歩行者や自転車はもちろん、初心者マークの自動車に気をつけよう。

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こんにちは、通学教習所さぽっとのわかばです!

運転免許を取得していざ運転しようとすると、今まで以上に自動車以外に様々な方が道路を通行していることに気づきます。歩行者や自転車に乗っている人はもちろん、子どもが飛び出してくる可能性など、道路には様々な危険をはらんでいます。

一方で、自動車を運転している人の中にも様々な方がいます。運転能力に優れたベテランドライバーだけではなく、運転を始めて間もない初心者や、運動能力に自信のない高齢者、聴覚や身体に障害のある人も運転しています。

自分自身が運転する際に、このような人たちに危険を加えないようにするには、どのような注意が必要なのでしょうか。実際の試験問題から見ていきましょう。

【このページで紹介する内容】
1、歩行者や自転車の近くを通るときの注意事項。
2、初心者マークが貼ってある自動車には、要注意です。
3、さいごに。

歩行者や自転車の近くを通るときの注意事項。

【試験問題】
安全地帯のそばを通るときは、歩行者がいなくても徐行しなければならない。◯か✕か?

【解答】

原則として安全地帯のそばを走行する際に、歩行者がいる場合は徐行しなければいけません。
しかし、明らかに歩行者がいない場合は徐行せず、そのまま走行することができます

でも、場所によっては安全地帯や歩道がないような道で、歩行者のそばを走行する際はどうしたらいいのでしょうか。
基本的には、歩行者との間に安全な間隔をあけたら走行可能です。もし道路に十分な幅がなかったり、工事現場や障害物などがあり歩行者との間に安全な間隔をあけられなければ、徐行しましょう。
自転車のそばを通るときも、自転車との間に安全な間隔をあけるか、徐行しなければなりません。いつ自転車がふらついて、車に近づいてくるかわからないからです。そして交差点では、左側を通行している自転車を巻き込まないよう、十分に注意しましょう

さらに注意が必要なのは、停止中の車のそばを通るときです。止まっている車のドアが急に開いたり、急発進する可能性があるからです。他にも、車の影から人が飛び出してくることもあるかもしれません。
停車中の車のそばを通るときは、車に人が乗っていないか、車の下から足、屋根の上から頭が見えていないかしっかり確認して走行しましょう。

初心者マークが貼ってある自動車には、要注意です。

【試験問題】
普通免許を受けてから1年未満の運転者は、運転に自信があっても初心者マークを付ける義務がある。◯か✕か?

【解答】

普通運転免許を取得してから1年を経過していない初心者運転者は、初心運転者標識(初心者マーク)をつけなければなりません。また運転歴が仮に長くても、運転免許を失効して新たに普通免許を再取得した場合は、初心者マークを付ける義務があるので注意しましょう。
一般的に初心者マークをつけた車の運転手は運転に慣れていないことが多いので、運転しやすいように保護してあげる必要があります。危険を避けるためやむを得ない場合以外は、走行中に初心者マークをつけた車に横から近づいたり(幅寄せ)、前方へ割り込んでいってはいけません

初心者マークのほかにも、70歳以上の高齢者が対象となる「高齢運転者標識(高齢者マーク)」「身体障がい者標識(身体障がい者マーク)」があります。これらのマークを付けている車も、初心者マークを付けた自動車と同様に保護しなければいけません。無理な幅寄せや、割り込みをしないように心がけましょう。

さいごに。

歩行者や自転車については、横断歩道に近づいた時も注意が必要です。
横断歩道に、明らかに横断する人や自転車がいない時はそのまま通行して構いませんが、横断する人などがいる場合は歩行者が優先です。横断歩道の手前で、ちゃんと一時停止しましょう。
横断する人がいるか分からない場合は、いつでも止まれるように減速しましょう。

歩行者や自転車と自動車の事故が起こった場合、歩行者や自転車の被害の方が明らかに大きいです。歩行者・自転車には十分に注意して、安全運転を心がけましょう。