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自動車関連

公開日:2017年3月6日 / 2601view

車検費用を安く抑えたいなら、ユーザー車検!

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ユーザー車検

クルマを所有していると、定期的にやってくる「車検」。新車を購入した場合は、初回車検は3年に1回、その後は2年に1回車検を受けることが義務付けられています。多くの方は車検の専門業者に車検をお願いしていると思いますが、今回は自分で出来ることは自分で行う「ユーザー車検」に焦点をあてて紹介したいと思います。

 

01.車検が受けられる場所と、車検費用のしくみ

車検を受けられるお店は、各自動車ディーラーやガソリンスタンド、カー用品店、整備工場など、様々な場所で受けることができます。車検を専門としているお店や、車検代行の業者などもあるので、いったいどこに預ければいいのか悩みますよね。それぞれのお店に預けた場合、アフターサービスの良さや整備技術の違いなどもありますが、一番差が出てくるのが「車検費用」です。車検にかかるお金は大きく分けて『法定費用』と『車検基本費用』2つ。法定費用は、自賠責保険料、重量税、印紙代のことで、どこのお店で車検を受けても金額が変わることはありません。一方で車検基本費用の金額はお店によってバラバラ。これは点検や整備にかかる技術料、車検を受けるための代行手数料などの金額に決まりがないので、それぞれのお店で違いが出ます。また各種オイル、タイヤなどといった消耗品はクルマの状態によっても変わるので、消耗品、パーツ代、交換が必要となった場合の追加整備代は別途追加料金がかかってきます。

 

02.車検費用を最も安くしたいなら、ユーザー車検!

なるべく費用を抑えられたら家計にも優しいですよね。車検費用を一番安くする方法として「ユーザー車検」というものがあります。ユーザー車検とは、必要な書類の準備や車検場の予約など、自分で出来るところは自分で行う車検のやり方です。24カ月点検の部分に関しては専門業者にお願いすることになりますが、運輸支局にクルマを運び検査を行う部分や、車検代行手数料などの部分の費用が節約できるので、トータルの車検費用を安くすることが可能です。車検費用が抑えられるメリットの他、クルマの知識が増えるし、車検にかかるお金についてもお勉強ができるといったこともユーザー車検を行う魅力ですね。

 

03.「予備検車場」をうまく利用しよう

車検場(陸運局)の周辺には、車検に合格できるかどうかを検査してくれる「予備車検場」というものがあります。本車検とは別料金になりますが、実際の検査ラインと同じような設備を使って検査を行うので、車検本番の目安になります。不具合があれば調整可能です。また本車検後に不合格になった項目があれば、その項目だけ予備車検場で調整してもらい、もう一度本車検を受け直すというやり方もできます。上手に予備車検場を活用しましょう。

 

04.ユーザー車検のデメリット

ユーザー車検のデメリットは、やはり、労力がかかることです。検査場は平日の昼間しか空いていないので、まず時間確保が必要です。また検査で不適合箇所があると追加で調整費用がかかる場合があります。プロの専門業者に任せれば、車検を通すための基本整備だけでなく、安全にクルマ生活を送るためのクルマの点検、整備の提案もしてもらえるはずなので、より安心です。

 

05.自分に合った車検のやり方を探してみよう

ふだんからクルマの日常点検を行っているなら、ユーザー車検は一度経験してみるとマイカーとの親密度はぐっとアップするかもしれません。車検の費用にも強くなるし、クルマの勉強にもなる。さらには車検をどこに依頼したらいいのか? の目を養うことにもきっとつながります。そして何より、これまで漠然と高いな~と思っていた車検費用が、じつは、クルマの安全のために欠かせない要素だったり、じつは、ありがたいアドバイスが盛り込まれていたということに気が付くかもしれませんね。

 

 

Text:藤沢亜純

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