自動車関連 | 公開日:2016年10月15日 / 最終更新日:2016年12月26日 / 5157view |
首都高の楽しい巡り方、走らせ方(夜景ランキング付き)
「首都高を走るのは怖い」、「首都高は複雑だから苦手」といった声をよく耳にします。それは初めて走るビギナーの方から、運転歴が十数年ある方まで運転キャリアに関係なく、苦手な人はずっと苦手意識を抱えたまま。そこで今回は、首都高速道路(以下首都高)に対する、怖い苦手という意識を払しょくして、安全に走らせるコツ、楽しく巡る方法をお伝えします。
01.事前シミュレーションは動画も活用しよう
首都高が怖い、苦手というドライバーは、首都高の複雑な道路構造がそれを助長しています。そのうえ交通量が多いコトや、首都高を熟知しているドライバーと、道が分からないまま、カーナビや案内標識を頼りに走っているドライバーとの心のゆとりの格差が大きいことも、苦手意識を抱えるドライバーの気持ちをさらに不安にさせている要因のひとつ。心にゆとりを持つためには、ルートを事前に把握することです。車線変更も自分のタイミングで行うことができるし、複雑な分岐に遭遇したときも心の準備ができるはず。まず、首都高の全体図を頭に入れて、ルートを確認。次に入口、出口をチェック。複雑なジャンクションを通る必要があるときは事前に写真や動画でジャンクションの雰囲気を見ておけばなお安心です。
・事前シミュレーションに活用したいWEBサイト
首都高ドライバーズサイト 料金・ルート案内
02.知れば知るほど好きになる!? 首都高ならではの特徴を知ろう!
首都高の主な特徴は、走行路線名が多く、ルートを示す案内標識が複雑なことと、カーブやトンネルが多いコト、出入り口は右側もあれば左側もあるコトです。走行車線名、案内標識、出入り口に関しては「01」で綴った通り、事前シミュミレーションで予習。慣れないうちは、心理的ストレスを減らすために、自分の気持ちがラクになるルートを選定することもコツ。例えば、首都高に入って右からの合流が苦手なかたは左から入ることができる入口を選ぶこともポイントです。首都高はカーブが多く存在しています。とくに先が見えない急なカーブは、カーブを曲がった先で渋滞していることもあるので注意が必要です。トンネルを出てすぐに急カーブになっている場所もあるので、カーブに入る前にスピードを調整して注意して走りましょう。また出口付近は急な車線変更をして出口に向かう、危険な車もいるので注意が必要です。反対に自分が降りたい出口が近づいたら急な車線変更をしなくてもいいように、前もって車線変更をしておくとスムーズですね。
03.首都高にあるパーキングでティータイム
首都高にもいろいろなパーキングエリアがあります。トイレ、公衆電話、自動販売機、障がい者用専用駐車場、ETC利用明細発行プリンターなどはどのパーキングにも設置されていますが、パーキングによってはご飯やスイーツが食べられるパーキングも。例えば代々木パーキングの上り。ここには「レストランよよぎの森」と「ドトールコーヒー」があります。朝、朝食を食べながら流れゆく車を見るのも楽しい試み。東京方面からも横浜方面からも利用することができる大黒パーキングは、レストラン、カフェだけでなく、アイスクリーム店やお土産なども購入できる売店など施設充実。1度立ち寄ってみてくださいね。
04.夜景を楽しめる日も近い
首都高から見る夜景スポット。名所はいろいろな場所にあります。その中でもファンが多いのは、橋のライトアップ。下記は首都高・橋の夜景スポット人気ランキング(ワクドラ調べ)です、ご参考にどうぞ。
1位:高速11号台場線(レインボーブリッジ)
2位:高速湾岸線(鶴見つばさ橋、横浜ベイブリッジ)
3位:高速中央環状線:芝公園付近(東京タワー)
4位:高速中央環状線:○○付近(五色桜大橋、かつしかハーブ橋)
各橋は、日没後に点灯します。夏と冬でライトの色味のパターンが変わったり、時間を知らせるライトアップがあったりとさまざま。心にゆとりが生まれ、首都高の夜景を楽しみつつドライブができるようになるといいですね。
最後に
知れば知るほど親近感がわく。楽しめるようになる。それが首都高速道路、首都高。かくいうわたしも初めて首都高と対峙したときは、車内に流れる音楽も耳に入ってこないくらい緊張していました。進んだ先に容赦なく現れる複雑なジャンクションでは、スムーズに車線変更ができずにたくさん嫌な汗をかいたし、目からも汗が。行く前に予習! 車で出かけて心が折れ、家路について復習。そんなことを繰り返していたある夜、東関東自動車道路から、首都高湾岸線、11号台場線を都心方面に向かったときに、左手に大観覧車、その先にレインボーブリッジと、深く輝いた東京の夜景が視界に飛び込んできました。そして東京タワー。芝公園出入口付近に近づくと、右手にはますます美しくライトアップされた東京タワーがお出迎え。――――心地よい運転への緊張感は保ちながらも、夜景を目の端で楽しむ心のゆとりをはじめて感じることができたとき、やっと、首都高ドライブの醍醐味を味わうことができました。まずは敵を知ること、もとい、首都高の全体図を頭に入れることです。焦らず、ひとつひとつ、クリアしながら、首都高とのコミュニケーションを高めていってくださいね。