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公開日:2016年12月29日 / 2156view

突然の睡魔には、お手軽簡単な呼吸法で眠気撃退!

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似たような景色が続き、スピードも一定。そんな単調な運転が続く高速道路ではときに眠気に襲われます。渋滞中ならなおさら。とくにお腹がいっぱいになった食後や長時間の運転が続いて疲労が溜まってきたときは、体がお休みモードに入りがち。というわけで今回は、ドライブ中に、ふいに訪れる眠気をどうやって回避させるのか、その対策をお教えしましょう。

 

01.突然の睡魔。まぶたが重くなってきたら、深呼吸で眠気を吹き飛ばす

眠くなる要因はいろいろありますが、そもそも前傾姿勢が続く運転姿勢は、眠気を誘発させやすい姿勢です。胸の前が縮んだ状態なので、頭に向かう空気の通り道が圧迫されて少し頭は酸欠した状態になり、ぼーっとして眠気を誘います。長時間の運転で起こりやすい肩や首のコリも空気の通りを悪くする要因。デスクワークも同様です。そこで頭をすっきりさせるために大事なのが深呼吸! それだけで?と侮るなかれ。呼吸の力は偉大です。知らず知らずのうちに浅くなっている呼吸を、たっぷりと大きく呼吸をして体中にしっかりと酸素を取り入れるだけで、滞っていた内側の巡りがアップ。肩や首まわりの緊張もほぐれていきます。鼻から大きく息を吸って、口から吐く。3~5回大きな深呼吸を繰り返して、頭と体の酸欠不足を解消。スッキリさせましょう。

02.お腹を凹ませたまま、胸いっぱいに新鮮な空気を取り込んで頭をスッキリ

深呼吸でたっぷりと空気を取り込んでも、まだ今一つ眠気が吹き飛ばせないかたは、胸の呼吸でスッキリさせましょう。お腹を凹ませた状態で、鼻から息を吸って、胸を膨らませます。胸いっぱいに空気を取り込んだら、お腹は凹ませたまま鼻から息をゆっくりと吐きます。吸った息の2倍かけるイメージで口から息を吐いて胸をしぼませます。これを3~5回。眠くなると、リラックスしたときに働く副交感神経が優位になります。そこで胸の呼吸。胸の呼吸法は、活動的なときに働く交感神経を高めるのに有効な呼吸法。頭も体もスッキリと目覚めさせたいときやリフレッシュしたいときにおすすめです。

03.頭蓋骨が光る呼吸法で眠気スッキリ

ヨガで行われる呼吸法のひとつに「カパラバディ」と呼ばれる呼吸法があります。サンスクリット語なのですが直訳すると「頭蓋骨が光る」という意味から頭をスッキリさせるときに効果があると言われています。厳密に言えばヨガの世界ではより高次元の瞑想を行う前の準備段階に使われる呼吸法なのですが、日常でも気分転換に上手に取り入れる方法をお伝えします。今ある息を一度すべて鼻から吐いて、改めて息を鼻から吸ってから、お腹を凹ませたと同時に鼻から「シュッ」と音が出るくらい短く強く息を吐く。「シュッ」、「シュッ」、「シュッ」と約1秒感覚で10回繰り返します。これを3セット。

04.まとめ 心地よい睡眠導入にはお腹の呼吸でリラックス

さて、いろいろな呼吸の方法をお伝えしてきましたが、眠気に襲われたら我慢せずにサービスエリア(SA)&パーキングエリア(PA)で仮眠をとること! これに勝るものはありません。ロングドライブの前日はしっかりと睡眠をとることも大切です。ゆっくりと睡眠をとるためには頭も体もリラックスしていることが大事。それでは最後にリラックスする呼吸方法をお伝えします。仰向けになっておへそ辺りに両手の平を置き、お腹をぽっこり膨らませるように鼻から息を吸います。続いて、お腹がぺちゃんこになるまで鼻から細く長く息を吐ききります。この呼吸を1~2分ほど繰り返しましょう。お腹の呼吸は、リラックスする副交感神経を優位にすることが出来る呼吸法。イライラしたのを鎮めるときやロングドライブ後のお疲れを癒すときにも効果的。一日の終わりにぜひ取り入れてみてくださいね。

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鈴木 珠美

ヨガ講師/カーライフアドバイザー/モータースポーツ記者。株式会社三栄書房にて、オートスポーツ誌、オプション誌の編集部員を経て独立。独立後は女性誌、ブライダル誌にて「女性のライフスタイル」企画に携わり、編集執筆と同時に車の専門誌の編集記者として活動。2006年~女性のためのカーライフマガジンの編集長を経て、車の楽しみ方、付き合い方レシピ等「車生活」をあらゆる角度からプロデュースするオフィスタマ株式会社を設立。個人では、カーライフアドバイザーやドライブデート評論家として執筆、ラジオ、セミナーに出演。車内の香り選び、お掃除術、成功するドライブデートプラン、運気をアップする車内の整理整頓術などドライバー視点で興味のあるテーマを取り上げて発信している。またヨガ講師としても活躍。事故ゼロを目指して、ドライブの疲れを癒すヨガ、集中力を高めるヨガなど監修執筆も行っている。