「規制標識」で標示される「禁止事項」と「規制標識」を正しく理解しよう。

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こんにちは、通学教習所さぽっとのわかばです!
みなさんは道路を通行する際に、「規制標識」を見てその交通ルールを守れていますか??

「規制標識」は普段数多く見る事ができる標識で、赤・青・白で規制内容を標示するなど遠くからでも解りやすい工夫がされています。

運転免許を取得するにあたり、しっかりと内容を理解しておく事が重要です。
数が多く覚えるのも大変ですが、交通規制に従った運転で運転マナーを向上しましょう!

今回は、「規制標識」の中でも特におさえておきたい標識を、厳選してご紹介します。

【このページで紹介する内容】
1、「規制標識」の基礎知識。
2、赤と白の縁取りに青字で示す禁止や徹底事項。
3、青地に白字で示す指定事項。
4、さいごに。

「規制標識」の基礎知識。

「規制標識」とは、歩行者と車両に通行する際に制限規制、禁止する事を標示している標識です。
標識の設置は、「都道府県公安委員会」と「道路管理者」がそれぞれ行っています。

規制標識は丸型が多く、赤と白と青で標示され、規制や禁止されている内容がわかるようになっています。
特に禁止や徹底事項は赤と白の縁取りに青字、指定事項は青地に白字で作られています。

補助標識を併せて使用することで、車両の一部や入場可能な時間を指定する規制を標示することもあります。

 主な規制標識
 1  通行止め  28  最低速度
 2  車両通行止め  29  自動車専用
 3  車両進入禁止  30  自転車専用
 4  二輪の自動車以外の自動車通行止め  31  自転車及び歩行者専用
 5  大型貨物自動車等通行止め  32  歩行者専用
 6  特定の最大積載量以上の貨物自動車等通行止め  33  一方通行
 7  大型乗用自動車等通行止め  34  車両通行区分
 8  二輪の自動車・原動機付自転車通行止め  35  特定の種類の車両の通行区分
 9  自転車以外の軽車両通行止め  36  けん引自動車の高速自動車国道通行区分
 10  自転車通行止め  37  専用通行帯
 11  車両(組合せ)通行止め  38  路線バス等優先通行帯
 12  大型自動二輪車及び普通自動二輪車二人乗り通行禁止  39  けん引自動車の自動車専用道路第一通行帯通行指定区間
 13  指定方向外進行禁止  40  進行方向別通行区分
 14  車両横断禁止  41  原動機付自転車の右折方法(二段階)
 15  転回禁止  42  原動機付自転車の右折方法(小回り)
 16  追越しのための右側部分はみ出し通行禁止  43  警笛鳴らせ
 17  追越し禁止  44  警笛区間
 18  駐停車禁止  45  徐行
 19  駐車禁止  46  前方優先道路
 20  駐車余地  47  一時停止
 21  時間制限駐車区間  48  前方優先道路・一時停止
 22  危険物積載車両通行止め  49  歩行者通行止め
 23  重量制限  50  歩行者横断禁止
 24  高さ制限  51  高齢運転者等専用時間制限駐車区間
 25  最大幅  52  環状の交差点における右回り通行
 26  最高速度  53  自転車一方通行
 27  特定の種類の車両の最高速度

赤と白の縁取りに青字で示す禁止や徹底事項。

標識の中にはよく似ているものもあり間違えてしまうこともありますが、正しく覚えることで間違えや勘違いからくる事故は防げます。

禁止事項などは、ちょっとした気のゆるみからついつい破ってしまうことも…特に注意が必要です。事故や危険から守る標識なのでしっかりと規制標識を守りましょう。
今回は「規制標識」のうち、禁止や徹底事項を示した主な標識を3つご紹介します。

 【駐車禁止】
車両の駐車禁止を示す標識です。
ちなみに運転免許取得後、最も多い違反件数は駐車禁止です。
客待ちのタクシーや荷物待ちも駐車禁止の対象になるので、注意しましょう。
一般の道路はもちろん、急な坂道やトンネル付近などに多く設置されている標識です。
駐車禁止場所での駐車は事故の原因になることもあるので、必ず「駐車禁止」の標識を守りましょう。
 【最高速度】
標示された速度を最高速度とし、それ以上での運転を禁止する標識です。
ただし、原動機付自転車や牽引している自動車は法定速度が優先されます。気づかないうちに最高速度以上で走っている場合が多く、違反の件数が多い要素のひとつです。
標識に示された最高速度を厳守し、規制標識を守りましょう。
 【通行止め】
自動車や路面電車の通行が禁止されている区域を表す標識です。
歩行者も通行が禁止されている区域になるので、注意が必要です。
似ている標識で「車両通行止め」があり、これは原動機付自転車や自動車の通行を禁止しています。間違わないように気を付けましょう。

青地に白字で示す指定事項。

進行方向の規制や通行帯の規制などを表すものが多く、規制標識の内容をしっかり理解しておくことが必要です。うっかりではすまされない見落としや解釈の違いで、事故を起こしてしまうこともありえるので、標識の意味を理解することが覚える秘訣です。
今回は「規制標識」のうち、特定の法令指示に基づいた内容を示した主な標識を3つご紹介します。

 【一方通行】
車両は矢印が示す方向への通行ができますが、逆方向からの通行はできないことを表す標識です。
車を運転していると、時々「一方通行地獄」にはまる事があります。グルグル廻って抜け出せないという事もあるので、特に知らない土地での一方通行は注意が必要です。
知らず知らずに逆走してしまっている事もあるので、見落とさないように注意しましょう。
 【路線バス等優先通行帯】
路線バスなど、優先通行帯であることを示す標識です。
主に駅のロータリーなどに設置されており、この通行帯を使用している際に路線バスなどが接近してきた場合は、他の通行帯に移らなくてはいけません。また駐停車などをしていると、路線バスにクラクションを鳴らされることも。
優先通行帯に似た「専用通行帯」もありますが、その場合は標示されている車以外(小特、原付、軽車両は通行可能)は通行できません。
 【時間制限駐車区間】
自動車は、記載されている時間を超えて駐車してはいけないことを示す標識です。
左の場合は「8時から20時の間」であれば「60分まで」駐車禁止区間であっても、駐車可能という意味です。
パーキングメーターがある場所に設置されており、時間を過ぎて駐車すると「駐車違反」とみなされるので注意が必要です。

さいごに。

運転免許を取得するときに、教習所でも標識の意味について解説されます。その内容を正しく理解してから、覚える事が必要です。

ひとつでも多く正確に覚える事が大切です。教習所では覚え方や内容について詳しく教えてくれるので、移動中や休憩時間に覚えていきたいですね。