運転免許証の第二種とは?正しく知っておきたい第一種との違い。

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こんにちは、通学教習所さぽっとのわかばです!

タクシーやハイヤー、運転代行のドライバーになるためには、「普通第二種免許」が必要ですね。
人の生命を預かって車を運転する「プロのドライバー」の証明書とも言える普通第二種免許は、普通第一種免許と比較して取得するのが難しいとされています。

一発合格を狙う方もいらっしゃいますが、指定自動車教習所や自動車学校で体系的に学ぶ方が効率的と言われています。
今回は普通第二種免許の取得を目指す方が、教習でどのようなことを学ぶのか、一部をご紹介していきます。

【このページで紹介する内容】
1、学科と技能、それぞれの教習内容について。
2、ここだけは押さえておきたい!普通第二種免許の重要ポイント。
3、さいごに。

学科と技能、それぞれの教習内容について。

運転免許証の中でも、取得難易度が高めと言われている「普通第二種免許」。取得するにあたって、教習所・自動車学校で学ぶ内容は「普通第一種免許」と何が違うのでしょうか。

「自動車の運転はすでに慣れるし、そんなに難しいかな・・・?」
と思って実際に教習を受けると、意外に難しい…と思う方も少なくありません。

入校してそのような事にならないよう、「普通第二種免許」の教習内容について事前に確認しておきましょう。

【学科教習】
普通第二種免許では普通第一種免許の学科教習に加えて、応用的でより専門的な「旅客輸送」に関わる知識の習得が求められます。

例えば観光バスを運転している場合に、高速道路上で駐停車できる場所。また非常扉を設けなければならない車両の定員など。このように、「旅客輸送」に関する普通第二種免許ならではの問題が出題されます。
学科試験の合格点は普通第一種免許と同じ90点以上ですが、問題の難易度が高くなっています。繰り返し練習問題をといて、しっかり習得していきましょう。
※学科教習は免除にはなりません。

【技能教習】
当たり前ですが、普通第一種免許よりも高度な運転技術が求められます。

技能教習は、「常に乗客を乗せた状況を想定しながら、安全で正確な運転技術」を身につけていくことに重点が置かれた教習内容になっています。
普通第二種免許の取得には「普通第一種免許の取得後3年以上経過している」必要があるため、その経過期間に運転が自己流になってしまっている方も多いです。
そのため、運転の基本に立ち返って改めて学び直す姿勢が大切です。

例えば目標物に合わせた停止の仕方、鋭角コースの通過、進路変更の仕方など、普通第一種免許よりも高度で確実な運転技術が必要です。その他にも旅客を想定した運転や危険を予測した運転を、第一段階、第二段階に分けて学ぶ仕組みになっています。

どの内容も乗客を乗せて運転するプロのドライバーとして、身につけなくてはならないことばかりです。

ここだけは押さえておきたい!普通第二種免許の重要ポイント。

普通第二種免許を取得するにあたって、特に身につけておきたい技能の重要ポイントをいくつかご紹介します。

①狭路・鋭角コースの通行
普通第一種免許の教習にはない「かなり難しいとされる狭路」や、「鋭角コースの通行」が含まれています。
高度な運転技術が要求されているのがわかりますね。

②進路変更
乗客を乗せて運転する場面では、自家用車を運転する時よりも頻繁に進路変更をすることが多くなります。
そのような時に、周囲の車や歩行者にも気を配った安全な進路変更ができるようになる必要があります。

③歩行者等の保護
路肩に停車し、乗客を乗り降りさせることも多いタクシードライバー。
もちろん、一般の車にも求められている歩行者等への目配りですが、それ以上に一層の自覚をしなくてはいけません。

④夜間の運転・悪条件の中での運転
普通第二種免許の教習は、夜間や天候などが悪条件の中でも、安全に車をコントロールできる技術を身につけるようにプログラムされています。

⑤停車
乗客の要望で停車する機会も多い普通第二種免許の運転。
その際に駐停車禁止場所で車を停車してしまわないよう、正しいルールをしっかり頭に入れておくことが大切です。

普通第二種免許の技能試験は、80点が合格点です。
普通第一種免許の70点より高い合格基準点となっておおり、採点基準もさらに厳しいものになっています。

このように、普通第一種免許より「高度な運転技術」と「安全に配慮した運転」が身についてこそ、乗客を乗せて運転できるドライバーとして認められます。

さいごに。

運転のプロとして、乗客を乗せて仕事をするための「普通第二種免許」。
合格は決して易しいものではありませんが、取得後は仕事の幅も広がること間違いなしの免許です。

是非、挑戦してみてくださいね!