高速道路を走る時に気をつけたい、スピードやルール。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

こんにちは、通学教習所さぽっとのわかばです!

高速道路には車線がたくさんあり、どの車線を走行したら良いのかわからない。
故障した車を整備工場までけん引(牽引)したいが、高速道路を使って良いのかわからない。

高速道路は、高速自動車国道と自動車専用道路のことを指します。特に高速自動車国道は最低速度も決まっており、高速で自動車が走行します。そのため一般道路とは異なった注意が、必要となってきます。では高速道路について、実際に学科試験で出題された問題を参考に、学んでいきましょう。

【このページで紹介する内容】
1、高速道路を走るときのルールと、スピードについて。
2、高速道路で走る車線を確認しよう。
3、さいごに。

高速道路を走るときのルールと、スピードについて。

【試験問題】
高速道路では、故障した車をロープでけん引して走行できる。◯か✕か?

【解答】

高速道路のうち、「高速自動車国道」は最高速度と最低速度が次のように決められています。

【高速自動車国道の最高速度】
①時速100km
適用:大型乗用自動車、中型乗用自動車、車両総重量8トン未満、最大積載量5トン未満及び乗車定員10人以下の中型貨物自動車、普通自動車(三輪、けん引を除く)、大型自動二輪車、普通自動二輪車
②時速80km
適用:①以外の自動車、けん引自動車

【最低速度】
①②ともに時速50km

そのため高速自動車国道では、構造上時速50km以上を出せない小型特殊自動車や、故障車をけん引するために時速50km以上の速度を出すことができない自動車は通行することができません
ただしレッカー専用車などのけん引する構造と装置のある車で、けん引される構造と装置のある車をけん引する場合は通行することができます。

また次の車は、自動車専用道路と高速自動車国道の両方の高速道路を通行することができません。
①ミニカー
②総排気量125㏄以下または定格出力1,00kw以下の普通自動二輪車
➂原動機付自転車

標識や標示で最高速度や最低速度が指定されているところでは、その最高速度を越えたり最低速度に達しない速度で運転してはいけません。
長い時間を高速で走ったり、夜間に高速で走ったりすると速度感が鈍って、速度を出しすぎてしまう傾向があります。走行中は、速度計で確かめるようにしましょう。

高速道路で走る車線を確認しよう。

【試験問題】
本線車道とは、高速自動車国道および自動車専用道路で通常走行する部分(加速車線、減速車線、登坂車線、路側帯や路肩を除く)を指す。◯か✕か?

【解答】

本線車線とは、通常「高速走行する部分」を指します。
本線車道に入るにあたり加速するための「加速車線」、本線車道から出て減速するための「減速車線」、長い上り坂で速度が遅い車のために設けてある「登坂車線」、「路側帯や路肩」は含まれません。
そのため渋滞しているからといって、本線車道ではない路側帯や路肩は通行してはいけません

本線車道での通行区分は、原則として「2車線以上ある一般道路」と同じです。走行中は左側の白の線を目安にし、車両通行帯のやや左寄りを通行するようにしましょう。後方の車が追い越す場合に十分な間隔がとれ、接触事故の防止に役立ちます。
登坂車線のある道路は、荷物を積んだトラックなど速度が遅い車が利用します。登坂車線は本線車道ではないので、最低速度以下でも通行することができます。
ただし駐停車をしたり、登坂車線を使って追い越しをすることは禁止されています。

そして高速道路では、原則として駐車や停止をしてはいけません
しかし突然車が故障してしまった場合など、十分な幅のある路肩や路側帯にやむを得ず駐停車することはできます。そのような場合は、昼間は自動車の後方に停止表示機材を、夜間は停止表示機材とあわせて、非常点滅表示灯や駐車灯または尾灯を付けましょう。
高速で走っている後続の車に、追突されないようしっかり注意を払いましょう。

さいごに。

高速で自動車が走行する高速道路は、一般道路より危険が大きくなります。車間距離を十分とって走りましょう。また悪天候での高速は特に危険です。十分に注意して安全運転を心がけましょう。