自動車関連 | 公開日:2016年6月29日 / 最終更新日:2016年12月26日 / 16116view |
週末カフェドライブのすすめ【郊外にある素敵カフェ 関東甲信越編】
予定のない休日や疲れが溜まった週末。自宅でごろごろ過ごすのもいいけれど、せっかくならカフェでリフレッシュしてはいかが? 日常とはちがう空間で、お店の人が丁寧に心こめて淹れてくれたコーヒーをいただけば、身も心も蘇るというもの。おすすめは、ちょっと足をのばして郊外のカフェへ出かける「カフェドライブ」。クルマがなければアクセスできないような海や山、森の中の隠れ家カフェに赴けば、非日常の空気を味わえて、さらに道中のドライブも楽しめて一石二鳥。そんな風に利用できるお気に入りのカフェをいくつか見つけておけば、思い立った時にふらりと訪れることができるし、彼女を連れて行ってあげることもできて重宝する。もちろん、自分だけの秘密の隠れ家にしてもOK。そこで今回は、関東甲信越にある郊外の素敵なカフェ7店をご紹介。ここに挙げる他にも魅力的なカフェはたくさんあるので、自分の行きつけを見つけよう。
目次
01:海まで徒歩0分。漁師が営む浜辺のカフェ 神奈川県/かねよ食堂・カフェ・アートスタジオ
三浦半島走水海岸の浜辺にある、漁師小屋を改造したカフェ。店内にいても波音が感じられるほど海に近く、テラス席は砂浜というこの上なく素敵なロケーション。メニューは、漁師でもあるオーナーが目の前の海から水揚げした新鮮な海の幸と地元野菜を用いた漁師料理や、旅先の思い出の味を表現したオリジナルの無国籍料理など幅広いラインナップ。海鮮丼や煮魚など魚料理も豊富。トタンと板で囲われたシンプルな店は、スタッフの手作業でつくられたもの。潮風と波に晒されたような素朴な質感が心地良く、海を感じながらコーヒーを飲むだけでも癒されるカフェ。看板犬の真っ黒なコタロウも人気。横須賀市街からクルマで20分ほど。
・かねよ食堂・カフェ・アートスタジオ(神奈川県横須賀市走水)
※撮影等で臨時休業もあるので、営業日は事前にお店HPにてご確認を
02:山中湖の眺望と不思議な時の流れを味わう 山梨県/アトリエ プティカ
山中湖のほとりに佇むアトリエ兼カフェ。湖側は一面ガラス張りで、視界を遮るものもなく山中湖を一望できる。椅子はすべて窓に向いて並べられ、季節や時間で表情を変える湖、庭に訪れる様々な野鳥の姿など、贅沢な眺望はこの場所を訪れた客の特権。壁面はオーナーが収集した美術書や写真集、アンティークのオブジェ、美術品、画具などで埋め尽くされ、独特の世界を構築。メニューはドリンク系を中心に、カレーやピザなど軽食も用意。夜はキャンドルの明かりとライトアップで幻想的な雰囲気に。昼、夕、夜と、それぞれに魅惑的な時間に出会える場所。
03:木立のカフェで読書とコーヒー 群馬県/本とコーヒー 麦小舎
北軽井沢の林の中で、週末だけ開かれるブックカフェ。オーナーの両親が使っていた別荘を改装した建物は、絵本に出てくる山小屋のような佇まい。壁という壁に本や雑誌、絵本がぎっしりと並び、寛げる屋内はもちろん、風と木漏れ日が気持ちの良いテラス席やハンモックがかかる庭など、好きな場所で読むことができる。人気メニューは大麦をミルクで煮出し、麦こがし(はったい粉)や黒糖を加えた麦焦がしラテ。軽食には、自家農園の朝採り野菜を使ったトースト&サラダプレートがある。カフェの隣には古本と紙雑貨のお店「キジ ブックス」も開かれている。木々と鳥の鳴き声に囲まれ、静かに読書とコーヒーを楽しみたいカフェ。冬季は休業となる。
04:森林浴をしながら焼き立てパンとコーヒーを 茨城県/パン ド ムシャムシャ&コーヒー
