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自動車関連

公開日:2016年8月19日 / 1047view

車庫入れが苦手な人にも朗報! 一発で決まるバック駐車をする方法! 

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口には出さなくても男性に「車庫入れは一発でキメてほしい!」と思っている女性は少なくないはず(参照)。ためらうことなく、スマートにバック駐車を決めたいもの。そこで今回は、ドライビングインストラクターでありレーシングドライバーとしても活躍している松原亮二さんに、一発で決まるバック駐車をする方法を教えていただきました。ここでしっかりマスターして、この夏はますますスマートなオトコになっちゃいましょう!

バック駐車の基本的な流れをおさらい

下の写真を例に、バック駐車の基本的な流れをおさらいしましょう。ドライバーから見て右レーンの26番の駐車枠にバックで停める場合を説明します。クルマは右ハンドルです。26番の右隣の黒いクルマをA車、左隣の赤いクルマをB車とします。

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①    まず26番の駐車枠との間隔が約50㎝となるようにクルマを平行に寄せ、26番のA車側の枠線の延長上に運転席がきたらクルマを停止。その場でハンドルを左にめいっぱい回し、いけるところまで前進してストップ。
②    ハンドルを真っすぐの位置に戻しバックします。バックする際はミラーと目視で周囲を確認しながら慎重に。右の後輪が、26番の駐車スペースの角に入ったら停止。
③    ハンドルを右に切ります。そこからバック。26番の枠に入り、クルマが真っすぐになったら、ハンドルを真っ直ぐに戻します。どこまでバックして良いのか分からなければ目視で確認。不安を抱えたままバックするよりも、目で確認したほうが安心です。また、車は停止させた状態でハンドルを切ったほうが車の状態も把握しやすいのでおすすめ。

以上が基本の流れです。この流れを踏まえつつ、次からはコツを説明していきます。

コツ1.バック駐車は前半勝負! と心する

バック駐車というとバックに気をとられがちですが、実は苦手な人のほとんどが、バックする前の段階で躓いています。先に説明した基本の流れでいえば、①の段階です。最初の駐車枠に対して約50㎝の間隔を空けて寄せるところで、苦手な人はたいていの場合50㎝以上離れています。離れていると、バックする時にクルマのフロントが前方のクルマや壁に当たってしまいます。ここは思いきって「寄せ過ぎ!?」と思うくらい寄せてしまいましょう。実際、寄せ過ぎたとしても、離れ過ぎよりは修正がききやすいです。次に気を付けるべきポイントは、クルマを寄せた後の、ハンドルを切るタイミングです。枠線の延長上にきたらハンドルを切るところを、上手くバック駐車が出来ない人の多くは枠線の手前からハンドルを切り始めてしまいます。ハンドルを切るタイミングが早すぎると、バックする時に、クルマは駐車枠からそれていってしまいます。

バック駐車の成否は前半にかかっているといっても過言ではありません。バックする態勢さえ整えば、あとはぶつからないように注意しながらバックすればいいだけです。

コツ2.バックしながらハンドルを切らない

車庫入れが苦手な人は苦手意識から慌てるせいもあって、クルマを動かしながらハンドルも回しがち。それでは混乱するばかりです。慣れるまでは「クルマを動かす」と「ハンドルを回す」、2つの動作を分けて行いましょう。時間がかかるように思うかもしれませんが、それでいいのです。同乗者にとっても、素早い車庫入れよりも、ゆっくりと確実な車庫入れをしてくれたほうが安心できるはず。車庫入れが上手な人をよく観察してみると、実はクルマ自体のスピードはそれほど出ていません。とくにバックはゆっくりです。

コツ3.サイドミラーには地面を多めに映す

「どこまで寄せていいの? 下がれるの?」と判断がつかない大きな原因のひとつは、サイドミラーを正しく合わせられていないことです。ミラーを適切に合わせるだけでも、各段に車庫入れがしやすくなります。サイドミラーの合わせ方は、上下の角度を下向き寄りにセットするのがポイント。車庫入れの際は、サイドミラーの形状にもよりますが、地面が2/3映るくらい。空よりも地面が多め、と覚えておきましょう。左右の角度は、自分のクルマがちょっと映りこむ程度に。普段から、真っすぐな道を走っている時や信号待ちの時などに左右のミラーを見て、自分のクルマが車線に対して真っすぐ平行になっている時のミラーの見え方を覚えておきましょう。その感覚が、真っすぐ車庫入れするのに役立ちます。

コツ4.混雑していない遠くに停める

誰でも歩かなくてすむ入口近くに停めたいもの。でも、入口付近は車通りも人通りも多いため、通常以上の注意力を要する上に、後ろから他のクルマに待たれて「早く停めなくちゃ!」とプレッシャーにもさらされます。入口付近は車庫入れの難易度がいっきにあがるのです。リスクを下げるにはいさぎよく、クルマも人も少ない遠くのスペースに停めるのが一番です。それにドライバーとしては、スムーズな車庫入れもさることながら、入口付近のスペースを高齢者や障碍者の方、妊婦さんなどに譲ってあげる紳士な心も大切にしたいものですね。

番外編。頭から突っ込む

最後に「本番まで練習する間がない!」などお急ぎの方に、番外編として「頭から突っ込む」方法も紹介しておきましょう。ポイントは、どこでも頭から突っ込んでいいわけではないことです。まず、頭から突っ込んではいけないのは、通路の両側に駐車スペースが並ぶ場所。左右のクルマに挟まれて身動きがとりにくく、真っすぐに入れるのも難しいし、何とか入れられたとしても出すのも一苦労です。入れる時は左右が空いていても、後から停められると出にくくなるので避けましょう。一方、頭から突っ込んでも良いのは、一つは、道路から入って正面に横一列に駐車スペースが並んでいるところ。頭から突っ込んでしまえば、出る時は周囲に気を付けて真っすぐバックすればOKです。あとは、通路の両側に駐車スペースが並ぶ駐車場でも、通路が交差する角のスペースは頭から突っ込んでOK。片側が通路なので融通がきき、出し入れがしやすいです。

終わりに

バック駐車は、とくに土地が狭い日本においてはドライバーに必要不可欠なテクニックです。苦手な人も、ちょっとしたポイントを押さえるだけでうまくいくようになりますから、あきらめずにトライしてみてください。練習期間中はたびたびクルマから降りて、どのくらい下がれるか、寄せられるかを確認しながら進めるのも上達への道です。

 

松原亮二/レーシングドライバー、ドライビングインストラクター
1975年生まれ。自動車整備士、ガソリンスタンド店員、自動車メーカーライン作業員を経て28歳の時にFJ1600に参戦しレースデビューを果たす。2016年はTOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Raceに参戦。
一般道でもサーキットでも「無事に目的地に辿り着く事が最優先」のスタンスでレースは全戦完走。プロへの登竜門と言われたFJ1600ではデビューイヤーの2004年に日本一を獲得し、2005年にはフォーミュラスズキ隼でシリーズチャンピオン、最も参加台数の多いツーリングカーレースの一つであるNetz Cup Vitz Raceにおいては2009年、2010年に関東シリーズでチャンピオン、2012年には東北シリーズでチャンピオンを獲得する。速さと安定性を高い次元で両立するドライバーとしての特性を活かして、現在はレース参戦の他、トヨタドライバーコミュニケーションのインストラクターを始め、様々なクルマのイベントでデモ走行や同乗走行等も行うなど幅広く活躍。人生の目標はスローライフ。

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