自動車関連 | 公開日:2015年6月4日 / 最終更新日:2016年5月30日 / 2704view |
梅雨時期のドライブの落とし穴。 雨ドラを楽しむ5つの小技テクニック。
雨が続く梅雨の時期。車と出かけるのが憂鬱になる人はいませんか? 気持ちもジメジメする人もいるかもしれませんが、雨量が多い日が続く梅雨時は、道が滑りやすかったり、視界が悪かったりでいつも以上に気を付けた運転を心がける必要があります。そんな梅雨時期の運転でも、これだけ知っていればという小技を5つご紹介します。
目次
01.雨の降り始めが特に滑りやすいのでご用心!
雨の降り始めは路面がとても滑りやすくなっています。というのも、乾いていた路面の上に、もとからあった砂埃や枯葉などが雨水と混ざり合って、滑りやすい膜をつくってしまうから。とくに滑りやすいスポットは、マンホールの上や停止線、横断歩道などのペイント部。そしてそれらの要素が集中している場所が交差点。交差点ではスピードをしっかりと落として歩行者に細心の注意を払いましょう。またペイントと道の境目は雨水が溜まりやすい場所のひとつ。深い水溜りに入ると、ハンドルをとられることもあるので用心が必要です。
02.1つくらいはやっておきたいセルフメンテナンス
「分からないから」、「面倒くさい」。そんな理由で遠ざかりがちな車のメンテナンスですが、雨が降る前に最低限1つだけやっておいたほうがいいメンテナンスをご紹介します。猫でも出来る超簡単なセルフメンテ。それは何かというと、ワイパーのお掃除です。ワイパーは砂埃やゴミが溜まりやすい場所。雨が降ったからといってノーメンテのまま作動させるのは、窓にゴミを塗り込むようなもの。雨が降りそうだな~というときは車を発進させる前に、ワイパーのゴム部を濡らしてしぼった雑巾で拭き掃除をしておけば安心です。
03.便利で快適で安全ために…雑巾3枚の妙⁉
雨の日。車に乗り込むときにやっかいなのは雨のしずくが車内に入ってしまうこと。ベタベタした雨しずくがシートやフロアマットを濡らすと湿気が増えて、カビや雑菌が増殖する原因にもつながります。そこで3枚のマイ雑巾がお役立ち!1枚目の雑巾は、濡れた小物やカバンなどの拭き用として。2枚目の雑巾は、傘のしずくを抑える用に。傘は車内用の傘袋をひとつ車内に用意しておくのも手。そして3枚目が安全運転のためにも欠かせない大事な靴底用の雑巾! 濡れた靴底はペダル操作をするときに滑りやすくなります。きちんと正しくペダル操作をするためにも、靴底の雨しずくは拭くことが安全運転には欠かせないコツです。
04.まぶしさが増す夜の雨。視線の置き方と心構えを伝授。
そもそも雨の日は日中でも視界が悪くなるのに、濡れた路面を照らす街灯や対向車のヘッドライトなど、夜は光の反射も加わるためによりいっそう見えづらくなります。出来るだけまぶしい対象物は直視しないようにすることがポイントです。通行区分さえわからなくなった大雨のときは、ふだん以上に車距離間を十分にあけて、道路のセンターライン、ガードレールなどを目印にして、自分の走行ラインの目安にしましょう。また運転に慣れていない人は、先頭で走るよりも2番手以降を選ぶこともコツ。前の車のテールランプを目印に走ろう。
05.タイヤの溝、見ていますか? タイヤは安全ドライブの命綱です。
「タイヤの溝は気にしていますか?」と以前、女性ドライバーを応援するサイト「カーユニウーマン」で、サービスエリアで休憩中のドライバー50人に尋ねたところ「見ていない」という回答が大多数でした。タイヤは車を走らせる上で最も重要なパートといっても過言じゃないほど、安全のためには最重要アイテム。なんせ、唯一路面と接触しているのはタイヤだけ。当然ながらタイヤが無ければ走ることさえ出来ません。タイヤの模様=タイヤの溝は、路面とタイヤの接地面の間に入り込む水を掻き出すための排水溝の役目をしています。タイヤの溝が減っているタイヤは当然、排水力が低下します。タイヤの溝はちゃんとあるのか、梅雨の時期に入る前に今一度、チェックをしておきましょう!
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鈴木 珠美
ヨガ講師/カーライフアドバイザー/モータースポーツ記者。株式会社三栄書房にて、オートスポーツ誌、オプション誌の編集部員を経て独立。独立後は女性誌、ブライダル誌にて「女性のライフスタイル」企画に携わり、編集執筆と同時に車の専門誌の編集記者として活動。2006年~女性のためのカーライフマガジンの編集長を経て、車の楽しみ方、付き合い方レシピ等「車生活」をあらゆる角度からプロデュースするオフィスタマ株式会社を設立。個人では、カーライフアドバイザーやドライブデート評論家として執筆、ラジオ、セミナーに出演。車内の香り選び、お掃除術、成功するドライブデートプラン、運気をアップする車内の整理整頓術などドライバー視点で興味のあるテーマを取り上げて発信している。またヨガ講師としても活躍。事故ゼロを目指して、ドライブの疲れを癒すヨガ、集中力を高めるヨガなど監修執筆も行っている。