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自動車関連

公開日:2017年4月1日 / 417view

失敗しない、はじめての自動車購入

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初めての自動車購入

はじめて自分のマイカーを購入する皆さんに向けて、自動車ライターの中込氏が、HOW TOと心がまえを指南。「いざ一大決心をし、はじめてのクルマの購入を決意! でももしかしたら、お金を出せばOK!とはならないクルマの購入の際に必要な手続きに面食らってしまうかもしれません。事前に準備するものは? 何が必要なの? 新車を購入する場合を中心に、追ってご紹介しましょう」。

 

01.はじめに。まだ買うクルマが決まっていない貴方へ

買うクルマが決まっているかたは、次の見積り編から読み進めてください。買うクルマがまだ決まっていないかたはここからお読みください。まず購入するクルマを決めます。街で見かけるクルマには皆番号の書かれたナンバープレートが付いています。購入したら登録をしなければなりません。ですので、購入するクルマを決めて、お金の支払いを済ませても、ローンの手続きが済んだとしても、そのまま乗って帰れるわけではありません。

 

どのメーカーのどのクルマがいいのか。悩んだときは次の3ステップです。

①    クルマの用途を書き出す

②    気に入ったクルマは日ごろから写真を撮っておく

③    周りのクルマ好きに相談する

 

世の中にはおためごかしな「あなたにピッタリの一台を探します」といったサービスもありますが、それはある程度カテゴリーが絞り込めた上で、それに該当するクルマに「誘導する」ように構築された「広告モデル」のサイトになっている場合が多いのです。それでもおよそ希望に近いクルマに行きつくことはできますが、純然と比較して選んでいるのではなく「クルマの自動販売機」のような仕組みだと思った方がいいでしょう。

 

理想を言えば、日ごろから近所のクルマ屋さんに行って、ショールームに展示してあるクルマを見て、カタログをもらい、さらに複数のメーカーのお店を回って、お気に入りを見つけるのが一番でしょう。

 

しかし、それもなかなか時間的に難しいという場合、上の3ステップを頭に入れておくとだいたいお気に入りのクルマが見つかると思います。①は長距離も乗るのか、短距離メインか。キャンプ? 帰省? 近場の買い物のみ? 高齢者の送迎? に必要なのか、クルマを何に使いたいのか用途を書き出しましょう。そうするとおのずと、乗車定員はどのくらい必要か。荷物はどんなものを積むのかが見えてきます。あれもこれも欲張りすぎると、予算的に厳しくなり、ランニングコストもかさむことになるかもしれません。例えば、常に長距離で6名乗車するのと、たまに友人の送迎に短距離で5名以上乗ることもある、くらいの重要度では選ぶクルマのサイズ、予算も変わってくるでしょう。

 

②もぜひおすすめしたい方法です。クルマ選びもデザイン重視、という部分があってもいいと思います。デザインも大切な性能指標の一つ。そういうことを明確にするためにも、また、このクルマはどこのお店に行けば手に入るの? とういうことを周りのかたに尋ねるときにも便利。「なんかよさそう」と、ピンとくるクルマを見かけたらぜひ写真に撮っておきましょう。

 

続いて③。ひとりくらいはクルマ好きの友人、先輩は身近にいらっしゃるんじゃないでしょうか。特定のメーカー車種に偏っている場合もあるかもしれませんが、なぜそのクルマがいいのかという説明も含めておそらく納得のいくクルマ選びができる可能性が高いと思うので、相談することもおすすめします。また、特別クルマ好きではなくても、自動車ユーザーの先輩(親、親戚、兄弟、友人、上司など)は広い意味でここに含みます。もしかすると、希望の車種を扱っているクルマ屋さん(ディーラー)を知っている場合もあるからです。そうすると、商談の際、価格や様々な条件面で有利な場合も。是非活用しましょう。

 

「もうこのクルマしかない!」となればいいのですが、最後ちょっと迷う!となったら、候補のクルマはすべての見積もりを出してもらいましょう。初めての方はおっくうに思うかもしれません。でも、世のクルマ好きの多くは、実はこれを楽しむためにクルマを買っているといえるほど、クルマを選ぶ過程を楽しんでいます。自分だけの一台を選ぶわけですから存分に楽しんで選んでください。

 

02.購入候補のクルマの見積もりをとろう!

