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公開日:2015年4月11日 / 最終更新日:2016年5月30日 / 6421view

【最高の卵】を求めて。炊ける君と一緒!(房総君津の岡本養鶏場編)

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  1. たまごかけご飯

 「そのドライブは楽しいか?」ではなく「どう楽しむか?」

「楽しいドライブに出かけたい」そう思ったとき、あなたはどうしたらドライブが楽しくなると思うでしょうか?

好きな音楽をかける。
もっと楽しいクルマなら。
渋滞が無ければいい。
・・・

確かに嫌ですね。これが無ければどんなにいいか、私も何度も思ったものです。しかし、それを期待してもどうしてもかなわないときも少なくないはず。だいたいある種の無い物ねだりのような部分もあるでしょう。

こう考えてみてはいかがでしょうか?
「音楽を忘れてきても、普通のクルマでも、渋滞していても楽しいドライブになる方法」

そんな風に考えてみたとき、出会ったのがシガーソケットから電源をとり、ドライブの間にご飯が炊けてしまう「炊ける君」。そんな炊ける君と一緒に旅行をしたら楽しいのではないか・・・

炊けるくんとドライブ

ドライブは移動なのです。でも単なる移動ではなく、その間も楽しみたいのです。しかしどうでしょう。炊ける君と一緒に旅行すれば、道中は「炊飯時間」になります。目的地に行くと「炊きたてのご飯」がすばらしい景色なんかと一緒に待っている。これは考えただけでワクワクすることだとは思いませんか?

ということで「炊ける君」を調達し出かけてみることにしました。

「炊ける君」のウェブサイトはこちら(http://www.jpn-corp.co.jp/takeru.html

「炊ける君」をあけてみる

炊ける君には「しゃもじ」(レンゲみたいだけれどもw)や「計量カップ」は専用のものが付いています。というか、普通のものを使ってガチに炊くほどの容量はありません。二人が一食で食べるのにはこのくらいあれば十分、という程度の量を炊くことができるのです。あとはお米と水があれば大丈夫!ということで、セブンイレブンでプライベートブランドのお米とミネラルウォーターを調達。

軽量カップ

しゃもじ

セブンイレブンのお米と水

これを早速「炊ける君」に仕込みいざ出発、、、ってどこに行きましょう?
ご飯のお供はやっぱり・・・

TKGから始めよう!!

ご飯炊いたら何を食べたいか?と考えたときにまず思いついたのが「TKG」卵かけ御飯でした。やっぱりこれは外せませんね。ということで調べてみたところ、君津においしい卵を作っている養鶏場があるというのでそこに行くことにしました。君津にある岡本養鶏場さんです。

高速道路でたける君

この日は横浜をスタートしてアクアラインを渡って房総へ。アクアラインを渡ったらそこからもう30分ほど。近いですね。

岡本養鶏場

岡本養鶏場のホームページ(http://tamagonet.com/)

千葉県知事賞も受賞した岡本養鶏場の卵「ごはんを呼んでいる!」

卵をゲットするだけのつもりが、鶏舎の中まで案内していただけることに。物価の優等生などと言われる卵ですが、飼料は値上がりする中で、なかなかそうも行かない状況のようです。それでも他のものに比べたら価格上昇は抑えめな方だと思いますが、それはかなり大手が大規模にコスト優先で作っているからのようです。

岡本養鶏場内

岡本養鶏場さんでは手はかけている上に、鶏舎の中のかごにも通常2羽入れるところを1羽にしたり手間とコストは惜しまない卵作りを続けているのです。とはいえ、そうそう高価になりすぎる訳にもいかず、経営は楽ではないということでした。そんな手間暇かけて作った卵、楽しみでないはずがありません。

こちらで生産している4種類の卵を分けていただき、急げええ!卵ご飯が待っている!!(笑)

IMG_2828

養鶏場は山に囲まれた場所ながら、そこから少し走ると海辺。これが房総ですね。その近くにいい水辺の場所を発見。広げて卵ご飯を頂くことにいたしましょう♪

炊ける君のご飯の出来映えについて!

