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自動車関連

公開日:2015年6月29日 / 最終更新日:2016年5月30日 / 8208view

【助手席の彼女たちにオトコからお願いしたいこと】~自動車雑誌元編集長 嶋田智之さんに教わる、ドライブデートで彼と仲良くハッピーに過ごす法

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海辺の女性

この4月に公開された「残念な運転お作法5選」を拝見して、うーむ……と唸ってしまいました。女性はやはり細やかなのか、一緒にいる相手のことを自然に、だけどしっかりと観察してるのだなぁ……なんて感じたからです。日頃はあまり意識したりはしてないのですけど、助手席の女性はそんなふうに運転する男性を見て、感じて、判断基準のひとつにしてるのかも知れないな、なんて今さらながら学ばせてもらった気分です。
でも、ちょっと待って。よくよく思い起こしてみると、運転している僕達も、助手席にお迎えした女性達のことを観察するでもなく観察しているところはあるのかも知れません。というか、少なくともこれまでの間に、“ああ、頼むからそれヤメて……”と思ったことが幾つかあったのは確かです。少しばかりガッカリして、次のお誘いをためらってしまうようなことが。それはたとえば、こんなことだったりするのでした。

01:悪気なく他のクルマばかりホメないで

クルマというのは大抵の場合、本人が気に入って、決して安くはない対価を支払って手に入れたもの。持ち主にとっては宝物であり、大切なパートナーでもある存在です。もしかしたらそれはあなたの好みとは違うのかも知れませんが、この人は思い入れがあってこのクルマに乗っているのだな、ということを意識してくださいね。
だって、自分のクルマの助手席に座っている意中の女性が、自分のクルマをホメてくれないだけならまだしも、街を走っている他のクルマ達を眺めて「やっぱり買うならメルセデスだと思うな」とか「あのクルマ、なーに? アストンマーティンっていうの?ステキ。次はあれにしてね」みたいに他のクルマをホメてばかりいたら……。それはもう自分の友達だとか家族だとかをコケにされたのに近い感覚です。
きっとそこには悪意なんてないのでしょう。でも、悪意のない素直な気持ちから出た言葉だと思えば思うほど溝が感じられてしまう。そういうことだってあるのです。
でも逆に、自分が溺愛してるクルマを優しい眼差しで見つめてもらえたりしたら、めちゃめちゃ嬉しく感じます。クルマの鼻先とかルーフを指先で撫でて「ごくろうさま」なんて言葉をかけている姿を見ちゃったりしたら、結婚してもいいかも、なんて思ったりするかも知れません。クルマ好きのオトコって単純ですから……。

02:クルマの中で、当たり前のようにお菓子を食べないで

気にしない男性もいるでしょうし、僕自身も自分のクルマであれば後で掃除すればいいと考えるタイプですが、仕事で預かっているクルマでは、車室内で何かを食べることは絶対にさせません。僕自身はポテチ大好き、ショコラ大好き。お菓子はほぼ全面的に大好きなのです。けれど、お菓子が皆さんの想像以上に車内を汚すことを、経験で知っているからです。
クルマを大切にしている男性の中には、相手が誰であれ、汚されることを極端に嫌う人も少なくありません。それは“掃除すればいいでしょ?”という実質的な問題を超えて、自分自身にドロをつけられた感覚に近いような心情的な問題といっていいかも知れません。
もちろん人間ですから、オナカはすきますよね。クチが寂しいときだってあります。でも、だからといって当然のようにお菓子を取り出すのはヤメましょう。そんなときには「ねえ、オナカすいたから景色のいいところでクルマ停めて、これ食べようよ。運転で疲れてるでしょ? 休憩もしなきゃ」と提案してみてください。ポイント、グッと上がりますから。……オトコってめんどくさいところもたくさんあるけど、扱い方を誤らなければ操縦はクルマよりも簡単なのです。

