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公開日:2016年10月6日 / 最終更新日:2016年12月26日 / 9259view

映画「君の名は。」聖地を巡るクルマ旅  諏訪湖・飛騨編

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諏訪湖

今夏大ヒットした新海誠原作・監督のアニメーション映画「君の名は。」。聖地巡礼も一大ブームとなって話題をよんでいます。主な聖地である飛騨、諏訪湖は言わずと知れた観光地。聖地の他にも見どころが盛りだくさんです。聖地を巡りつつグルメや観光も楽しむ、秋のドライブ旅に出かけませんか? 今回は諏訪湖・飛騨エリアにある「君の名は。」聖地と、周辺のおすすめお立ち寄りスポットを廻るドライブプランをご紹介します。

聖地“諏訪湖”

「君の名は。」で彗星が落ちる「糸守湖」のモデルとされるのが諏訪湖。湖周15.9km、面積13.3km2と信州一の大きさを誇る湖です。一望するなら、立石公園へ。青く輝く湖面と周囲を取り囲む町並みーー「君の名は。」のシーンを彷彿とさせる光景に出会えます。街明かりが灯る夕景もおすすめ。

○諏訪湖へのアクセス
東京から【中央道 調布IC ― 諏訪IC 】
総距離/169.7km 料金/普通車4720円(ETC 3090円) 所要時間/約2時間

諏訪湖エリアのお立ち寄りスポット

山と湖を擁し、歴史もある諏訪は、一度は訪れたい魅力的なスポットが満載。ここではクルマで楽しめるスポットと、観光の一休みにおすすめのスポットをご紹介。

SAで温泉、グルメ、眺望を満喫!「中央自動車道 諏訪湖SA(サービスエリア)上り・下り」

諏訪湖SA

諏訪湖と信州の山々を見晴らせる絶好のビューポイント。温泉処の諏訪にふさわしく、上り・下りともにハイウェイ温泉が設けられ、諏訪湖を眺めながら温泉につかることができます。下りの方が高台にあり、いっそう眺めが良いと噂も。グルメは下り線の信州名物馬肉料理と朝食バキングが人気。上り線のフードコート「レイクビューコート」では、信越線横川駅前の名物、おぎのやの「峠の釜めし」がいただけます。レイクビューの窓際カウンター席で召し上がれ。

・中央自動車道 諏訪湖SA上り/長野県諏訪市
・中央自動車道 諏訪湖SA下り/長野県岡谷市

諏訪湖散策の休憩に立ち寄りたい「サロン・ド・テ ル・ポミエ」

りんご農園の一角、高島城の裏手にある「りんごの木」という名前の喫茶店。りんご農園オーナーの妹さんが切り盛りするお店とあって、濃厚なりんごジュース、アップルパイや焼きりんごなど、りんごを使ったスイーツが特に人気。グラタン、パニーニ、キッシュ、サンドイッチなど軽食メニューも充実しています。店内はウッディーで落ち着ける雰囲気。窓の外にはりんご畑が広がり、高島城も眺められます。高島城見学や諏訪散策の一休みにどうぞ。お隣のりんご農園では10月下旬までりんご狩りを楽しめます。

・サロン・ド・テ ル・ポミエ/長野県諏訪市高島11119 駐車場有

湖から高原へ「霧ヶ峰高原」

霧ヶ峰高原

諏訪湖まで来たなら、信州の高原ドライブもおすすめ。霧ケ峰高原は中央自動車道諏訪ICからクルマで約40分、絶景スカイルートとして知られるビーナスライン※の途中に、車山を中心として広がるなだらかな草原・湿原地帯。高原植物の宝庫で、初夏から晩秋まで咲き乱れる花が野を彩ります。高原を散策してもいいし、ドライブだけでも楽しめます。紅葉の見ごろは10月上旬~中旬。 ※冬季は交通規制あり

・霧ヶ峰高原/長野県諏訪市

 

飛騨エリアの聖地

ヒロインの三葉が生まれ育った糸守町のモデルとなったのが飛騨古川。糸守町は架空の町ながら、「君の名は。」では飛騨にある実在の場所も登場するなど、飛騨のイメージが再現されています。

飛騨市図書館

飛騨市図書館

主人公の瀧、藤井、奥寺先輩が三葉を探して訪れ、糸守町について調べるシーンで登場。図書館には「君の名は」コーナーも設置されています。館内は明るくおしゃれで「素敵な図書館」と巡礼者たちにも好評。館内を撮影する際はカウンターで許可を得るのを忘れずに。

・飛騨市図書館/岐阜県飛騨市古川町

飛騨古川駅橋

飛騨古川駅

JR高山本線飛騨古川駅は、三葉を探して糸守町へ来た瀧たちが降り立った駅。駅の跨線橋からの眺めが、映画や映画公開前のポスターに使われたカットと一致します。待合室シーンに登場するゆるキャラの「ひだくろちゃん」も実在。瀧たちがタクシー運転手に聞きこみをするシーンで描かれた駅前タクシー乗り場も要チェック。映画の「宮川タクシー」も実在します。・飛騨古川駅/岐阜県飛騨市古川町金森町

