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自動車関連

公開日:2016年12月29日 / 2214view

いまさら聞けないカーシェアリングのメリット・デメリットとは?

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近ごろあちらこちらに見かけるようになったカーシェアリングサービス。使いたいときに好きな時間だけ車を借りることが出来るシステムで、人を間に介さず車を借りられる。電車やバスなど車以外の交通の便が発達している地域に住んでいる方々なら、使いたいとき気楽に借りることが出来るカーシェアリングサービスは、無駄が無く賢い選択だ。改めてカーシェアリングサービスの使い方、メリット、デメリットを考察した。

01.24時間出発OK、ちょい乗りも気楽

これまで車を借りるとなると、レンタカーが通常だった。レンタカーの場合、営業時間内に店舗に行く必要があるが、カーシェアリングは事前に予約を入れておけば24時間好きな時に出発することが出来る。大抵の場合、予約はスマートフォン&インターネットから可能で、「分単位」で利用することが出来るのでちょい乗りも気軽。月額会費もリーズナブルで利用料金にはガソリン代も含まれているので料金体系がわかりやすい。あえてデメリットをあげるなら、乗ったときにガソリンが残り少なくなっていたり、自分が借りる地域に多く利用する人がいると予約しにくい可能性があるということがあるだろう。

ガソリン給油や洗車についてだが、例えばタイムズ24が運営するカーシェアリングサービス「タイムズカープラス」では、利用者に給油と汚れが気になったときは水洗車のお願いをしている。「えっ?そんなこともさせられるの?」と思いきや、給油・水洗い洗車を行うとお得な料金割引特典が受けられるという仕組み。次に借りる人のことを考えて行動すれば、巡り巡って自分に返ってくるはずなので丁寧に扱いたい。

02.会員カードで車のロック

改めてタイムズカープラスの利用方法を説明しよう。入会方法は直接店舗で申し込む方法もあるが、インターネットでの申し込みが簡単。タイムカープラスに入会し、会員カードが届いたらインターネットor携帯サイトからいつでも予約することが可能。さらにこの会員カードは車のロックを解除する鍵にもなっている。会員カードを車に装備されたカードリーダー部にかざすと、ドアロックが解除されて車に乗ることが可能。車の鍵は助手席のグローブボックス内に入っている。そのほかクイック検索アプリやカンタン延長機能などオリジナルサービスが充実しているが、一番の心のよりどころは困ったときのコールセンター。タイムズカープラスでは、24時間、電話でのサポートが可能だ。

タイムズカープラス

03.乗らなかった月は月額基本料が無料!

オリックスのカーシェアもWEBで簡単に入会することが出来る。使い方も簡単。登録後、会員カードが届いたら車の予約が可能。会員カードは車のロック解除の鍵になっている。オリックカーシェアならではの特徴は、月額基本料の個人Bプラン。毎月月額基本料+乗った車の時間料金がかかる仕組みだが、車に乗らなかった月は、月額基本料が無料となるプランを用意している。また学生は学生プランが設定されていて、入会日より5年間まで基本料が無料。嬉しい特典になっている。

オリックスカーシェア

04.豊富な車種は魅力的♡ あれこれ乗って楽しみたい

カレコ・カーシェアリングクラブは、首都圏の「三井のリパーク」を中心にステーションを展開している。月会費は980円だが、利用すると月会費980円分は利用料金として使える仕組みになっている。個人の方の初期費用は0円で、法人・個人事業主の場合のみ4980円の初期費用は掛かるが、月会費はベーシックプランの場合は無料。車のドアロック開錠は、ケータイかSuicaやPASMOなどのカードに登録すると使うことが出来る。カレコ・カーシェアリングの一番の特徴は、豊富な車種。コンパクトカー、ミニバンはもとより、日産特別仕様のジューク、マツダロードスター、メルセデスベンツ、アルパイン仕様の特別なミニバンなど、ユニークで豪華な車のラインアップが揃っている。便利さだけでなく、車に乗る楽しみも味わえる。

カレコ・カーシェアリング

05.乗り捨ては出来るの?

「車の乗り捨て」に関してはこれまで色々な企業が期間限定で実証実験を行っている。タイムズカープラスが行ったのは1人乗りの都市型モビリティ「TOYOTA i-ROAD」を用いて、浅草雷門、お台場パレットタウンなど都内5カ所のステーション内での乗り捨てを実施。そのほか横浜市と日産が超小型電気自動車「チョイモビ」での実施や、オリックスカーシェアがメルセデスベンツ「スマート電気自動車」を用いて、横浜市街で実証実験が行われた。現在サービスは終了しているが、実証実験を再開しているところもあり、今後の展開が楽しみ。

06.利用料金は各社似たりよったり。決め手はやはり、徒歩圏内にあるかどうか

毎日車に乗る必要が無く、徒歩圏内にカーシェアリングサービスが利用出来るなら、車は所有せずカーシェアリングサービスを利用したほうが賢い選択といえる。車両代はもちろん、自動車保険や税金、毎月の駐車場代や整備点検必要といったマイカーを所有していると当然かかる費用が一切かからない。

車両のオプションに関しては乗る前に確認が必要。大抵の場合、カーナビゲーション、ETCなど装備されているが、子供の身長に見合うチャイルドシートなどは自前で用意する必要がでてくる。長く借りたいときやオプション装備の相談が必要な場合は、レンタカーのほうが良いケースがあるし、必要なときに必要な分だけ借りられる手軽さは無人のカーシェアリングのほうが楽な場合もある。

いずれにせよ上手く車を借りるサービスを活用すれば、効率的でとてもスマートな車生活を送ることが出来る。将来的には、目的やドライブコースによって、またはその日の気分や各々のライフスタイルに応じて選べるように、色々な車種のラインアップを期待したい。

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