前の項でも少しご紹介しましたが、クルマは車検を受けて登録しなければ路上を走ることはできません。それに関連して、車両価格とオプション価格のほかにも様々な費用が掛かってきます。見積書には「結局このクルマを購入するといくらかかるの?」という総額が載っているわけです。でも中には削ることができる項目もなくはありません。

 

まず税金関係がいくつかあります。自動車を購入すると、自動車取得税、自動車重量税、自動車税、そして消費税がかかります。自動車取得税は購入時にかかる地方税白いナンバーの登録車の場合は3%、黄色いナンバーの軽自動車の場合は2%がかかります。

 

自動車重量税は車検を取得する際に払います。新車は次回車検まで3年ありますので3年分、車重に応じて区分が分かれており、該当する車重の税金を支払うことになります。装備やグレード、仕様で重量税が変わることもありますので注意しましょう。自動車税は排気量によって決まるもので、その年度の残りの月数に応じて支払うことになります。これら税金関係は無論値引いてもらうことはできません。しかしながら、一部減免になる場合や、減税になる車種などもあるので、そういうところもぜひ見積書で注目しておきたいところです。

 

次に登録諸費用関係です。車庫証明取得代行費用、登録代行費用、納車費用、自動車損害賠償責任保険(自賠責)保険料、リサイクル券などがこれに含まれます。クルマの登録には駐車場を用意し、車庫証明を最寄りの警察で出してもらいます(村など一部例外あり)。それがないと登録ができません。ただ車庫証明自体は誰でも簡単に申請することができますので、自分で手続きすれば手数料を節約できることも。しかし一部ディーラーでは、一連の登録関連の手続きと、それに関する手数料をパッケージにしているディーラーもありますので、そのあたりは確認してください。

 

登録代行費用は新規登録手続きして、ナンバープレートを取り付ける代行手数料です。これはユーザーがやることはほとんどありませんので、お任せすることになるでしょう。納車費用は自宅まで持ってきてもらって納車の場合などにかかる費用です。遠隔地などの場合は費用も変わってくるので、これは交渉する価値ありです。店頭納車にしてもらうことで省いてもらうことが可能な費用です。自賠責は強制的に加入することになる保険です。実際問題はこれでは補償内容は不十分ですので別に任意保険に加入することになるのですが、だからと言って省けるものではなく、これがないと車検を通過できません。リサイクル券は、そのクルマが最終的に廃車になるときの費用です。これもオーナーの責任で支払うことになっています。このほかにオプションの項目があります。その内容、見積もりに漏れはないか、無駄なものはないか?よく確認してください。

 

それらをすべて合計した金額が、皆さんが最終的に支払う金額です。車両価格の他の部分で費用を見直すならば、カーナビゲーションやETCなどの付属品の装着リストを検討することと、その付属品を装着する際の取り付け工賃、そして上記の代行手数料の一部を自分でやることで節約することができるでしょう。ここで重要なことは、「結局これは何の費用?」という疑問がないようにすべて確認することです。そうすると、じつは省けるものがあったりします。選ぶときは盛りに盛った加算した見積もりも、少し冷静になって「これは要らないよね」というものもあったりするものです。よく吟味して、無駄のない、しかし我慢しないでカーライフを満喫できる自分だけの1台を手に入れるんだ、という思いを明確に持って仕様を決めていきましょう。

 

すべて決めたら、最終的に支払いの打ち合わせです。現金で購入するなら、手付金をいくらにして残りをいつ支払うのか、といったことや、ローンを利用するのであれば、頭金をいくら用意し、具体的に審査する、といったことです。ここまで決まったらあとは契約書にサイン(捺印)ですね。

 

03.契約したら(なるべく急いで)用意しましょう。

契約したからと言ってすぐに乗って帰ることができないのが自動車です。サインしたからといってただ待っているだけではクルマは来ません。まず必要な書類です。クルマを購入する際には、次の書類が必要となります。