 

気多若宮神社

気多若宮神社

三葉が巫女をつとめていた宮水神社のモデルとされるのが、気多若宮神社。国の重要無形民俗文化財にも指定される例祭の古川祭が有名です。もう一つ、宮水神社の候補として飛騨山王宮 日枝神社もあげられ、両者をあわせたものとも言われています。

・気多若宮神社/岐阜県飛騨市古川町

飛騨市宮川町落合のバス停

バス停

飛騨の山中にひっそりとあるバス停。「君の名は。」で、探している町や三葉の手がかりが見つからず、瀧がうなだれているシーンで登場。

・飛騨市宮川町落合 バス停/岐阜県 飛騨市 宮川町 落合

○飛騨古川へのアクセス
東京から【中央道 調布IC ― 松本IC 】
総距離/289.7km 料金/普通車6200円(ETC 4350円) 所要時間/約4時間

諏訪湖から【中央道諏訪IC ― 長野自動車道松本IC】
総距離/132.4㎞  料金1890円(ETC1890円) 所要時間/約2時間40分

飛騨のお立ち寄りスポット

近年は外国人観光客にも人気急上昇の飛騨。小京都のような風情ある町の景観、山の自然美、今も町に息づく伝統文化と、素敵な旅の要素がいっぱい。飛騨の魅力を満喫するクルマ旅、ぜひお楽しみくださいね。

飛騨の奥座敷・飛騨古川を散策「瀬戸川と白壁土蔵街」

白壁土蔵街

城下町飛騨古川のメインスポット。白壁の土蔵や、出格子の町家が立ち並ぶ小道、町を流れる瀬戸川。川には鯉が悠々と泳いでーーと趣ある昔ながらの町並みが広がります。小さな町なのでクルマを停めて、町の空気を感じながら徒歩で回りましょう。
かつて「匠の里」として多くの匠を輩出し、木と結びついた技が今も継がれる飛騨。その高度な伝統技を体感できるのが「飛騨の匠文化館。建物は飛騨の木材を使い、釘を一切使わずに建てられたもの。館内では千鳥格子などの体験も可能です。2階から格子窓越しに見る町の眺めも印象的。さらに飛騨伝統の木造建築を鑑賞するなら、飛騨古川の伝統行事「三寺まいり」で巡拝する円光寺、本光寺、真宗寺を巡るのもおすすめです。
町には伝統を継ぐ店も多く健在。NHK連続朝ドラマの舞台にもなった「三嶋和ろうそく店は創業240年以上の老舗。三寺まいりで灯される和ろうそくも寺に奉納しています。天然素材100%の和ろうそくは、お土産としても人気。
蒲酒造場は創業1704年、300年以上続く造り酒屋。風格のある建物だけでも一見の価値あり。見学や試飲もできます(要予約)。
散策の途中、小腹が空いたら「ひだコロッケ本舗へ。名物の飛騨牛コロッケは注文後に揚げるので、サクサク、ホクホクです。

絶品チーズケーキも味わえる「日根野美術館&カフェ」

飛騨古川散策の休憩はこちらでどうぞ。民家を開放した美術館で、12代当主の故日根野吉壽によるコレクションを展示。日本画、古伊万里、染付の九谷焼、蒔絵など日本の美に出会えます。建物自体も飛騨の匠が手がけた伝統的な書院造りで、風情ある日本庭園も見どころの一つ。カフェを併設し、抹茶やオリジナルスイーツ、飛騨牛ビーフシチューなどが、艶やかな江戸時代の染付の器で供されます。名物は日根野吉壽氏の奥様でもある館長が手作りするチーズケーキ。館長自身が50年前に教わったレシピで作られ、通販されるほどの人気。スコーンに添えられるジャムもお手製と、どこかほっとするカフェです。

・日根野美術館&カフェ/岐阜県飛騨市古川町壱之町

飛騨の紅葉ルートをドライブ「飛騨美濃せせらぎ街道」

せせらぎ街道

飛騨古川の古い町並みを堪能したら、飛騨の山へ足を延ばし、紅葉ドライブを楽しんではいかが? 「せせらぎ街道」は飛騨高山と郡上八幡をつなぐ全長70kmの街道で、四季折々の自然の景観が美しい人気のドライブルート。楢、ブナ、白樺など広葉樹が多く、紅葉がみごとです。標高差があるので長期間にわたり楽しめるのもポイント。見どころは、紅葉と滝のコラボレーションが美しい「森林公園おおくら滝」、街道で一番標高が高い地点にあり、黄金色に色づくカラマツ林を走る「西ウレ峠」など。紅葉の見ごろは10月中旬~11月上旬頃。

・飛騨美濃せせらぎ街道/岐阜県郡上市~高山市

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