「飲酒運転」や「子どもを乗せて運転する時」に注意したいこと。

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こんにちは、通学教習所さぽっとのわかばです!

自動車を運転し、万が一事故を起こしてしまったら、人の命も奪いかねない悲惨なことになってしまいますね。
「交通ルール」はそのような事故が起きないよう、安全で円滑に道路が利用されるように決められています。そのため「交通ルール」に違反すると罰金を課されたり、免許取り消しや、損害賠償を請求されるなど刑事上、行政上、民事上の責任が問われることもあります。

では「交通ルール」を守って安全に運転するには、どのような心構えが必要なのでしょうか?
今回も学科試験の問題を参考に、確認していきましょう。

【このページで紹介する内容】
1、少しくらいのお酒なら大丈夫?飲酒したときの交通ルール。
2、子どもが嫌がるときは、チャイルドシート無しでもいいの?
3、さいごに。

少しくらいのお酒なら大丈夫?飲酒したときの交通ルール。

【試験問題】
長時間運転をしていたが、疲れたため眠気覚ましに少量の飲酒をした。◯か✕か?

【解答】

ほんの少しであっても、お酒を飲んだら絶対に運転をしてはいけません
アルコールは少量でも、脳の機能を麻痺させます。車を安全に運転するには、判断力や情報処理能力、注意力などが必要不可欠ですが、お酒を飲むと判断力や自制心、スピード感が鈍るため危険の発見が遅くなり、反応が遅くなってしまいます。気が大きくなってスピードを出しすぎてしまったり、車間距離の判断を誤ったり、ブレーキを踏むのが遅れたりなどと、事故に結び付く危険性がとても高くなってしまうのです。

飲酒運転によって、過去に重大で悲惨な交通事故が引き起こされました。そのため社会問題となり、飲酒運転による罰則が厳しくなり、行政処分も強化されました。
飲酒運転は一発で免許取り消しになり、場合によっては懲役になることさえあり得ます。そして車を運転した人だけでなく、お酒を飲んだ人に車を貸した人や同乗者、自動車を運転する人にお酒を提供した人や勧めた人も、罪に問われます。お酒を飲んだ人に送迎を頼んだり、自動車を貸したりしてもいけません。飲酒運転は、きわめて悪質で危険な犯罪です。

「お酒を飲んだら絶対運転をしない!」「運転手にはお酒を飲ませない!」が絶対の決まりです。

子どもが嫌がるときは、チャイルドシート無しでもいいの?

【試験問題】
チャイルドシートはやむを得ない場合を除き、使用しなければならない。◯か✕か?

【解答】

6歳未満の乳幼児には、チャイルドシートを使用することが義務付けられています。これはレンタカーを使う時や、知人の車に乗せてもらう時も同様です。
チャイルドシートは身体が小さいために座席ベルトを使用できない子どもを、交通事故の被害から守るためのものです。市販されているものには、身体の大きさに合わせて乳幼児用ベッド、幼児用シート、学童用シートがありますが、子どもの身体の大きさに合わせたものを着用しなければいけません。
ただし病気やけがでチャイルドシートに座っていられないほど具合が悪い場合や、著しく太っているなどで合うチャイルドシートがない場合、タクシーやバスに乗る場合等というやむを得ない事情がある場合には、免除されます。

しかし「抱っこしているから」「子どもが嫌がるから」は、使用しなくてもよい理由にはなりません。
追突など事故の強い衝撃は、腕力で支えきれず子どもが車の外に放り出されてしまう危険性があります。大切な子どもの命を守るためにも、チャイルドシートは適切に使用しなければいけません。
またそれ以外の人は、シートベルトの着用が必須です。腰ベルトは骨盤を巻くように、肩ベルトは首にかからないように着用し、「カチッ」と音がするまでしっかりとバックルに金具を差し込みます。
きちんと着用しないと意味がないので、しっかり覚えておきましょう。

さいごに。

自動車を運転する人には、「交通ルール」を守り、他の人に危険・迷惑なことをしない責任と義務があります。
「交通ルール」を破ると様々な責任を問われます。特に、昨今は飲酒運転に対して厳しくなっているので、注意しましょう。

体調が悪い時も判断能力が鈍ります。運転をする時はよい体調で臨み、長時間運転をするときは、2時間に1回は休憩が必要です。
ルールを守り、正しい方法で、ドライブを楽しみましょう。