自動車関連 | 公開日:2015年8月1日 / 最終更新日:2016年5月30日 / 4120view |
女性カーライフ・ジャーナリストまるも亜希子さんに教わる【ドライブデートで女性のハートをつかむ運転とは?】
震えてるのはエンジンだけじゃない。加速するのはスピードだけじゃない。あなたの運転を見て、助手席の彼女の心も震えるし、恋が加速することもあるんです。運転にはその人の本性が出るって、よく言いますよね。それは本当のこと。一緒にクルマに乗っていると、言葉にしなくても、表情に出さなくても、なんとなく相手が自分のことをどう思っているのか、わかったりするものなんです。
しかも運転中だけじゃなくて、それはクルマに乗り込む時からはじまっているんですよ。
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ドライブデートは出だしが肝心!走り出す前から女性のハートをキュン♪とさせて
たとえば、ドアを開けたら運転席から手が伸びてきて、先に荷物を預かってくれる男性。両手がフリーになった方が、シートにスムーズに座れるし、シートベルトもしやすいってこと、ちゃんとわかってるんですね。大きな荷物だったらリアシートに置いてくれたり、そういう気遣いにまずグッときちゃいます。
そして走りだす時には、「じゃあ、出発するね」とひと声かけてくれる人っていいなぁと思います。高いヒールを履いていたりすると、足でしっかり踏ん張れなくて、発進加速のGがけっこうキツかったりするんですよね。いきなり発進されたら心の準備ができないけど、言ってくれるとドアハンドルなどにつかまったり、腹筋にしっかり力を入れておいたりと、準備ができるから安心なんです。
運転中のさりげない振る舞いに思わず惚れちゃいそうになることも!?
走っている時、男性はほとんど前を向いているから気づかないかもしれないけど、女性って意外と男性のいろんなところを見ているもの。シフトレバーにかけた手とか、横からの首筋とか、ボタンがいくつか開いている胸元とか、ね。そんな時に、やっぱり操作がひとつひとつ丁寧だと感じる人は、好印象。見ているうちに、「ああ、この人は私のことを大事にしてくれそうだな」なんて思ったりするのです。
それに、合流地点でスムーズにクルマを入れてあげたり、横断歩道でサっと停まって歩行者を優先させてあげたりする人は、それだけで好きになっちゃいそうなほど。ヨーロッパの男性は、そういうことをすごく自然にできる人が多いのだけど、日本人はまだまだ少ないから余計に魅力的に見えるんですよね。
ドライブデートを成功させるポイントは運転だけにあらず
クルマの中では、エアコンの温度にも気を配って欲しいもの。女性って、サンダルだったりノースリーブを着てたり、けっこう肌をさらしているから冷え性になってしまう人が多いのです。逆に男性は暑がりで汗っかきの人が多いから、車内をキンキンに冷やしすぎてる場合も。「寒くない?」って聞いてあげたり、そっとブランケットなんかを差し出してあげたりすると、女性は目がハートになるかもね。
それからもし、長時間のドライブになる時は、コマメに休憩して欲しいのです。というのも、女性はお手洗いが近い人が多いのだけど、なかなか自分から「トイレに行きたいから停まって」とは言い出しにくいでしょう。実は私も、ガマンしすぎてお腹が痛くなってしまった経験アリ。サービスエリアや道の駅、コンビニをうまく利用して、さりげなくお手洗いタイムを作ってあげてください。たとえ、それを女性があなたの気遣いだとわからなくても、「この人とのドライブはすごくラクだな、楽しいな」と感じてくれるはずです。
ドライブデートで極めるべくは思いやりと優しさ、「車庫入れテク」です
さて、そろそろ目的地に着く頃。「女性のハートをつかむ運転ってテーマだけど、ぜんぜん運転テクニックの話なんか出てこないじゃん」って思ってるでしょう。そうなんです。巷で言われているコーナリングがどうとか、パワフルな加速がどうとか、そんなことは女性にはまったく響かないのです。それどころか、そんなに激しく走ったりしたら、「私、あなたに命を預けたくありませんから!」ってドン引きされるだけ。卵が割れないようにそっと、丁寧に運転してくれることこそが、女性の心には響くのです。
ただ、ひとつだけ。最後の車庫入れだけは、スムーズに一発で決めて欲しい。女性のほとんどはそう思っています。モタモタしたり、何度も切り返したりは完全にNG。もし自信がない人は、今日からせっせと車庫入れの練習を積んでおきましょう。
【まとめ】
いつもはなかなかカッコいいところを見せる機会がなくても、一緒にクルマに乗るだけで、彼女の心を掴むことだって可能です。ぜひ実践してみてくださいね。でもその前に、そこまでする価値のある女性かどうかは、嶋田さんのコラム『助手席の彼女たちにオトコからお願いしたいこと』でお勉強するといいですよ。
まるも亜希子/カーライフ・ジャーナリスト
映画声優、自動車雑誌編集者を経て、2003年に独立。雑誌、ラジオ、TV、トークショーなどメディア出演のほか、モータースポーツ参戦や安全運転インストラクターなども務める。海外モーターショー、ドライブ取材も多数。2004年、2005年にはサハラ砂漠ラリーに参戦、完走。2006年より日本カー・オブ・ザ・イヤー(COTY)選考委員。日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員。女性のパワーでクルマ社会を元気にする「ピンク・ホイール・プロジェクト(PWP)」代表。ジャーナリストで結成したレーシングチーム「TOKYO NEXT SPEED」代表として、耐久レースにも参戦している。過去に乗り継いだ愛車はVWビートル、フィアット・124スパイダー、三菱ギャランVR4、フォード・マスタング、ポルシェ・968など。自らもカーライフをエンジョイしつつ、カーライフの愉しみを持ち前の明るい笑顔とともに伝染させるべくアクティブに活躍する。現在はホンダ・CR-Zと日産エルグランドRiderで一児のママとしても奮闘中。