大型自動車免許を取得するために必要な資格や条件、運転できる車両を知ろう。

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こんにちは、通学教習所さぽっとのわかばです!

「大型トラックやダンプカーを運転できるドライバーになりたい!」
「バスの運転手になりたい!」

そのように大型車を運転したいと思っている方にぜひ取得していただきたい、「大型自動車免許(大型免許)」。

運転可能な車両の大きさに制限が設けられていない大型免許は、自動車運転免許の中でも最難関と言っても過言ではありません。今回は大型自動車免許(大型免許)取得を目指す方のために、免許取得に必要な資格や条件、運転可能な車両についてまとめました。

【このページで紹介する内容】
1、「大型自動車免許(大型免許)」で運転できる車両。
2、免許取得に必要な資格や条件。
3、免許取得にかかる費用や時間。
4、さいごに。

「大型自動車免許(大型免許)」で運転できる車両。

まずは「大型自動車免許(大型免許)」で運転可能な車両について、確認していきましょう。

【大型車両とは】以下の条件の内、いずれか1つでも当てはまる車両
■最大積載量:6.5トン以上
■車両総重量:11トン以上
■乗車定員:30人以上

具体的には、貨物の輸送に欠かせない大型トラックやタンクローリー、ダンプカー、生コンミキサー車など建設現場で必要とされる車が大型車両となります。
なおタンクローリーで石油を輸送するなど、車両の種類や貨物の種類によっては「危険物取扱者」の免許や牽引免許が必要になってくる場合があるので、あわせて確認しておきましょう。

また「第二種大型自動車免許(第二種大型免許)」を取得した場合は、路線バスや観光バスなどの大型バスも運転が可能です。
ご存知の通り「第二種免許」は、旅客を運送する目的で旅客用自動車や旅客用車両を運転する場合に必要とされる運転免許です。乗客を乗せて運転することを前提にしているため、確かな運転技術に加えて、より安全で安心できる穏やかで丁寧な運転が求められます。
そして乗客となる人、特に子供やお年寄り、身体障害者といった交通弱者に対する正しい知識も必要になります。
そのためコミュニケーション能力も重要視されます。

免許取得に必要な資格や条件。

「大型自動車免許(大型免許)」は、誰でも取得できる免許ではありません。
免許取得には、一定の資格と条件が存在します。

まずは自分自身がその資格と条件を満たしているかどうか、確認しましょう。

【大型自動車免許(大型免許)取得に必要な資格】
■満21歳以上の年齢である
■普通免許または、中型免許か大型特殊免許を所持しており、その免許の経歴(免許停止期間を除く)が通算3年以上である

【大型自動車免許(大型免許)取得に必要な条件】
■視力:両眼0.8以上、片眼0.5以上(眼鏡、コンタクトレンズでの矯正可)
■深視力検査:誤差が平均2㎝以下
■色彩識別:交通信号機の色 赤・青・黄の色の識別が出来る
■聴力:10mの距離で90dbの警音器の音が聞こえる
■自動車の運転に支障をきたす身体障害がない

普通免許等の条件は、両眼で0.7以上(矯正視力で可)です。
しかし大型自動車免許(大型免許)を取得するためには、両眼で0.8以上に加えて、深視力検査で平均2cm以内の誤差という条件があります。
深視力とは、両目をバランスよく使って距離(遠近感)を把握する視力のことです。
これは運転する車両が大型になるため、大型車両と対象物との距離感や位置関係をしっかり見きわめる必要があるからです。
これらの条件をクリアすると、大型免許取得のスタートラインに立つことができます。

免許取得にかかる費用や時間。

「大型自動車免許(大型免許)を、取得するぞ!」と考えた時、きっと次に気になるのは取得難易度やその方法。
そして、費用や時間などではないでしょうか。
あらかじめ気になることを確認して、不安のない免許取得を目指しましょう!

【大型自動車免許(大型免許)の取得難易度】
大型自動車免許(大型免許)の取得難易度は、高いといえます。
特に平成19年6月に実施された道路交通法の改正により、免許取得時の試験車両や試験内容に大幅な変更があったため難易度が高まったと言われています。

■変更点(試験車両)
(改正前)試験車両は約7メートル
(改正後)試験車両は約12メートル

■変更点(試験内容)
(改正前)試験場内で実施される試験に合格する必要がある
(改正後)試験場内で実施される試験に合格し、さらに路上試験にも合格する必要がある

【大型自動車免許(大型免許)の取得方法】
①教習所・自動車学校に通って取得を目指す
②教習所・自動車学校の合宿免許で取得を目指す
③運転免許試験場(センター)で、一発合格(試験)を目指す

大型自動車免許(大型免許)が取得できる教習を実施している教習所や自動車学校は限られているので、事前の調査が必要です。教習では、実際に大型車両を使用して所内と路上での教習を行ないます。
指定教習所であれば、卒業検定に合格することで運転免許試験場での技能試験が免除されるため、指定教習所を選択される方も多いようです。
道路交通法の改正前は、一発合格(試験)で目指す方も相当数いたようですが、改正後は難易度が高くなったため教習所・自動車学校に通って取得を目指すのが一般的になってきているようです。

▲検索:「通学教習所さぽっと」で、大型自動車免許(大型免許)の取得が可能な教習所・自動車学校を探す

【大型自動車免許(大型免許)の取得にかかる費用】
どの方法で取得を目指すかによって、費用は異なります。
特に一発合格(試験)は圧倒的に費用をおさえられますが、試験に落ちた場合は再度試験を受けるために追加で費用が発生します。そのため、結果的には教習所・自動車学校に通ったり、合宿免許で目指した場合と大きく変わらないことが多いようです。

①教習所・自動車学校に通って取得を目指す場合:約30万円前後(自動車免許のみ取得済みの場合)
※取得済みの免許証、通う学校によって、費用は変動します

②教習所・自動車学校の合宿免許で取得を目指す:約30万円前後(自動車免許のみ取得済みの場合)
※取得済みの免許証、合宿免許で利用する学校によって費用は変動します。また宿泊費等が含まれているかどうかは、学校によります

③運転免許試験場(センター)で、一発合格(試験)を目指す:約37,000円
内訳:構内試験:5,950円(試験手数料:4,750円+仮免許交付手数料:1,200円)、路上試験:8,650円、取得時講習:22,400円(大型免許:18,800円+応急救護処置:3,600円)、免許交付:1,650円
※運転免許試験場によって費用が異なる場合があるので、必ず事前確認をしてください

【大型自動車免許(大型免許)の取得にかかる時間(期間)】
①教習所・自動車学校に通って取得を目指す場合:約1~2ヶ月
※取得済みの免許証、通う学校によって、時間(期間)は変動します

②教習所・自動車学校の合宿免許で取得を目指す:最短13日~
※取得済みの免許証、通う学校によって、時間(期間)は変動します

③運転免許試験場(センター)で、一発合格(試験)を目指す:最短9日~
※一度も試験に落ちることなく、路上練習も最低限必要な練習日数5日間を連続で行った場合

さいごに。

大型自動車免許(大型免許)の取得は、第一種、第二種ともに、とても難易度が高いと言われていますが取得しがいがある免許と言えそうですね。
免許取得のためにしっかりと勉強して、プロのドライバーとして仕事の幅を広げてみませんか。