こんにちは、通学教習所さぽっとのわかばです!
長いトレーラーを牽引(けん引)しながら走る大型車。
交差点でのハンドルさばきに目を奪われたことはありませんか?
牽引免許を取得すると、キャンピングトレーラーや小型船舶などの輸送が可能なので趣味の幅も広がり、貨物用トレーラーなど貨物などの大容量の輸送も可能になので輸送業でも活躍できそうですね。
運転免許の中でも難しいとも言われている牽引免許を取得して、趣味や仕事の幅を広げてみませんか?
【このページで紹介する内容】
1、「牽引(けん引)免許」で運転できる車両。
2、免許取得に必要な資格や条件。
3、免許取得にかかる費用や時間。
4、さいごに。
「牽引(けん引)免許」で運転できる車両。
そもそも「牽引(けん引)免許」とは、どのような免許証かを確認しておきましょう。
「牽引(けん引)免許」とは、自走しない状態にある車両の総重量が750kgを超える被牽引車を、牽引(けん引)することができる免許証です。
ちなみに、被牽引車の総重量が750kg以下の場合や、故障車をロープラクレーンなどで牽引する場合は、「牽引(けん引)」免許は必要ありません。
「牽引車」と聞くと、どんな車両かイメージがつきにくいですよね。
具体的には、貨物用のトレーラーや大型キャンピングカー、トラクターがこれにあたります。
また、「牽引(けん引)免許」にも「第一種免許」と「第二種免許」があります。
「第一種牽引(けん引)免許」では、トレーラーや農業車など主に貨物を運搬する車両の運転が可能です。
「第二種牽引(けん引)免許」になると、トレーラーバス(運転席と乗車席が分離されているもの)や飛行機・新幹線など、被牽引車に乗客を乗せて運搬することができるようになります。
免許取得に必要な資格や条件。
「牽引(けん引)免許」は、免許証の中でも高度な運転技術が求められます。
そのため、免許取得には一定の資格と条件が存在します。
特に資格については、「第一種免許」と「第二種免許」でも異なるので注意が必要です。
【第一種牽引(けん引)免許の取得に必要な資格】
■満18歳以上の年齢である
■普通運転免許、普通二種、大型、大型特殊、大型特殊二種を所持している
【第二種牽引(けん引)免許の取得に必要な資格】
■満21歳以上の年齢である
■普通運転免許、普通二種、大型、大型特殊、大型特殊二種いずれかの免許証を所持しており、その免許の経歴(免許停止期間を除く)が通算3年以上である
【牽引(けん引)免許の取得に必要な条件】
■視力:両眼0.8以上、片眼0.5以上(眼鏡、コンタクトレンズでの矯正可)
■深視力検査:誤差が平均2㎝以下
■色彩識別:交通信号機の色 赤・青・黄の色の識別が出来る
■聴力:10mの距離で90dbの警音器の音が聞こえる
■自動車の運転に支障をきたす身体障害がない
免許取得にかかる費用や時間。
いざ、「牽引(けん引)免許」を実際に取得するとなったら、その費用や取得期間が気になりますね。取得方法と、平均的な予算・取得期間を調べてみました。
是非参考にしてみてくださいね!
【牽引(けん引)免許の取得方法】
①教習所・自動車学校に通って取得を目指す
②教習所・自動車学校の合宿免許で取得を目指す
③運転免許試験場(センター)で、一発合格(試験)を目指す
牽引(けん引)免許の取得には、荷台車と牽引する車の連結を意識した独特の運転技術が必要となります。
難易度が高いと言われる所以のひとつですね。
そのため、「一発合格」を受験するよりも、しっかり教習所で技術を習得して免許取得を目指す方が多いと言えます。
ただし、牽引(けん引)免許の教習が受けられる教習所・自動車学校は限られているので、事前に学校を探しておきましょう。
▲検索:「通学教習所さぽっと」で、牽引(けん引)免許の取得が可能な教習所・自動車学校を探す
「一発合格」を目指す場合は、牽引(けん引)免許には学科試験はないため、運転免許試験場で技能試験を受けることになります。
ちなみに小型トレーラー限定免許所持者は、試験車両を自分で持ち込まなければならないという条件があるので、注意しましょう。
【牽引(けん引)免許の取得にかかる費用】
免許証の取得方法で、費用は異なります。
他の免許同様に、一発合格(試験)は圧倒的に費用をおさえられますが、試験に落ちた場合は再度試験を受けるために追加で費用が発生します。そのため、教習所・自動車学校に通ったり、合宿免許で目指した場合とほとんど変わらないこともあるようです。
①教習所・自動車学校に通って取得を目指す場合:約14万円前後(自動車免許のみ取得済みの場合)
※取得済みの免許証、通う学校によって、費用は変動します
②教習所・自動車学校の合宿免許で取得を目指す:約11万円前後(自動車免許のみ取得済みの場合)
※取得済みの免許証、合宿免許で利用する学校によって費用は変動します。また宿泊費等が含まれているかどうかは、学校によります
③運転免許試験場(センター)で、一発合格(試験)を目指す:約6,550円 ※東京の場合
内訳:試験手数料:2,950円、免許交付手数料:2,050円、試験車使用料:1,550円
※運転免許試験場によって費用が異なる場合があるので、必ず事前確認をしてください
【大型自動車免許(大型免許)の取得にかかる時間(期間)】
①教習所・自動車学校に通って取得を目指す場合:約1週間~
※取得済みの免許証、通う学校によって、時間(期間)は変動します
②教習所・自動車学校の合宿免許で取得を目指す:最短6日~
※取得済みの免許証、通う学校によって、時間(期間)は変動します
さいごに。
牽引(けん引)免許は、厚生労働大臣指定の教育訓練給付金制度の利用が可能なので就職にも有利だと言われています。
教習所・自動車学校の入学金と教習料金を、職業安定所から(一部補助・給付金)支給されるので、費用面の心配は少し減りますね。
教習所・自動車学校でしっかり学び、牽引(けん引)免許を取得して、仕事にプライベートにと運転の幅を広げてみませんか?