  • 自動車保管場所証明書(車庫証明)
  • 印鑑証明書
  • 委任状(および実印)

 

初めてのクルマ購入だと、もしかすると実印がない方もいらっしゃるかもしれません。最寄りの役所(役場)ですぐに登録できます。登録する印鑑はなんでもいいですが、できれば出来合いの三文判とかではないものを登録しましょう。車庫の確保も必要です。自宅に車庫のあるかたはそれでいいですし、ない方は「使用の本拠」すなわち現住所から直線距離で半径2km以内に駐車場を用意することが必要です。車庫が確保できたら自動車保管場所証明書(車庫証明)の取得です。車庫証明は警察署で申請できます(申請方法は教えてくれますし、丁寧に説明書きのついた申請書をくれる警察署もあります)。申請すると数日のうちに巡回のおまわりさんが申請された場所、クルマの保管場所を確認します。その上で車庫証明の申請が認められれば、晴れてクルマの登録ができるのです。これはクルマ屋さんに依頼することも可能です。委任状は、登録業務を委任していますということを示す書面です。

 

04.任意保険は自動車ユーザーの責任! ETCカードもぜひ手続きを

新車の場合は車体番号が分かるのに少し時間がかかる場合がありますので、以上の手続きよりも少し後になると思いますが、任意保険の準備もお忘れなく。万が一の事故を保証してくれる心強い味方です。クルマの性能も向上し、安全装備は進化する一方で、事故の際の補償額も高額化する傾向にあります。到底自賠責だけでは足りません。「僕は大丈夫、気を付けるから」という考え方自体が危機意識の欠如であり、そういう発想自体が事故の原因そのものなのです。一歩間違えばクルマは凶器。この自覚を強く持ち、納車までには任意保険の手続きも完了しておきましょう。

 

高速道路を利用する際に、料金所で停車して現金で支払わなくても通行料の支払いができるETC。これには専用の車載器とカードが必要です。クルマを購入する際に必要な場合は車載器のオーダーを入れているはずです(安価な車載器もカー用品店で販売しており、セットアップ料込みで、15,000円でおつりがくる場合も。納車のあとでカー用品店に直行する手もあるので価格と相談ください)。ETCカードはご自身で用意します。普段使っているクレジットカードの窓口に電話をするとすぐに用意してくれます。こちらも数日から2週間程度かかる場合もあるので、納車までのタイミングで連絡をしておくことをお勧めします。

 

05.最後に。クルマ生活を多いに楽しんでくださいね!

「もういくつ寝ると、愛車来る?」と指折り数えて、愛車の来る日を待ちましょう。家族と仲間と、クルマがない時には考えられないような、今までにない体験ができるはずです。「クルマのない暮らしにクルマがやってくる」ということは、エポックメイキングな出来事になるでしょう。こうして書き連ねると大儀そう、面倒くさそう、と思うかもしれませんが、やってみるとどうということのない手続きです。そしてクルマのある暮らしの便利さ、楽しさ、行動範囲の広がりから考えたら、「実に些末」なことと思える程度のことでしかありません。

みなさん、どうか楽しいカーライフをお送りください。

 

 

中込健太郎/自動車ライター
大手自動車買取販売会社で、クルマの買取・販売など、中古車流通の現場実務を経験。現在雑誌やインターネットの自動車媒体で幅広く執筆するほか、自動車関連のイベントMCやラジオ番組の制作などにも携わる。限られた人の自動車趣味ではなく「多くの人に選ぶ楽しみ、出かける楽しみを知ってほしい!」をモットーに活動の場を広げている。温泉ソムリエでもあり、旅先でふらっと温泉に立ち寄るのが好き。そして実はクルマに限らず乗り物全般が好きで小型船舶免許も有する。鉄道は、クルマで出かけた先のローカル線の駅を見つけるととりあえず寄って見る「寄り鉄」を実践。そんな旅先での食べ歩きも含め、趣味の幅は広い。

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