、期間中に休日が設けられていたり、年末年始に重なったりしている場合は、15日間・17日間など少し長く設定されています。

また、合宿免許では普通車だけでなく中型・大型車、普通二輪などのプランもあります。おおよその最短日数は以下のとおりです。

▼【車種別】最短日数の目安

車種 所持免許
なし 普通二輪MT 普通二輪AT 普通自動車 普通自動車MT
普通車 AT 14日
MT 16日
中型車 8日
大型車 13日
普通二輪(バイク) AT 7日 6日
MT 9日 8日
大型二輪(バイク) MT 16日 6日 8日 14日

※最短期間はプランによって異なります

なお、現地に到着する時間の関係で前泊する場合は最短日数に含まれないため、スケジュールを組む際は注意が必要です。

合宿免許プランによって異なる最短日数の仕組

合宿免許プランによって異なる最短日数の仕組み

合宿免許の最短日数は、大きく3つの要素を基に設定されています。

1.教習の時限数

教習の進度と試験結果の状況によって個人差がありますが、最短日数は成績優秀な方であっても短くはできません。これは、一日に受けられる技能教習の時限数が法令で規定定められていることが理由です。

▼一日に受けられる技能教習の時限数

教習段階 技能教習の時限数/日
第一段階 2時限
第二段階 3時限

卒業に必要な技能教習の時限数を一日の時限数に基づいて計算すると、普通車AT車の最短日数は14日、MT車は16日です。多くのプランでは、この日数を採用しています。

▼【普通車】教習時限数と最短日数

車種 学科教習 技能教習
AT車 26時限 31時限

(第一段階12時限+第二段階19時限)

MT車 26時限 34時限

(第一段階15時限+第二段階19時限)

例えば、普通車AT車の場合、以下の計算で最短日数が14日と算出されます。

第一段階 12時限 ÷ 2時限 =6日

第二段階 19時限 ÷ 3時限 =6.3日(約7日)

第一段階と第二段階の教習日数に最終日の卒業検定日を加えて、最短14日間となる。

2.仮免許証発行の時期

仮免許試験が土日祝日や年末年始などにあたると、仮免許証を発行する警察署の対応が平日に繰り越されます。そのため、試験に合格しても即日交付はしてもらえません。

スケジュールは教習所によって決められているため、入校日と卒業日、休校日のほか仮免許試験予定日のチェックもおすすめします。

3.イベントや休日の有無

教習所によっては、入校時に歓迎会が実施されるところや休日を設けているところがあります。歓迎会の場合には全校イベントとなるため、参加の有無にかかわらずイベント中は教習が行われません。また、休日が選択できるプランでは、希望者のみ丸1日休みがもらえるため、最短日数が1日延長されます。

入校から運転免許取得までのスケジュール例

入校から運転免許取得までのスケジュール例

入校日から卒業日までの普通車AT車のスケジュール例を紹介します。一般的には、下記の流れで進められます。

▼スケジュール例

日程 教習内容
第一段階 初日 入校説明、適性検査、先行学科、技能教習
2~6日目 学科教習、技能教習(校内コース)、効果測定
7日目 仮免学科試験+修了検定
第二段階 8~13日目 学科教習、技能教習(校内コース+路上コース)、応急処置
14日目 卒業検定

合宿免許の卒業後は、住民票記載の住所を管轄する運転免許センターで本免学科試験を受験します。試験に合格すると、運転免許が即日交付されます。

卒業検定に合格した日から最大1年間受験が可能ですが、教習の内容を忘れないうちに受験するのがおすすめです。

運転免許センターは全国の各都道府県にありますが、受験できる場所は決められています。ご自分の都合の良い日時に受験ができることをチェックして受験予定日を決めてください。そのうえで、運転免許センターへの行き方や必要書類、費用などを事前に確認しておきましょう。

合宿免許を最短日数で卒業するための対策

合宿免許を最短日数で卒業するための対策

各試験のいずれかを一発合格できない場合や技能教習での補習が必要な場合には、合宿免許を延長しなければなりません。再受験の場合には受験日の日程が決まっているため、数日延泊することもあります。また、保証条件によっては、期間の延長だけでなく追加料金がかかる場合もあるため、一発合格するための対策が必要です。