03:リラックスしてくれるのは嬉しいけれど……

クルマはカプセルのような閉鎖空間ですから、わりと自由に振る舞っていただいても差し障りはありません。それにリラックスされていることが判ると、ドライバーとしては自分の運転に安心感を抱いてもらえてる気がして、それはそれで嬉しいものだったりもします。
が、お願いその1。特に短めのスカートなど膝が出るファッションをお召しになっているときには、どうか膝を揃えてシートに座ってください。スケベ心とは関係なく(いや、全くないとはいいませんけどね……肉食系なので)、単純にその方が美しく見えるからです。ちなみにデニム姿でも、膝が揃っているととても美しく感じられるものですよ。
お願いその2。クルマには適度に揺れる心地よさがあるから、眠くなることだってありますよね。助手席で居眠りされるのを好ましく感じないタイプもいるでしょうけど、僕はしばらく前から “どうぞ、お休みなさい”と思えるようになりました。オヤジですから。でも、あえて述べるなら、そんなとき、「眠いからちょっと目をつぶるね」と言ってもらえたりすると、こちらの気持ちはさらに柔らかくなるものです。女性の寝顔を見られることは至福のひとつですが、持ってきたサングラスをかけて窓の外側に顔を向けて……みたいな恥じらいじみた仕草を見せられると、さらにグッときたりもします。……欺しやすいでしょ?
お願いその3。助手席でゼロからメイクを始めたり、直したりするのは、できればしないでくださいね。いや、相手が意中の人であれば、スッピンでさえも愛しいものです。だけど蕾が花開くまでのプロセスは、女性だけの秘め事であって欲しいと思うのです。その奥ゆかしさのような気持ちに惹かれるところがあるからです。どうしてもしなければならないときには、「こっち見ないで!」の言葉を投げかけてください。じゃないと、恋の相手として全く見られてないような気分になるか、 “とーちゃん&かーちゃん”の関係になっちゃったみたいな感覚に襲われるからです。
以前、美しさを職業にされている方を助手席にお乗せしたとき、auのCMじゃないですけど、パッカーン! と膝を割ったミニスカート姿を見て、ちょっとイメージが狂っちゃったことがありました。オトコは概してガサツな生き物ではありますが、美しいモノを見るのが好きという習性を同時に持ち合わせてもいるのです。どうかオトコが女性に対して勝手に抱いている淡い夢を、一撃で崩壊させるようなことはしないでくださいね。

04:ドアを開けるときには、その外側に注意して

クルマを運転されない女性にとりわけ多いのですが、停車してクルマから降りようとするときに、周りの状況を全く確認せずに思い切りよくドアを開けてしまう人がいます。実はそれ、とても危険なんですよね。後ろから自転車やオートバイが来ていたら……? あるいは小さな子供が走ってきていたら……? その瞬間、あなたは誰かをケガさせてしまうことになるわけです。
それにもし、車内からは見えにくい低いポールや大きな石などがあったら、どうでしょう? ドアはガツン! とぶつかり凹んだり歪んだりして、大切なクルマは即座に傷物、修理工場に入れなければならなくなってしまいます。それはお互いにとって、嬉しいことじゃありませんよね?
話はとてもシンプルです。ドアを開けるときには、まず窓の外をチェックして何か当たるものがないかを確認し、それからそっと薄めに開いて後ろから何か来たりすることがないかを確認し……というほんの数秒の作業を厭わないようにしてください。ドアとともに、せっかくのふたりの関係に凹みを入れないように……。

──とまぁ、あれやこれやと記しましたが、考えてみれば(一部を除くと)些末なこと。ただ、多くの男性がちょっとばかり気になるところではあるとも思うのです。逆をいえば、ここはある意味オンナを上げるチャンスといえるかも知れません。

それでもちょっとしたミスをして、相手の気分を害してしまうことだってあるかもしれませんよね。そうした場面で、すでにオヤジである僕から何かアドバイスじみたことがあるとすれば、もし素直にゴメンナサイをしても相手があまりにしつこくブツブツ文句をいい続けるようであれば、遠慮なくそんな男は捨てちゃいましょう、ということです。そういうタイプの男性は、一事が万事、全てそうだと思うからです。確かにクルマは大切です。でも、本当に大切なのは、どっち? あなたであるべき、ですよね? 

ドライブデートに限ったことじゃなく、オトコとオンナは常に互いを思いやりながら、一緒に何かを作り上げていくのがベストなカタチ。クルマを磨く前に自分を磨け、ということでしょうね。

嶋田智之

嶋田智之
1985年、ホビー系およびライフスタイル系の書籍雑誌を出版する(株)ネコ・パブリッシングに入社。ヒストリックカー、スポーツカーファンのための自動車雑誌「Car Magazine(カー・マガジン)」編集部を経て、外車・国産車、新車・旧車を問わない様々な車とカーライフを提案する「Tipo(ティーポ)」の創刊スタッフ、後に名物編集長として人気雑誌へと盛り立てていく。その後スーパーカー専門誌「ROSSO(ロッソ)」総編集長を担当し独立。現在はクルマとヒトを柱に「モノ書き兼エディター」として、編集執筆業やトークショーなどで活躍中。車と、車にまつわる人たちへの愛とロマンに満ちた独特の世界観がある記事には、編集者時代からファンが多い。

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