18歳になれば取得できる普通免許。運転免許を取ったら、お気に入りの車を購入して、ドライブを楽しむ。彼女・彼氏とドライブデート、子どもを乗せてお出かけをするなど、人によって楽しみたいドライブは異なりますが、自分でハンドルを握ってアクセルを踏んで、運転できるようになる日を楽しみに、教習所・自動車学校に通って免許取得を計画している方はいらっしゃると思います。
多くの人が持っている普通免許。この普通免許を取得すればどんな車が運転できるの?免許取得までの流れは?教習所に入校する前におさらいしておきましょう。
普通免許で運転できる車の種類は?
普通免許を取得すれば、どんな車が運転できるのでしょうか?
初めて自動車を運転する多くの人が最初に取得する運転免許は、正式には「普通自動車第一種免許」といいます。
普通自動車には、マニュアル車(MT車)とオートマティック車(AT車)があります。ギアチェンジを手動で行うのがMT車、自動でギアチェンジをして走行するのがAT車です。2011年のデータでは普通自動車の年間販売台数の98.5%がAT車という数字が出ており、街を走る普通自動車のほとんどはAT車ということがわかります。
免許を取るときには、AT車限定にするかMT車にするかを決めなくてはなりません。マニュアル車でも走りたい。将来は大型車の免許も取りたいと考えている人はMTで免許を、AT車だけ運転できればよいと思っている人はAT限定免許を取得することをおすすめします。
普通免許で運転できるのは
・原動機付自転車(原付)
・小型特殊自動車(トラクター)
・車両総重量5トン未満、最大積載量3トン未満、乗車定員10人以下の自動車
となります。
※平成19年(2007年)以降に取得された普通免許から適用されています。
平成19年以前に取得された普通免許では、車両総重量8トン未満限定の中型自動車まで運転することができます。
また、平成27年(2015年)に改正道路交通法が可決され、「準中型自動車免許」が設置されることになりました。施行後は、普通免許で運転できる自動車は総重量が3.5トン未満のものに限定されることになります。
普通自動車免許を取得できる条件とは?
普通免許を取得できるのは満18歳の年齢からです。本免許の前に取得する必要がある「仮免許」も満18歳からの取得になります。教習所・自動車学校は、入校してから9か月以内に教習を終えなくてはなりません。9か月を過ぎるとすべての教習が無効になってしまいますので、気をつけるようにしてください。
その他の取得条件としては下記の内容が挙げられます。
・視力・・・両眼で0.7以上、片眼で0.3以上、視野150°以上(矯正視力でも可)
・聴力・・・日常会話に支障がないこと(補聴器使用も可)
・色覚・・・赤・青・黄の3色の識別ができること
・身体能力・・・ハンドル、アクセル・ブレーキ・クラッチを操作するのに支障のない身体機能を持っていること
普通自動車免許取得までの流れ(指定自動車教習所に通った場合)
指定自動車教習所に通った場合の運転免許取得までの流れをご紹介します。
■入校の手続きを行います。いよいよ教習の始まりです。
↓
■第一段階(仮免許取得まで)
ドライバーとしての心構えや、信号、道路標識など基本的な知識を学びます。
実際に車に乗り、教習所内のコースを使って、基本的な運転操作を習得します。
↓
■試験を受けて仮免許を取得
第一段階が終了したら、仮免許試験を受験します。合格すれば仮免許が交付されます。
↓
■第二段階
技能教習は一般道で路上教習となります。実際の道路で、運転技術を磨きます。
また、危険を予則した運転のしかたを学び、目的地まで自分で経路を決めて走行する自主経路、高速道路での教習もあります。並行して学科教習も行われます。
↓
■卒業検定を受けて教習所を卒業
すべての教習が終了したら、卒業検定です。
見事合格すれば、卒業証明書が発行されます。
↓
■学科試験に合格し普通自動車免許を取得
各都道府県の運転免許試験場で学科試験に合格すれば、普通免許取得です。
普通自動車免許を取得することで、彼女・彼氏とドライブデート、子どもを乗せてお出かけをするなど楽しみの幅が広がります。是非、免許取得にトライしてみてください。