免許を取る際にほとんどの方が通われるのが公認の教習所です。
公認の教習所を卒業すると試験場で受ける最後の試験(本免試験)の実技が免除され、
学科のみ合格すれば免許証が発行されます。
普通車の免許を取得する98%近くの方が公認の教習所を卒業されています。
しかし、ごく少数ではありますが、後任の教習所を卒業する以外にも、
免許を取得する方法があるのはご存知でしょうか?
ここではその方法のご紹介とメリット・デメリットに関してご紹介していきます。
公認の教習所を卒業する以外に免許を取得する方法とは??
では、いったいどのような方法なのでしょうか??
いわゆる「一発試験」と呼ばれるもので、
公認の教習所に通うことなく、全ての試験を試験場で受けていただく方法となります。
通常、公認の教習所に通った場合、最終の学科試験のみ試験場で受けることとなりますが、
一発試験の場合だと仮免許学科試験・実技試験も本免の学科試験・実技試験も試験場で受けることとなります。
一発試験のメリットとは??
では、一発試験のメリットにはどのようなものがるのでしょうか?
まず挙げられるのが、費用が安く済む可能性がある、とのことです。
通常合宿免許に参加すると最安でも20万円ほどで、通学だと30万円程する場合が多いかと思います。
一方、一発試験だと仮にすべての試験を一発で合格したとすると、
23,450円で取得できることとなります。
ただ実際全く初めての方がいきなり試験を受けて受かるかというとそういったわけではありませんので、
ある程度の練習は必要でしょう。
そのため実際はその金額で収まることはあり得ないと思っていただいたほうがいいかと思われます。
ただ、それでも順調にいけば安く済む可能性はあるのではないでしょうか。
全く初めての方より、以前免許を持たれていて失効・紛失してしまった方が再度取得する場合の方が、
向いているといえるかもしれませんね。
一発試験のデメリットとは??
では、なぜここまで一発試験を利用して免許を取得する方が少ないのでしょうか??
ひとえにそれは一発試験の難しさによるものです。
初めて乗る車で、初めて走るコースを、初めて一緒になる試験官とともに、ミスなく走らなければいけません。
そう考えると難易度はぐっと上がることは明白ですよね。
なおかつ、不合格だった場合、その理由をほとんどの場合教えてくれません。
そのため、自分がどこがだめでどこを直していいかがわからないまま次の試験を迎えることとなるのです。
また、公認の教習所と比べ学ぶ時間の短さゆえに免許取得後の能力にも差が出るかもしれません。
学ぶ時間=能力とは言い切れませんが、自動車での事故は生死にかかわります。
万が一のことを考え、法律によりカリキュラムの内容まで定められている公認校に通い、
免許を取得する方が多いのにはそういった要因も関わってきていることかと思われます。
いかがでしたか??
場合によっては一発試験はとてもお得にとれる方法かもしれませんが、
圧倒的に人気があるのは公認の教習所に通って免許を取得する方法です。
それぞれの特徴をしっかり踏まえたうえでご判断してくださいね。