本標識とセットで覚えたい、「補助標識」の意味を理解しよう。

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こんにちは、通学教習所さぽっとのわかばです!

「本標識」のそれぞれの意味について、ここまで学習してきました。
でも実際に道路で見る標識には、「本標識」に数字や文字の補足がついているものを見かけませんか?

この補足をしている標識を「補助標識」と言います。
「補助標識」は、通常の記号標識とは違いほとんどが文字で記載されている為、意味をしっかり理解したら覚えるのは簡単です。認識間違いをしないよう注意しましょう!

【このページで紹介する内容】
1、「補助標識」の基礎知識。
2、理解すると納得。文字で伝える「補助標識」。
3、記号が示す「補助標識」。
4、日時や時間を知らせる補助標識。
5、さいごに。

「補助標識」の基礎知識。

「補助標識」とは、「本標識」が標示する交通規制について距離や時間などを補助する内容が書かれた標識です。
注意しなければならない「本標識」の意味をより詳しく伝えるために文字や記号で補助した標識で、自動車向けや歩行者へ注意を促す標識もあります

 主な補助標識
 1  距離・区域  7  日・時間  11  車両の種類  17  駐車余地
 2  始まり  8  区間内・区域内  13  終わり  18  追い越し禁止
 3  通学路  9  踏切注意  14  横風注意  19  動物注意
 4  注意  10  注意事項  15  規制理由  20  方向
 5  地名  11  前方優先道路  16  始点  21  終点
 6  標章車専用

理解すると納得。文字で伝える「補助標識」。

 【本標識+補助標識】
「自転車通行可」と記載があり、これはここからの道は自動車と歩行者のみ通行可能であることを示しています。
他にも「歩行者用道路、自転車も乗れません」と記載がある補助標識がありますが、その場合は自動車だけではなく、自転車もこの道では乗る事はできないことを意味しています。アーケードなどの歩行者専用道路で、見かけることが多いです。

他にも、「自転車通行禁止」の本標識の下に「車道」という補助標識が付くことがあります。
これは「自転車は車道を走ってはいけません」という意味になります。最近は自転車で長距離旅行する方も増え、車道を自転車が通る機会が多くなりました。運転していると、原付自転車のように車道を颯爽と走って行く自転車を見かけることも。自転車といえども交通ルールを守ることは一緒。しっかり標識を守りましょう。

記号が示す「補助標識」。

 【交通規制の区間「始点」】
左の補助標識は、本標識が示す交通規制が「ここからはじまる」という事を表しています。
 【交通規制の区間「終点」】

「ここからはじまる」とは逆に、「ここで終わる」事を表しています。
他にも同様の意味で「青い斜線」が交通規制の終わりを意味しています。合わせて覚えておきたいですね。教習所・自動車学校では、このような間違えやすい・紛らわしい標識について詳しく教えてくれる事もあるので、しっかり覚えておきましょう。

日時や時間を知らせる補助標識。

「バス優先」の本標識の下に「バス・ハイヤー(日曜・休日を除く)7:00~9:00、17:00~19:00」の補助標識がついている場合、注意が必要です。これは「7:00~9:00、17:00~19:00まではバスが優先される為、バスの通行を妨げない運転が必要です」という意味を示しています。
また本標識の「優先」部分が「専用」になっている場合は、標識の時間帯はバスの「専用車線」となるためその車線を走ってはいけません。本標識と時間帯の補助標識の両方の理解が必要です。注意しましょう。

他にも「普通車と二輪車は侵入禁止」の本標識の下に、「土曜日曜休日の0-5」の補助標識がついている場合も意味を正しく理解しましょう。これは「平日の終日」と「土曜・日曜・休日の5:01~23:59」までは、普通車と二輪車も侵入してよいという意味になります。
紛らわしく理解するまで少し考えてしまいそうですが、他の通行の妨げにならないよう早く理解できるよう覚えていきましょう。

さいごに。

補助標識と一緒に、紛らわしい標識も一緒にご紹介しました。
運転免許を取得する際に標識の勉強はしっかりしておかないと、実際の運転中に意味がわからず他の通行を差曲げてしまう可能性も。それが事故につながる事も考えられます。
標識は運転中でも瞬時に意味がわかるようにしっかり理解しておかないと、最後は自分自身が困ることに。
何度も何度も問題を解いて、本標識と補助標識の意味を理解できるようにしておきましょう。