シガーソケットにコンセントを差し込み炊いていましたが、なかなかランプの色が変わりません。普通の電気釜とは違うので、シューっと強めに湯気が上がることもありません。まだかなまだかなあ、と待っても変わらないので意を決してあけてみるともう炊けてました。

しかも結構固めのご飯が。「おこげ」もできて(笑)

ご飯炊き立て

ご飯のおこげ

どうもエンジンをかける前にシガーソケットに電源を差し込んでしまいました。ちょっとこれが手順と違ったみたいです。次はここを注意してたいていきたいと思います(ちなみにこのあともう一度注意して炊きました。時間を見てなくても美味しく炊けるので、分量に応じた時間をよく注意しておくと、最悪の場合でも、おいしいご飯は食べられるようです)。

とてもきれいに米粒のたった奇麗なご飯ができました。初めてにしてはなかなか満足。
さあ、はやく卵かけ御飯を食べましょう!

目が覚めるように「卵の味」

お昼ご飯のつもりが、西日になってしまいましたね。
まずは烏骨鶏です。通常の鶏よりも生む卵の個数が五分の一程度。つまり餌代が五倍必要な上に、寒さに弱かったりと飼育に神経を使うのが烏骨鶏だそうです。しかし、その小振りな卵は濃厚で絶品。せっかくなのでこのスペシャルな卵から頂くことにしました。

卵かけご飯が完成

卵を割る時の感触が違います。これは烏骨鶏というか、新鮮さの賜物でしょうか。かぽっと割れて、割れたところから白身が落ち黄身がするりと抜ける様子が手に伝わってくるのです。
お茶碗によそった炊きたてのご飯の真ん中にくぷっと黄身が膨らみ「食欲の頂き」がそこにできるのです。

あとは最小限のお醤油を垂らせば、準備完了。

一口を口に運ぶと、濃厚で甘みがあるのですが、べたっとした後味がある訳でもなくコクの中に「キレ」があるのは意外でした。しかし、口から鼻を抜ける卵ご飯のリッチな風味。おなかすかせておいてよかった!このことを至福と言わずして何を言うのか?まさにそんな食感でした。

そしてこのあとで、さくら満開卵、いのち紅卵を少しずつご飯に絡めて食べるも、烏骨鶏の後に食べても負けないコク、味はよりいつも食べている卵かけ御飯に近いのですが、こちらも妙ななまぐささというか、嫌みが無く、重厚な舌触りと食感の中に、ポップな軽やかさがあります。

アローカナ種の鶏卵「イースターエッグ」という青い卵はゆで卵にして

岡本養鶏場の方から、「ゆで卵が最高ですよ」と言われたので、
クルマに積んでいたコールマンのバーナーがあったもので、これをつかってゆで卵にしました。
しっかりとゆでた固ゆでで、新鮮な青い(というか薄い緑?)ゆで卵は身離れがすばらしい。するっと向いて食べると、確かに、お菓子を食べているように甘みのあるゆで卵でした。

イースターエッグのゆで卵

「まとめ」と「感想」

思いつきで試してみた「炊ける君と一緒」のドライブ。やっていることは結局アクアライン渡った程度のドライブなのです。しかし「ドライブにテーマが加わる」とか「道中ご飯が炊けて便利」といった要素の充実項目が「コンテンツリッチ」になるということにとどまらず、何でもいいけど「とにかく楽しい」のです!!

フタを開ける、米を入れる、水を注ぐ、出発進行!でスイッチオン・・・
しばらくすると炊きたてご飯がドライブの途中にできるのです。このプロセス自体を楽しめるドライブとただのドライブ、どっちが楽しいか。断然「炊ける君と一緒」の方が楽しいです。

そして、次はどこへ行こうか???

はやる気持ちはさっそく次の「ご飯の友」探し。炊ける君には無い「急速炊飯」機能ですが、こっちは早速「大至急炊ける君と一緒にお出かけしたい君」なのであります!!

ドライブのお供に「炊ける君」おススメかおススメじゃないか?
「まだ買ってないの?早く買おう!」クルマがあるかないか、もっと言えば、「炊ける君買ったから免許とる」くらいの気概が欲しいレベルです。おススメもおススメ。超オススメです!!

(今回のドライブのクルマ)
2000年式日産シルビア・ヴァリエッタ

2000年式日産シルビア・ヴァリエッタ

オーテックジャパンカタログページ
https://www.autech.co.jp/history/sv/silvia_convertiblevarietta_2000.html

 

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中込 健太郎(なかごみ けんたろう)

自動車ライター、WEB/雑誌を初め多方面でクルマとクルマを活用したコンテンツを中心に執筆中。ラジオ番組で自動車コンテンツに携わるなど、さらに活動の場を広げ、クルマの楽しさを語り合う活動を展開中!!その他趣味はクラシック音楽鑑賞と食べ歩き。温泉ソムリエ。二級小型船舶免許をもつ(こちらは目下ペーパーキャプテン状態w。)