以前『AT車とMT車の違い~普通車~』で普通車のATとMTの違いについてご紹介しました!
ここでは、自動二輪車のAT車とMT車の違いについてご紹介します。
①操作の違い
一番の違いはクラッチ操作の有無です。
MT車は運転手自身で左手を左足を使ってクラッチとギアチェンジ操作を行い、バイクに動力を伝えます。
この操作を誤るとエンジンが停止(エンスト)してしまいます。
(普通MT車と同じですね!)
それに対し、AT車はクラッチとギアチェンジが自動化されているためMT車のように自分で操作をする必要がありません。
(自動AT車と同じで基本的にはアクセルとブレーキだけで運転できます!)
〇排気量について
普通自動二輪車の場合だと、AT車MT車で排気量自体に差はなく、125cc~400cc以下の排気量に設定されています。
大型自動二輪は400ccを超える排気量と決められているため、普通自動二輪車を含むすべての二輪車を運転することができるのです!
しかしAT車限定の場合、ここに廃棄量の上限が650ccまでと決められているので注意が必要です。
排気量の上限を気にしたくない!好きなバイクを運転したい!という方は大型自動二輪のMT免許を取得しましょう!
②教習内容の違い
これも普通車と同じでMT車のほうが時限数が多く設定されています。
〇普通自動二輪の場合
AT車⇒技能15時限
MT車⇒技能19時限
学科時限数はどちらも26時限です。
普通運転免許を所持している場合は、技能が2時限、学科は1時限のみとなります。
〇大型二輪の場合
AT車⇒技能29時限
MT車⇒技能36時限
学科時限数はどちらも26時限です。
③料金の違い
所持している免許の種類によって金額が変わってきます。
≪所持免許なしの場合≫
普通二輪車⇒10万~14万円
大型二輪⇒30万円前後
普通二輪を取得する場合も、普通運転免許を所持していれば1万円ぐらいの割引が受けられる教習所もたくさんあります
普通二輪MT免許を持っていると大型二輪免許は10万円前後で取得することも可能です!
また合宿の期間としては、普通二輪の場合は7日間~、大型二輪の場合は12日間~です。
普通二輪MT免許を所持している場合の大型二輪の日程は、6日間~です。
最短でも1週間弱は見ておいたほうがいいですね!!
限定解除
普通車と同じように二輪でも限定解除をすることができます。
〇小型限定普通二輪免許(125cc)⇒普通二輪免許(400cc以下)技能5時限
⇒普通二輪AT限定免許(400cc以下)技能3時限
〇小型限定普通二輪AT免許(125cc)⇒普通二輪免許(400cc以下)技能8時限
⇒普通二輪AT限定免許(400cc以下)技能5時限
⇒小型限定普通二輪免許(125cc)4時限
〇普通二輪AT限定免許(400cc 以下)⇒普通二輪免許(400cc以下)技能5時限
〇大型二輪AT限定免許(650cc以下)⇒大型二輪免許(排気量無制限)技能8時限
金額的には5万~6万円ほどです。
いかがでしたか?
最近大型二輪を運転する女性ライダーやそもそものバイクを運転する人口が増えてきているらしく、
多くの教習所で自動二輪の合宿免許を行っています!!
また合宿ではAT車とMT車で同じ金額を設定しているところもあり、
同じ金額ならMT免許を取得するほうがお得じゃないかな~?なんて思っちゃいます。