豪雨や濃霧などの、悪条件下で運転する際に気をつけたいこと。

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こんにちは、通学教習所さぽっとのわかばです!

夜間や雨天時の運転など、極力悪条件下時は自動車を運転をしたくないですよね。
でも運転中に、突然集中豪雨や濃霧に見舞われて避けられない時があるかもしれません。

そのような悪条件で運転をすることになった場合は、どのように運転すれば良いでしょうか。
学科試験で出題された問題を確認し、しっかり学習していきましょう。

【このページで紹介する内容】
1、急な豪雨に遭遇!真っ暗闇の中での運転方法は?
2、運転中に濃霧発生!どうしたらいいの?
3、さいごに。

急な豪雨に遭遇!真っ暗闇の中での運転方法は?

【試験問題】
夜間、道路照明などで50m先が見えるときは灯火をつけなくてもよい。◯か✕か?

【解答】

夜間に運転する際には、必ず3つのランプをつける必要があります。

【夜間につけるランプ】
①前照灯(ヘッドライト)
②車幅灯(スモールランプ)
③尾灯(テールランプ)

昼間でも、トンネル内や濃い霧、大雨の中などで50m(高速道路では200m)先が見えないような場所では、同様にこれらのランプをつけなければいけません。
夜間の場合は、50m先が見えるときであっても対向車に自分の存在を知らせるために、ランプをつける必要があります。

また夜間にやむを得ず道路に駐停車する場合は、必ず非常点滅表示灯(ハザードランプ)、駐車灯、または尾灯をつけなければなりません。
駐停車する場合は、道路照明などで50m後方から先が見えるときや、停止標示機材を置いて駐停車しているときは、夜間でもランプをつけなくて構いません。

夜間の走行中に対向車のライトを直接目に受けたとき、まぶしさで一瞬目が見えなくなることがあります。これをげん惑と言いますが、げん惑されると資力が回復するまでに数秒かかるので注意が必要です。
対向車のライトがまぶしい場合には、視線をやや左方向に向け、目がくらまないようにしましょう。

その他にも夜間の走行中に、自分の車のライトと対向車のライトがちょうど交わると、その場所にいる歩行者や自転車が見えなくなる現象が起こることがあります(蒸発現象)。
対向車がいる場合には、十分に注意しましょう。

運転中に濃霧発生!どうしたらいいの?

【試験問題】
昼間だったが、霧が発生している道路を走行していたので、前照灯を上向きにし、慎重に運転した。◯か✕か?

【解答】

昼間でも霧が発生している中で運転する場合には、視界が悪いため前照灯やフォグランプ(霧灯)を点灯しなければいけません。
その際に前照灯が上向きになっていると霧に乱反射するので、前照灯は下向きにしましょう。
また濃霧の中ではランプだけでなく警音器もあわせて使用し、速度を落として慎重な運転を心がけましょう。

その他、雨が降った後など水がたまった路面を走行するときも注意が必要です。
高速で走行すると水の上をタイヤが滑ってしまい、ハンドルやブレーキが効かない状態が発生します。雨上がりで濡れている路面ではスピードは落とし、十分に注意しながら運転しましょう。

あまりあって欲しくないですが、運転中に大地震が発生する可能性もあります。激しい振動を受けてハンドルをとられてしまうので、ハンドルをしっかり握りましょう。
急ハンドルや急ブレーキはかけず、できる限り安全な方法で道路の左側に停止します。その後はカーラジオなどで情報を確認し、周囲の状況に応じて避難します。
車を置いて避難するときはエンジンキーはつけたまま、窓を閉めてドアはロックしないようにしましょう。

さいごに。

夜間や霧の中などの悪条件下での運転は、見通しが悪くなるため非常に危険が大きくなります。
げん惑や蒸発現象などの咄嗟に起きる現象を十分に理解して、慎重に運転をしましょう。