基本なこととして毎日の教習と勉強、自己管理が挙げられます。ここからは、これらのポイントに絞って、最短卒業を目指すための対策を解説します。

学科教習・技能教習に真剣に臨む

どの試験においても学科教習と技能教習で学んだ内容に基づいて出題されます。そのため、重要な内容を忘れないように集中して教習をしっかりと受けましょう。特に、技能教習では実際に車を運転していると、操作の流れや方法を忘れてしまうこともあるため、注意が必要です。

指導員の説明を聞き逃さないようにし、連続して間違ってしまう部分や苦手な部分はすぐに質問をして解消することが重要です。「聞きづらいな」と思っても、自分一人で考え込まずに必ず指導員に相談します。些細なことでも丁寧に教えてくれるので安心です。

復習と試験勉強を毎日の習慣にする

一発合格のためには、限られた時間のなかでいかに時間を有効に使い、復習と受験勉強を進めていけるかが重要です。そのためには、休憩時間の有効活用がおすすめです。たとえ時間が短くても、毎日続けることで知識の積み重ねができます。

多くの教習所では、無料の学習機やアプリなど試験対策用の環境を整えているため、積極的に利用しましょう。不合格にならないか心配な方でも、模擬問題を徹底的に解いていくと、コツがつかめて自信にもつながります。

何か分かりにくい部分があれば、指導員に教えてもらう方法やほかの教習生との情報交換も有効です。合格の可能性を高めるために、どんなことでも積極的な姿勢で臨みましょう。

体調管理とスケジュール管理をしっかりと行う

体調不良や朝寝坊などが原因で遅刻すると、教習を受けられません。このような自己責任による延長の場合には保証の対象外です。卒業が延びるだけでなく料金が別途発生します。延長に影響してしまうような生活習慣には注意して、毎日栄養のある食生活と規則正しい生活を心がけましょう。

合宿免許での合格率

合宿免許での合格率

警察庁が公表している『運転免許統計 令和5年版』によると、仮免許試験と本免学科試験の合格率は以下のとおりです。

試験の種類 免許の種類 合格率
仮免許試験 AT限定 79.5%
MT 79.6%
本免学科試験 AT限定 72.6%
MT 75.9%

警察庁交通局運転免許課『運転免許統計 令和5年版』を基に作成

合格率は比較的高いですが、誰でも簡単に合格できるとは限りません。ご自分の努力次第ですので、一般的な目安として参考にしてください。

なお、『合宿免許さぽっと』の提携校のなかには、トップクラスの合格率を誇る教習所もあります。このような合宿免許先に入校して合格を目指すのもおすすめです。

合宿免許さぽっとの提携校についてはこちらからご確認いただけます。気になる合宿免許プランが見つかったらお気軽にご相談ください!

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出典:警察庁交通局運転免許課『運転免許統計 令和5年版

合宿免許を快適に過ごすためのポイント

合宿免許を最短日数で卒業するために日々の勉強も重要ですが、根を詰めすぎるとストレスが溜まってしまいます。勉強と休憩のバランスがとても大事です。

滞在期間中は、観光や温泉、レジャーなど心身ともにリラックスできる時間も確保し、充実した過ごし方を意識しましょう。宿泊施設によっては温泉施設やレジャー施設、リラクゼーション施設などが完備されています。勉強に行き詰まったら、思いっきり気分転換をしてみてください。ストレスのない状態で試験に臨めるような準備も大切です。

最適な合宿免許プランを選んで最短卒業を目指そう!

合宿免許の最短期間とは、教習時限数や教習所のイベント、仮免許発行機関の休日などに影響します。そのほかにも、自分自身の教習や勉強の進度もかかわってきます。

合宿免許を最短日数で卒業し運転免許を取得するには、毎日の復習と試験対策がとても重要です。頑張りすぎて体調を崩してしまわないように、体調管理も必要です。

観光やレジャーで思い出作りをしたりほかの教習生と交流したりしながら、滞在期間中を楽しく過ごすのがおすすめです。合宿免許では適度にリラックスしながら、運転免許取得を目指しましょう。

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