教習所・自動車学校には、公安委員会の認可を受けた指定教習所(公認教習所)と
公安委員会の認可を受けていない届出教習所があります。このページでは、
その二種類の違いをご説明します。教習所選びの参考にしてくださいね。
指定教習所と届出教習所の免許取得までの流れ
指定教習所と、届出教習所の最も大きな違いであり、指定教習所の最大のメリットと言えるのが、指定教習所卒業者は運転免許試験場での技能試験が免除されることです(学科試験は免除されません)。届出教習所の場合は、教習所で運転の練習をした後、仮免許・本免許・適性検査を運転免許試験場で受験することになります。
ちなみに、警察白書の統計資料「運転免許試験新規合格者に占める指定自動車教習所卒業者の割合」によると、
平成22年度の普通免許の新規取得者のうち、97.5%が指定自動車教習所の卒業生になっています。

指定教習所・届出教習所の違い
下の表では、費用面と、合格難易度の観点から、指定自動車教習所と届出自動車教習所の違いを整理してみました。腕に自信があり、届出教習所で練習して、運転免許試験場で一発合格を狙う方もいるようですが、何度も落ちてしまうと費用面でも、取得までの期間で見ても指定教習所よりもかかってしまうケースがあるため、指定教習所の安心感を取る方も多いようです。
指定自動車教習所
届出自動車教習所
価格(費用)
届出教習所で練習して、一発で試験に通った場合と比較すると、費用が高い。
努力・スキル次第では、費用を安価に抑えることができるが、何度も試験に落ちてしまった場合は、結果として、指定教習所を卒業するよりも費用がかかってしまう場合もある。
合格難易度
・習得技術
教習所内での試験は、運転免許試験場での一発受験と比較すると、普段練習で走っているコースで行われることもあり、相対的に受かりやすいと言われている。
特定のカリキュラムがないので、技能教習は苦手な所を重点的に練習でき、試験場での試験に合格するまで受験するため、相対的に高い技量が習得できる可能性が高い。学科教習がないので、学科は自分で勉強する必要がある。