運転免許証の有効期限と、色の意味を知っておこう。

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こんにちは、通学教習所さぽっとのわかばです!

「運転免許証、無事に取得できた!」

でも、取得したらそれで終わりではありません。運転免許証には有効期限があり、決められた期間内に更新手続きを行う必要があります。
初めての更新はもちろん、久しぶり運転免許証を見たら更新が過ぎていた!なんて事があっては大変。期日内に更新手続きを忘れてしまったり、面倒と思って手続きをしないと、免許が失効してしまうため再度取得し直しになることも。特に普通自動車以外にも、大型免許や大型二輪など複数の運転免許を持っている場合は、その資格も同様に無くなってしまうので注意が必要です。

今回は知っておきたい免許証の有効期限を、免許証の色別にご紹介するとともに、優良運転者(ゴールド免許)のメリットにも触れていきます。

【このページで紹介する内容】
1、運転免許区分を知ろう。
2、運転免許証の色と有効期限を確認しよう。
3、優良運転者(ゴールド免許)のメリット。
4、さいごに。

運転免許区分を知ろう。

運転免許証には「運転免許区分」というものがあり、大きく5つに区分されます。
区分によって更新手続き時の講習内容が変わっており、更新にかかる費用も変わります。

また次の項目で触れますが、運転免許証の色で基本的な有効期間は決まっています。
しかし「運転免許区分」によっては、その有効期間がさらに長くなることがあります。

まずはどのような区分があるのか、その特徴を確認しておきましょう。

【一般運転者】
運転免許証の取得歴が5年以上。そして過去5年間、軽微な違反(3点以下の違反)が1回のみの方を指します。

【優良運転者】
運転免許証の取得歴が5年以上。そして過去5年間、無事故で無違反の方を指します。

【違反運転者】
運転免許証の取得歴が5年以上。そして過去5年間、軽微な違反1回を除く違反等がある方(軽微な違反2回以上、4点以上の違反など)を指します。

【初回更新者】
運転免許証の取得歴が5年未満。そして運転免許証の取得後、初めての更新かつ軽微な違反(3点以下)が1回以下の方を指します。

【高齢者】
運転免許証の更新満了日の年齢が、満70歳以上の方を指します。

運転免許証の色と有効期限を確認しよう。

運転免許証の色は「ゴールド」「青」「緑」の3種類に分けられ、色によって有効期間が異なります。
近年は色で自動車事故のリスクを判断し、自動車保険会社によっては保険料が変わることもあるそうです。

ここでは運転免許証の色ごとに、有効期間や交付条件についてご紹介します。

【緑色(グリーン)の運転免許証】
■有効期間:免許取得時から3年間
■交付条件:初めて運転免許証を取得したとき
※更新期限までにそれよりも上位の免許取得した場合は、3年経過前に青色(ブルー)の運転免許証が交付されます

【青色(ブルー)の運転免許証】
■有効期間:基本的に3年間
■交付条件:緑色の運転免許証から、最初の更新手続きをしたとき。その後の更新時に、「優良運転者」に該当しないとき
※有効期間は基本的に3年間ですが、青色免許証の中でも運転区分が「一般運転者」「違反運転者」「初回更新者」によって有効期間が異なります。詳細は、表を確認してください

【ゴールドの運転免許証】
■有効期間:基本的に5年間
■交付条件:運転免許証の有効期間が満了する日以前5年間、無事故・無違反だったとき
※有効期間は基本的に5年間ですが、ゴールド免許証の中でも年齢によって有効期間が異なります。詳細は、表を確認してください
※ゴールド免許を所持している間に事故や違反を犯した場合は、次回更新時に青色免許になります

免許証の色 運転者区分 年齢 有効期間 免許証の色 運転者区分 年齢 有効期間
青色
(ブルー)
一般運転者 ~70歳 5年 ゴールド 一般運転者 ~70歳 5年
71歳 4年 71歳 4年
72歳~ 3年 72歳~ 3年
違反運転者 制限なし 3年        
初回更新者 制限なし 3年        

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優良運転者(ゴールド免許)のメリット。

一般運転者でも、自動車の運転は可能なので問題はありません。
しかし優良運転者(ゴールド免許)になると様々なメリットがあるため、多くの方は次回の更新時に優良運転者(ゴールド免許)になることを目指すようです。
具体的にどのようなメリットがあるのか、確認していきましょう。

【優良運転者(ゴールド免許)のメリット】
・更新期間が、最長の5年間
・更新時に受講する講習時間が30分程度で短く済む
・更新時に受講する講習料金が、一般運転者より割引になる
・都道府県によっては、運転免許試験場(センター)ではなく、 警察署で更新をすることが可能
・保険会社によっては、任意保険が最大10%安くなる
・自動車安全運転センター発行の「SDカード(無事故無違反を証明するカード)*」が発行可能 ※発行手数料有り
*SDカードは無事故無違反歴が変わると色が変わり、無事故無違反歴が10年以上になるとゴールドカードになります。
買い物やガソリン、レンタカー、マイカーの金利などで得になることがあり、「SDカード優遇店」では沢山の優遇が受けられます。

ゴールド免許が取得できるのは、5年間無事故無違反の条件を満たした次の更新時期ですが、時期によっては10年程度かかる場合があります。
また無事故無違反が5年以上で、新しい種別の運転免許を取得(例えば、普通免許大型二輪など)を取得すると、ゴールド免許になることもあります。

さいごに

運転免許を取得するために学習した事が、日ごろの運転にそのまま反映されると、よりよい車社会となりますね。
みんなが優良運転者となれば、今より事故がもっと減るのは間違いありません。
「優良運転者」として更新できるよう、日ごろから運転マナーを意識しましょう。