栃木県益子市で地元民から観光客まで幅広く愛されてきた人気ベーカリーカフェが、2015年10月、茨城県笠間市の里山に移転オープン。新天地でも早くもファンがつき、体に優しい素材を用いた滋味深いイースト発酵パン、自家製酵母パンを求めて、山の中の小さなカフェを目指して多くの客が訪ねてくる。ラインナップはハード系からソフト系、スイーツ系まで約10種類。カフェではキッシュやスープなどその日のメニューとパンのセット、ネルドリップで淹れる自家焙煎コーヒーが供され、中でも森と向き合うように椅子が並べられたテラス席でいただくパンとコーヒーは格別。パンやコーヒー豆のテイクアウトは帰ってからのお愉しみ。
・パン ド ムシャムシャ アンド コーヒー(茨城県笠間市南吉原)
05:料理自慢の古民家カフェ 山梨県/キッチンオハナ
中央道長坂インターからクルマで5分、八ヶ岳山麓にある築60年の古民家をリノベーションしたカフェ。店内には昔ながらの土間や縁側も健在。さらに古い物好きなオーナーの趣味を映して、デルビル磁石式壁掛電話機をはじめ物珍しいアンティークの品がそこかしこに。自作のロケットストーブも見もの。料理は100%植物性のベジごはんで、フレンチをベースに和食、中華、エスニックもありの自由なスタイル。ヘルシーなだけでなく美味しさにも一切妥協せず、見た目も綺麗。ランチのおひさまプレートは限定20食の人気メニュー。マクロビオティック、ローフード、COBO(酵母を使う料理)、雑穀料理の調理法をアレンジしたおかず7種がワンプレートに盛りこまれる。売り切れることも多いので予約が確実。また、卵を使わないプリンなど日替わりスイーツや季節のジュースもイチオシ。オリジナリティにあふれ、しかも美味しい。縁側でのんびり味わいたい。
06:空に近いカフェ 長野県/天空カフェ・アウラ
標高1200mの高さにある絶景カフェ。旧軽井沢からカラマツ林が美しい三笠通りを白糸の滝へ向かう途中、木に結ばれた青いリボンと看板を目印に左に折れ、急勾配の坂道を上ればカフェに到着。店に入って正面の大きな窓いっぱいに、遠く遥かな山並みと雄大な空が広がり、眼下には軽井沢の街を見下ろせる。屋根もガラスもなく空にせり出すように設けられた絶景のテラス席は、ハイシーズンには大人気となるため、今季は大幅に増設された。運が良ければ幻想的な雲海、また夜の特別営業日には圧巻の星空と出会える。コーヒーは軽井沢で創業した丸山珈琲のオリジナルブレンド。外でも冷めにくいステンレスマグで提供される。来店客にプレゼントされる、幸せになる調合を施した「天空薬」もうれしい。
07:ハーブに包まれるカフェ 千葉県/grass-b
館山の緑深い山の上にある隠れ家カフェ。国道410号線から脇道にそれ、山道をどんどんぼっていくと非日常の世界が現れる。様々なハーブがそこかしこに配された店内は屋内庭園のよう。空間の隅々までオーナーの美意識が行き渡り、店の風景を眺めるだけでも楽しめる。南欧の田舎のような雰囲気のウッドデッキも心地良い。食事はキッシュ、パスタ、ピザなど。ティータイムにはポットでたっぷりサーブされるハーブティーがおすすめ。スイーツはハーブとくるみ入りのスコーン、パンプキンタルト、スパイスいっぱいのババロアなど、甘さ控えめで自然な風味。料理やお茶には井戸水が使われる。ひとりで考え事をしたいとき、ぼーっとしたいときに訪れたい。店の営業は18時まで。その足で南房総のサンセットを見に行くのもいい。
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勝部 美和子
カーライフマガジン「アンテーヌ」をはじめとする自動車雑誌、子育てママのための情報誌・サイトの編集等を経て、現在はママのライフスタイル、女性のためのカーライフをテーマとした企画・執筆等を行う。