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公開日:2015年5月12日 / 最終更新日:2016年5月30日 / 3040view

もはや目的地に到着する必要なし!?楽しく美味しいSA・PA5選

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ドライブ中の休憩といえば、サービスエリア(SA)やパーキングエリア(PA)。一昔前の使い方といえば、さほど清潔でもないトイレに行って、自動販売機で飲み物を買って……というあまりテンションの上がらないものでした。ところが近年、各地のサービスエリア(SA)・パーキングエリア(PA)がユニークな独自路線を展開。かつてのイメージを覆す商業施設として生まれ変わっています。

そこで今回は、そこにいくだけで楽しい&美味しいサービスエリア(SA)・パーキングエリア(PA)をご紹介します!

海ほたるパーキングエリア

01.とにかく広い! 東名高速道路(上り):EXPASA海老名

2011年のリニューアル以来、テレビなどでも紹介されることの多いEXPASA海老名(神奈川県海老名市)、まず特筆すべきはその規模。もはやSAというよりショッピングモールで、迷子になりかねない広さです。その規模に見合って、混雑しがちな女子トイレの個室数が105個だというのだから驚きですね。
面積だけでなく、サービスも充実しています。レストランやカフェ、フードコートなどを合わせ、実に27ものお店が入っています(2015年4月現在)。高速道路初出店の店舗も多く、その中でも特に人気なのが、「ローゼンハイム KOZA GRILL」。週末などは行列していますが、これまでのSAグルメの概念を壊すクオリティで並ぶ価値あり!肉汁したたるソーセージは、食べログの評価3.5にも納得です。
残念ながら現在は閉店しているのですが、リニューアル当初はユナイテッドアローズの新ストアブランドが入ったことでも話題でした。今後も新しく服飾雑貨系の出店もあり得るかも?期待したいですね!

 

02.360度パノラマが魅力 東京湾アクアライン:海ほたるPA

海ほたる

デートスポットとしても有名な海ほたるPA(千葉県木更津市)。なんといってもその魅力は、東京湾の真ん中にあるということ。デッキに出れば、どっちを向いても海!富士山やスカイツリー、東京タワー、ベイエリア、と360度のパノラマビューが楽しめます。
海ほたるは、グルメも見逃せません!立地から海鮮系のお店が目立ちます。 特にあさりをたっぷり使った「あさりまん」は有名。テイクアウトもできるので、デッキで海を眺めながら食べる、なんていうことも可能です。
そのほか、海底トンネルの掘削に使用した巨大なカッターフェイスの実物大モニュメント、東京湾アクアラインの技術資料館「うみめがね」など、好奇心を満たす見どころもたくさん。食べて遊んだ後は無料の足湯で疲れを癒してはいかがでしょうか。

 

03.サービスエリアでお風呂! 東名高速道路(下り):EXPASA足柄

日本人はお風呂好き。そんなお風呂好き民族を満たすべく高速道路に作られたのが、ここEXPASA足柄(静岡県駿東郡)にある「足柄浪漫館あしがら湯」。内湯と展望風呂があり、展望風呂では箱根外輪山の最高峰、金時山を眺めながら入浴できます。シャンプーなどが備え付けられているほか、タオルのレンタルもあるので手ぶらでもOKです。
お風呂は朝10時から翌朝8時までやっているので、深夜に急に大きなお風呂に入りたくなった!なんていう時にドライブがてら行くのも楽しいかもしれません。
また、12種類の足湯やフィッシュセラピーを体験できるSA初のリラックスラウンジである「金太郎ラウンジ」も併設されており、くつろぎながら富士山を見ることができます。こちらは19時までなのですが、キッズラウンジもありファミリーにもおすすめですよ。

 

04.星の王子さまのテーマパーク! 関越自動車道(上り):寄居PA

寄居PA

サン=テグジュペリの有名な小説「星の王子さま」がテーマの寄居PA(埼玉県深谷市)。エントランスからトイレまで南フランスをイメージした作りで、物語にちなんだショップやレストランが入っています。
ショップでは「星の王子さま」グッズのほか、サヴォニエールの石けんやソレイヤードの商品など、プロヴァンス地方の食料品や輸入菓子、雑貨のショッピングを楽しめます。一軒家風のレストラン「Le Petit Prince」ではフレンチのシェフによる南仏家庭料理が提供されており、PAのレストランとは思えないメニューのラインアップです。そのほか、ゾウを飲み込んだうわばみの形の「うわばみ焼」も人気。
リヨン発祥の人形劇や土日祝日の無料の施設ガイドツアー、フランスにちなんだ季節のイベントなど、楽しめる工夫がたくさん。ちょっと休憩するだけではもったいないスポットです。

 

05.江戸にタイムスリップ!? 東北自動車道(上り):羽生PA

羽生PA

南仏からうって変わって、今度はお江戸がテーマのPAです。羽生PA(埼玉県羽生市)は、池波正太郎さんの代表作「鬼平犯科帳」の世界を表現。庶民が最も華やいだ時代の江戸を再現した街並みは、エイジング加工された壁や看板が雰囲気たっぷりで、まるで映画村です。施設内は、視覚だけでなく聴覚でも江戸の情緒を楽しめるよう、売り子の威勢のいい掛け声や虫の声など、季節に合わせた音の演出がされています。
フードコートでは、老舗が監修した江戸の味が楽しめるのが魅力。「一本うどん」や「五鉄の軍鶏鍋」といった小説に出てくるメニューも提供されているので、ファンは必見ですね。
もちろん、お土産も充実。ここでしか買えない江戸テイストのお土産を手に現代に帰りましょう。

エンタテイメント、ショッピング、グルメが全て揃った最近のサービスエリア(SA)・パーキングエリア(PA)。次のドライブの行き先に迷ったら、いっそのこと目的地にしてしまうのはいかがでしょうか。

山上 景子

ライター、編集者、たまに翻訳。WEBや雑誌にて様々なジャンルのコンテンツ制作に関わる。プライベートでは2児の母。子連れドライブやデートなど、助手席視点での記事をお送りします。