こんにちは、通学教習所さぽっとのわかばです!
一方通行の道路でない限り、反対方向から対向車が走ってくる可能性は常にあります。
2台の車が十分に行き違えるほどの広い道路であれば、行き違いに注意することは特に問題ありません。しかし狭い道では行き違うことは難しいです。
また道路は自動車だけではなく、歩行者や自転車も通行しています。そのため対向車に気を取られすぎると、歩行者や自転車にぶつかってしまうような大事故になる可能性があります。
ではどのように行き違えば良いのでしょうか。行き違いについて、実際に学科試験で出題された問題を参考に確認していきましょう。
【このページで紹介する内容】
1、前方から歩行者が歩いていきた時の対処法について。
2、坂道での行き違い。「上り」と「下り」優先はどちら?
3、さいごに。
前方から歩行者が歩いていきた時の対処法について。
【試験問題】
幅が狭い道路を通行中、前方から歩行者が歩いてきたので一時停止した。◯か✕か?
【解答】◯
道幅が狭い道路で対向車と行き違うときは、ぶつからないように対向車との間に安全な間隔を保たなければいけません。道が狭くて安全な間隔が保てない場合は、一時停止もしくはスピードを落として対向車を先に行かせるようにしましょう。我が先にと、焦ってスピードを上げるのは厳禁です。
道路では、自動車の他にも歩行者や自転車が通行しています。特に歩行者や自転車にぶつかると、相手に大ケガをさせてしまいます。
そのため歩行者や自転車との間には、必ず安全な間隔を保ちましょう。道幅が狭くて安全な間隔が保てないと判断した場合は、必ず一時停止をしましょう。急ぐあまりにスピードを上げると、重大な事故につながります。歩行者や自転車の動きには、十分に注意してくださいね。
前方に車が止まっている、工事をしている、障害物がある場合も、あらかじめ一時停止するかスピードを落とします。
対向車よりも先に障害物の横を通り過ぎようとしてスピードをあげると、正面衝突する危険があります。必ず対向車に道を譲り、対向車が通り過ぎてから改めて進路変更をして障害物を避けて進みましょう。
坂道での行き違い。「上り」と「下り」優先はどちら?
【試験問題】
坂道で行き違う際は、下り通行車の方が勢いのある状態なので先に通過する(近くに待避所がない場合)。◯か✕か?
【解答】✕
行き違いを必要とする場合は、平坦でまっすぐな道路だけではなく、坂道で行き違う場合もあります。その他、山道で片側が谷や崖になっている場合もあります。このような場所で行き違う場合には、どのようにしたらよいのでしょうか。
坂道で行き違うときは、原則として「下りの車」が一時停止 をします。これは上り坂で発進するのが難しいので、上りの車に道を譲るルールになっています。
坂道を下っているときに下から対向車がきた場合には、対向車に道をゆずりましょう。しかし近くに待避所がある場合は、上りや下りに関係なく待避所がある側の自動車がそこに入って対向車に道を譲ります。
坂道を下っているときでも、上り側に待避所があれば対向車に道を譲る必要はありません。対向車が待避所で待ってくれるので、先に行かせてもらいましょう。
山道で片側が谷や崖になっている場合は、上りや下りに関係なく谷側や崖側を通る車が安全な場所で停止して道を譲ります。急いで進もうとして谷や崖に落ちると大変です。そのため落ちる危険のない側の車が先に進みます。
さいごに。
対向車や歩行者などと行き違う時には、安全な間隔を十分に保って接触しないように気をつけましょう。
安全な間隔がとれないときは、一時停止か減速を。「お先にどうぞ」の精神で、安全運転を心がけましょうね。