みなさんは、教習所に『公認』と『非公認』の二種類あるのをご存知ですか?
ここではこの二つの異なる部分についてご紹介します。
公認教習所
公認教習所とは、公安委員会、つまり警察からの指定を受けて、教習を行ってもいいですよ、と定められた自動車学校のことを指します。
正式には指定自動車教習所と言います。
非公認校と違う最大の点は、
公認教習所を卒業すれば、試験場で行われる実技の試験を受けなくてもいい、すなわち免除されるということです。
公式な機関からから認められた教習所の人がチェックするテストに受かった方は、運転の際に必要な技術を持っている、と判断され、実技試験が免除されるんですね!
●要件●
公認教習所として運営してもいいですよ、と認定されるには厳しい様々な条件があらかじめ定められています。
その中でも特に重要な点は『技能検定員(途中で行われるテストをチェックする資格)と教習指導員(運転の技術を教える資格)を置くひつようがある』ということです。
どちらとも国家資格となっており、資格の取得には公安委員会によるチェックや研修を合格する必要があります。
この国家資格、合格率は56%ほどの難しい資格なんだそうです・・。
非公認教習所
非公認教習所でも『届出自動車教習所』と『指導外自動車教習所』の二種類あります。
東京都や主要都市では多くありますね。金額的にも合宿免よりは安く15万~18万円で済む場合もあるそうです!
非公認教習所は教習所内での各種試験の実施が公認とは違い許されていないことが特徴であり、違いとなっています。
つまり、非公認の教習所の場合は、技能・学科ともに免許センター(試験場)までわざわざ行ってテストを受けなければいけないのです。
また本免試験合格後には、公認の教習所に行き、取得時講習と呼ばれる講習を受講する必要があります。
非公認教習所では、公認とは違い、何時間教えなくてはいけないか、どんな授業をしなくてはいけないかなどの決まりもなく、
それぞれの教習所が独自の内容で教習を行っています。
実際には限りなく時間数を少なくして、あまり練習時間を設けていない教習所もあるようです。
そのため、練習を少なく、かかるお金も少なくすることができる点が優れている点といえるでしょう。
届出自動車教習所
非公認の教習所の中で、公安委員会に指定の届出を提出している教習所のことを、「届出自動車教習所」といいます。
届出を提出した教習所に対しては、公安委員会が指導又は助言をすることができる、といった決まりがありますので、
テストの実施はできませんが、特定届出自動車教習所といって、国家公安委員会規則で定められた特定講習を実施できる届出教習所もあります。
これを受けたら、本免試験合格後の取得時講習を受けなくてもよいとみなされます。
指定外自動車教習所
公安委員会の指導を受けない、つまり公安委員会への届出を提出していない自動車教習所のことです。
車の運転の練習をすることが主に行われることのようで、極端ですが練習コースを設けていないとこもあるようです・・・。
いかがでしたか?
初めて免許を取得する場合は、公認自動車教習所で教習を受けるほうが良いと思います!
また、過去に免許を取得していた場合やペーパードライバーの方は非公認教習所での教習のほうが
効率的といえるかもしれません。