すぐに覚えられる?「指示標識」の優先を意味する標識、見落としがちな標識に注意!

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こんにちは、通学教習所さぽっとのわかばです!

今回は、「指示標識」についてご紹介していきます。
「指示標識」は、通行に関する指示や特定の交通方法を表している標識です。

例えば自動車を運転するにあたって、運転手のみなさんが好き勝手に道路を通行したり、好きなように自動車を無断駐車すると多くの人が困ってしまいます。その為、道路によって通行の方法や自動車の駐車場所を指示する必要があります。

運転するにあたって特に注意しておきたい「指示標識」をピックアップしたので、ぜひチェックしてみてくださいね。

【このページで紹介する内容】
1、「指示標識」の基礎知識。
2、優先される道路や車両を知ろう。
3、見落としで、交通違反になりやすい標識。
4、さいごに。

「指示標識」の基礎知識。

「指示標識」とは、その道路で特定の通行方法を指示したり、道路交通上にて決められた場所などを指示する標識のことです。基本の「指示標識」は青と白で標示されており、数十種類あります。唯一「規制予告」のみ、青と白と赤で標示されています。

他の標識と比較すると、「指示標識」は数が少ない為覚えやすく、意味が理解しやすい標識が多いのが特徴です。
運転免許を取得する際に教習所・自動車学校でもしっかり学習する内容です。正しく意味を理解してスムーズに学科試験に合格できるように覚えておきましょう。

 主な指示標識
 1  並進可  6  中央線  11  安全地帯
 2  軌道敷内通行可  7  停止線  12  規制予告
 3  駐車可  8  横断歩道  13  高齢運転者等標章自動車駐車可
 4  停車可  9  自転車横断帯  14  高齢運転者等標章自動車停車可
 5  優先道路  15  横断歩道・自転車横断帯

優先される道路や車両を知ろう。

「指示標識」の中でも、特に注意したい重要標識である「軌道敷内通行可」「安全地帯」「優先道路」の3つをご紹介します。
この標識の意味を間違えたり、見落として運転することで、大きな事故につながる可能性も。ご自身が運転する地域には路面電車がないから大丈夫!ではなく、しっかりと覚えておくことで不慣れな地域でも安心して運転することが出来ますよ。

 【軌道敷内通行可】
路面電車が通行する為に必要なエリアを「軌道敷」といいます。原則として、自動車はこの「軌道敷」を通行する事はできません
しかし、路面電車が通行する道に「軌道敷内通行可」の標識がある場合は通行可能です。通行する際には十分に注意するとともに、路面電車の通行を妨げないようにしましょう。
 【安全地帯】
通行者にとって「安全な場所です」と、知らせている指示標識です。
路面電車や道路を横断する通行人の為に設けられた場所で、ホームがない場合は道路に直接「指示標示」と「安全地帯」の標識が標示されています。
安全地帯への車両の進入は不可です。また、前後10mmと安全地帯の左側は駐停車禁止場所になるので、注意しましょう。
 【優先道路】
この標識がある道路は「優先道路」です。
交差点に設置されている場合、この標識が設置されている道路が優先して交差点を通る事ができます。標識がない場合は、道幅が広い道路が優先されます。
優先道路の標識をしっかり守らないと事故につながることも。見落とさないように注意しましょう。

見落としで、交通違反になりやすい標識。

「指示標識」の中でも「知らなかった」「見落とした」では済まされない、重要な標識を一部ご紹介します。
運転中は様々なことに目を配らせて、細かいことも把握しながら進むのも大変です。しかしそれ以上に、事故があってはもっと大変ですね。一つ一つの標識内容を正しく理解し把握しておけば、もしもの時もすぐ判断できます。しっかり覚えておきましょう。

 【停止線】
一時停止標識の「停止線」とは別に、一部地域には「停止線」の標識が存在します。これは雪国など、雪が長い間降り積もることで道路が雪に埋もれてしまい、路面に書かれた停止線が見えなくなってしまう為です。
雪国では一般的な標識ですが、都心に居るとなかなか見かけないのが正直なところ。しかし、普段訪れない場所で運転した時、「停止線」の指示標識を見かけて困ること無いよう、覚えておきましょう。
 【駐車可】
自動車を、その場所に駐車できることをあらわす標識です。
「駐車可」標識の下に「標章車専用」と指示標識が付けられている事があります。その場合は「高齢運転者等標章自動車」が駐車する事ができる場所という意味になります。そのため、一般車は駐車する事はできません。高齢者や妊婦さんが申請して停められる場所になるので、その「指示標示」がある場合は注意しましょう。
 【規制予告】
下部に「この先100m・・・」などの指示が書かれていて、「規制を予告」している標識です。
踏切がある事や大型車の通行は禁止されている事などを予告していることが多いです。そのため、事前に規制を把握することができます。
時間などが細かに書かれている事もあるので、見落としが無いようにしっかり注意して進みましょう。

さいごに。

運転免許取得の際に、教習所・自動車学校で標識をしっかり学ぶ時間はあります。間違えやすい標識も、教官がポイントとして教えてくれることもあるので、授業をしっかり聞いておきましょう。特に「指示標識」は他の標識に比べて数が少ないので覚えやすいと言われているので、最初に学習してみてもいいかもしれませんね。

そもそも、標識は「命を守る」為に作られた運転社会のルール。
免許取得のためだけに覚えるのではなく、今後自動車を運転する立場になった時に自分自身や周りの方を守るためにも、「指示標識」の意味をきちんと理解して、しっかり覚えましょう。