ちゃんと理解しておきたい「道路標識」と「路面(道路)標示」の違いと種類

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こんにちは、通学教習所さぽっとのわかばです!
みなさんは「道路標識」と「路面(道路)標示」をご存知ですか??

一瞬「?」となったかもしれませんが、実は見慣れているものです。

例えば道を歩いているときに見上げると「通行止」という看板を見かけませんか??これが「道路標識」です。また、横断歩道を渡るときに道路に直接書かれている白いペイントも見かけますよね。これが「路面(道路)標示」です。

運転免許証を取得する際には、「道路標識」と「路面(道路)標示」を必ず勉強します。
今回はぜひ覚えておきたい「道路標識」と「路面(道路)標示」について、詳しくご紹介します。

【このページで紹介する内容】
1、「道路標識」と「路面(道路)標示」の違いを知ろう。
2、道路標識は、「案内」「警戒」「規制」「指示」「補助」の5種類。
3、路面(道路)標示は、「規制」「指示」の2種類。
4、さいごに。

「道路標識」と「路面(道路)標示」の違いを知ろう

「道路標識」と「路面(道路)標示」は、言葉がよく似ています。それぞれの設置方法や目的の違いをみていきましょう。

「道路標識」とは、道路のかたわらに設置がされている表示版のことです。
道路を利用するかたに必要な情報を提供するとともに、交通事故を未然に防ぐための規制・危険箇所への注意喚起や指示・案内による交通の円滑化などを目的としています。

「路面(道路)標示」とは、道路でよく見かける道路上にペイントされている記号や文字のことです。
こちらも、交通事故を未然に防ぐための規制、指示による道路交通の円滑化などを目的に設置されています。

標識も標示も、設置の目的は親しいものですが、その設置方法や種類が異なっているようですね。

道路標識は、「案内」「警戒」「規制」「指示」「補助」の5種類。

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「道路標識」は、目的別に5種類に分類されます。ここではそれぞれ、代表的な道路標識をご紹介していきます。
ちなみに道路上には、道路や交通の状況に応じて「注意喚起」「案内」「指導用」など様々な看板が設置されており、全てが「標識」ではないので注意しましょう。

【案内標識】
案内標識は、道路を利用する方に「目的地」や「通過地への方向・距離」といった情報の提供を目的としています。正しい交通を確保するために、欠かすことができない標識です。
細かく方角や距離などを案内してくれるので、初めて行く知らない土地でも案内標識があると心強いですね。

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【警戒標識】
道路や沿道には、通行するにあたって注意しなければいけない箇所があります。
警戒標識は、それらの危険を道路使用者に警告・予告することで、必要な減速や注意深い運転を促すことを目的としています。

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【規制標識】
規制標識は車両や歩行者に対し、通行の禁止や制限といった規制を目的としています。
駐車禁止や通行止めなど、普段家の周りを散歩してもよく見かるので、最もイメージしやすい標識ではないでしょうか。 

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【指示標識】
指示標識は、交通に関して特定の方法や道路交通上決められた場所の指示を目的としています。基本は青色と白で表示され、他の標識の種類と比べて数が少ない為覚えやすく、わかりやすい標識です。

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【補助標識】
補助標識は、設置した他の標識を補助することを目的としています。
補助の内容は様々ですが、主に「車両種類」「時間」「区間」などがよく記載されています。

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教習所の学科でも、標識の授業内容は時間を取って学習するポイントです。
勉強はひたすら「暗記」する必要があるので、大変と感じる人もいるかもしれません。しかし標識は、免許取得後も守っていく大事な交通マナーです。しっかり覚えていきましょう。

路面(道路)標示は、「規制」「指示」の2種類。

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「路面(道路)標示」は「道路標識」よりも種類が少なく、「規制標示」「指示標示」の2種類です。

【規制標示】
主に走行の規制、車両別通行帯、左折・右折の方法、車両の駐車方法を伝えています。
自転車の交通マナーも問われている現代では普通自転車の歩道走行可能を示したものもあります。

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【指示標示】
横断歩道や車両の境界線を示しています。
ここ最近は自転車専用の横断帯や、車と自転車と歩行者に向けた指示標示も増えてきました。

標示は、「停止線」や「横断歩道」など覚えておかないと重大事故につながることも。
見かけたときにどのような意味がある標示で、その指示に正しく従えるように覚えておきましょう。

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さいごに。

ここでは「標識」と「標示」の意味と種類を紹介しました。
他のページでは具体的にどのようなものがあるのか紹介していますので、ぜひチェックしてみてくださいね!